撮影2016/5/21 |
男体山の噴出物により湯川が堰き止められ中禅寺湖が出来ましたが、堰き止められた中禅寺湖を流れ出た水が華厳の滝となりました。
今回は華厳の滝を作った百名山の男体山を登ってきました。 |
男体山は二荒山とも呼ばれ二荒山神社のご神体です。登るには中禅寺湖畔にある中宮祠の登拝受付が必要です。 |
住所、氏名、連絡先を記載し500円を奉納すると登拝と交通のお守りを頂けます。 |
(携行装備)
・登山靴、ダブルストック、帽子、手袋、レインウェア
・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
・食料(カップヌードル×1、おにぎり×1、チョコレート×2、ペットボトル×3、熱湯用水筒) |
(6時50分)
登拝受付を済ませ、登山開始です。 |
(6時57分)
すぐに一合目に到着です。 |
(7時18分)
二合目の石碑は登山道とは少し離れたところにありました。 |
(7時25分)
三合目からは林道歩きになります。 |
(7時47分)
四合目から本格的な登山開始です。 |
石碑がないなあと思っていたら上の方にありました。 |
トタン屋根の避難小屋が見えます。 |
(8時9分)
ここが五合目です。 |
この辺から眼下に中禅寺湖が見えるようになりました。 |
(8時27分)
五合目を過ぎると観音薙と呼ばれる急登りとなります。息を切らせて六合目に到着しました。 |
再びトタンの避難小屋が見えました。 |
(8時58分)
七合目の石碑があります。 |
さらに急坂を上っていると鳥居がありました。もしや八合目ではと期待しましたが違うようです。 |
今度は立派な小屋が見えました。 |
(9時38分)
ここが八合目でした。八合目からは標準時間で1時間ほどで頂上へ着くはずです。 |
滝マニアには意味深な瀧尾神社という名前が付いています。一応、付近を確認しましたが、滝はなさそうです。修行の鎖場もありました。 |
(10時10分)
九合目の石碑です。残り30分ですがまだまだ急坂が続きます。 |
赤茶けた砂礫の階段が現れました。男体山が火山であることを実感させられます。 |
奥宮の鳥居です。本当は石鳥居でしたが、東日本大震災で倒壊し、寄進によって、檜製に変更の上、2012年10月に復興されました。 |
(10時43分)
ほぼ標準時間の4時間で山頂まで到着しました。 |
右側に男体山の最高地点が見えます。 |
男体山と言えば、最高地点に刺さっている御神剣です。
以前は鉄製でしたが、2012年3月に腐食により折れてしまったものを、ステンレス製の剣の寄進があり、鳥居の再建と同じ2012年10月に再設置されました。 |
三角点は御神剣の奥に一等三角点「男体山」が設置されています。 |
山頂から北側を見ると左側に白根山が見えます。さらに右側を見ると太郎山、大真名子山、小真名子山、女峰山の男体山ファミリーが連なります。 |
南側を見ると中禅寺湖が眼下に広がります。 |
華厳の滝がある華厳渓谷も良く見えます。 |
奥宮に戻り左側へ行くと、二荒山大神の御神像が鎮座されています。 |
(11時40分)
山頂では奥宮や御神剣、御神像などを見た後、カップヌードルを食べ、1時間ほど過ごし、11時40分に下山開始しました。 |
急坂な降りですので、2時間強で戻ることが出来ました。足清め所で靴の汚れを落とします。 |
(13時50分)
登拝門へ無事戻ることが出来ました。 |
折角ですので、中宮祠を見学することにしました。これは君が代に歌われているさざれ石です。 |
こちらは神楽殿です。 |
天井画が見事でした。 |
こちらはなんともリアルな牛石です。近くに巫女石もあるそうです。 |
中禅寺湖の反対側から男体山を眺めてみました。 |
登った後で眺めると、標高差1215メートルの厳しさが良くわかります。 |
帰りは華厳の滝へ寄ってみました。
最近でこそ華厳の滝から身投げする人はいませんが、昔は自殺の名所だったそうです。これは一校生、藤村操が身投げする前に樫の木に刻んだ巌頭の感という遺書です。 |