霧降の滝(Kirifuri no taki)

栃木県日光市所野 落差85m 評価8
 華厳の滝裏見の滝と並び日光3名瀑の一つです。霧降高原の入り口、有料道路手前に駐車場があり、ここから5分ほどで、滝を見下ろす観瀑台へ行くことが出来ます。
 江戸時代には、葛飾北斎が諸国瀧廻りシリーズとして描いた八つの滝 (和州吉野義経馬洗滝東都葵ケ岡の滝相州大山ろうべんの滝美濃国養老の滝下野黒髪山きりふりの滝木曾海道小野ノ瀑布木曽路ノ奥阿弥陀ケ滝東海道坂ノ下清滝) の一つに選んでいます。



撮影2013/9/22
 隠れ三滝の帰りに霧降の滝を見てきました。紅葉の気配はまだ全くありません。
 滝の映像



撮影2012/10/7
 紅葉には少し早すぎました。なかなか紅葉真っ盛りの霧降の滝を見ることが出来ません。



撮影2008/10/11
 08年10月、再訪しましたが、紅葉にはまだ少し早かったようです。
 紅葉時期とあって、ひっきりなしに観光客がやってきます。
 たくさんの観光客がいて動画がうまく撮れなかった(歓声が音声に入ってしまう)ことと、遠望では物足りなかったことから、通行禁止となっている滝つぼまでの道を行くことにしました。
 遊歩道を離れてすぐに、大きな木に青いテープを巻いた目印がありました。ここを右側に降りていきます。
 するとすぐに朽ち果てた観瀑台が現れました。金網も破れ、手すりも完全に錆びています。
 観瀑台の左側になんとなく道があったので、ここから斜面を降りていきます。但し、道らしきものがあるのは最初だけで、道は全くありません。崖を木々の根っこをつかんでおりたり、岩に手や足をかけて、おりたりとかなり危険です。通行禁止になっているのも頷けます。
 滝は木々の間から時折見えていましたが、いよいよ滝つぼが近づいてきました。左側の枯れ沢から一気に滝つぼまで降ります。
 この枯れ沢ですが、ごみが一杯ありました。霧降の滝と言えば、きれいな滝という印象がありましたが、滝つぼはこの枯れ沢(上流は山の上ホテル)からのごみの為、意外にも汚れていました。
 遊歩道の分岐から、20分ほどで滝前に立つことが出来ました。時間はそれほどかかりませんでしたが、かなり危険な道です。決して真似しないようにして下さい。
 上部が二条に分かれていますが、下部は滑状になっており、水量も多いので、変化のある流水を楽しむことが出来ました。
 滝の映像
 こちらが葛飾北斎の下野黒髪山きりふりの滝ですが、滝つぼから見たのとそっくりです。江戸時代には滝つぼから見上げるのが一般的だったようです。



撮影2006/8/21
 06年8月に再び行ってきましたが、今度は、良く見えました。上の段の流れと下の段の流れがそれぞれコントラストをなしてなかなか見事な滝でした。
 滝の映像



撮影2006/5/13
 まさに霧降の滝でした。霧のため、ほとんど見えませんでしたが、かなり大きな滝のようです。



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