大山の滝(Ooyama no taki)

神奈川県伊勢原市大山 総合評価5
 大山のふもとに広がる阿夫利神社はケーブルカーで登った先に二重滝がありますが、ケーブルカー駅へ行く途中に幾つかの滝を見ることが出来ます。
 ふもとの良弁の滝は、江戸時代に葛飾北斎が諸国瀧廻りシリーズとして描いた八つの滝 (和州吉野義経馬洗滝東都葵ケ岡の滝相州大山ろうべんの滝美濃国養老の滝下野黒髪山きりふりの滝木曾海道小野ノ瀑布木曽路ノ奥阿弥陀ケ滝東海道坂ノ下清滝) の一つです。



撮影2016/11/12
 前回は大山を登っていなかったので、奥さんと一緒に再訪しました。
 登山の前にまずは愛宕滝へ向かいます。
愛宕滝(アタゴタキ) 落差5m 評価3
 前回とほぼ同じ水量でした。
 前回はケーブルカー近くの駐車場に停めることが出来たのですが、今回は少し出遅れてしまった為、良弁滝の真向かいの駐車場に車を停めました。
 ケープルカー方面には向かわず、まずは赤い橋を渡って良弁滝へ行きます。
 滝の右側には開山堂がありました。
良弁滝(ロウベンタキ) 落差5m 評価2
 相変わらず水量は少ないです。落ち口の竜の彫り物は変わりありません。
(10時20分)
 駐車場に戻って、登山装備を整えて登山開始です。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、帽子、手袋、レインウェア
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
 ・食料(カップヌードル×1、おにぎり×1、キャラメル×1、チョコレート×1、ペットボトル×4) 、熱湯用水筒
 ロータリーを抜け、こま参道へ入ります。
 旅館もとたきさんに断って、元滝の写真を撮らせて頂きました。
元滝(モトタキ) 落差3m 評価3
 ご主人によると水量が少ないのは枯れ葉がたまって邪魔しているからで、これから掃除をするので帰りにもう一度寄ってもらえればもっと水量があるよとのことでした。
 今回も文明の利器「ケーブルカー」を利用しますが、お客さんが一杯で30分ほど待ちました。
(11時15分)
 ケープルカーに乗って阿夫利神社駅に着きました。ここから本格的な登山開始です。
 阿夫利神社下社です。
 下社の左側に大きな大山登山口の看板がありました。
 真っ赤な紅葉がなかなか見事です。
 最初は急な石段を登ります。
 四丁目の石柱がありましたが、山頂が二十八丁目になるので、まだまだ道のりは遠いです。
 左右同形の杉の巨木で樹齢500〜600年だそうです。
 十五丁目には天狗の鼻突岩がありました。
(12時20分)
 1時間ほどで十六丁目に到着です。この石柱は1716年に建てられたもので368センチの高さがあるそうです。
 富士見台に到着しましたが、あいにくの曇り空で富士山は見ることが出来ませんでした。
(13時05分)
 ヤビツ峠から登ってくる道と合流しました。
 鳥居が見えてくると頂上まであと少しです。
 二十八丁目の石柱と山頂の鳥居に到着しました。
 大山頂上本社の石柱です。
 大山山頂奥の院です。
(13時30分)
 奥の院の右側に山頂標識がありました。標準時間は1時間30分ですが、運動不足の奥さんと登った為、2時間15分もかかってしまいました。
 山頂にはカップヌードル昼食をしながら14時10分までいました。
(15時30分)
 帰りもゆっくりと降りて1時間20分ほどで下社に到着です。
 ここで奥さんを茶店において、一人で二重滝まで行ってきました。
(15時45分)
 15分ほどで滝のある二重社に到着です。
二重滝(ニジュウタキ) 落差16m 評価5
 名前の通り真ん中でくの字に折れ曲がっている形から二重滝と呼ばれるのでしょうか。
 滝の映像
(16時30分)
 茶店に戻ったら奥さんがビールを飲んで完全に出来上がっていました。ケーブルカーに乗ったのは16時30分で駐車場に戻った時にはすでに薄暗くなっていました。



撮影2011/11/19
愛宕滝(アタゴタキ) 落差5m 評価3
 最初の滝が愛宕滝です。石組もあり、自然の雰囲気はありません。
良弁滝(ロウベンタキ) 落差5m 評価2
 愛宕滝から300メートルほど進んだところにあり、橋を渡って左折するとか細い流れを見ることが出来ます。落ち口が竜の形になっているのが特徴です。
 こちらが葛飾北斎の相州大山ろうべんの滝です。
元滝(モトタキ) 落差3m 評価3
 ロータリーの先に駐車場があり、車はこれ以上は進入出来ません。車を停めて、お土産屋さんが立ち並ぶ中を歩いて行きます。ここの名物はとうふ料理のようです。帰りに食べましたが、いかにもヘルシーなとうふづくしの料理に満足しました。
 元滝は旅館もとたきの庭にかかる珍しい滝です。不法侵入ぎりぎりのところで写真を撮ってきましたが、もとたきさんもとうふ料理があるので、ここで食べれば良かったです。
二重滝(ニジュウタキ) 落差16m 評価5
 ケーブルカーで阿夫利神社まで登り、西の茶屋を越えて少し歩くとかかっています。
 大山の滝の中では、唯一、自然の雰囲気が残っています。
 二重滝から下を見下ろすと、きれいな紅葉が見えました。



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