横谷峡の滝(Yokotanikyo no taki)

長野県茅野市北山地図 総合評価8
 ペンションや別荘が立ち並ぶ蓼科中央高原の横谷峡にある滝です。往復2時間ぐらいで渓谷の散策が楽しめます。



撮影2018/1/6
 お正月は奥さんと白樺高原にスキーに行ったのですが、スキー場から見える蓼科山に魅せられて一人で再訪しました。
 2015年9月に御泉水自然園の七合目登山口から蓼科山を登っているので、今回はスズラン峠登山口から登ることにします。
 8時前に駐車場に来ましたが満杯でかろうじて一台分だけ空いていました。冬季でも蓼科山は人気があるようです。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、毛糸帽子、手袋、スキーウェア (上下)、ゲイター、アイゼン(12本爪)、ピッケル
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
 ・食料(カップヌードル×1、キャラメル×2、チョコレート×2、ペットボトル×3、熱湯用水筒)
(8時00分)
 トイレの右側を抜けて登山道へと向かいます。
 最初は雪原をのんびりと歩きます。
 右側から登ったばかりの太陽がやさしくてりつけます。
 雪原を過ぎると急な登りが始まります。
(9時20分)
 ようやく中間地点の2110メートル標識に到着しました。ここで10分ほど休憩します。ここまでノーアイゼンで来ましたが、念の為、ここでアイゼンを装着しストックからピッケルへと持ち替えました。
(9時50分)
 幸徳平の標識ですが、ここからいよいよ蓼科山をまっすぐ登る登山道になります。
 急坂にペースも大幅ダウンしました。
 案内図にあった縞枯れ現象が見えます。
 ようやく森林限界へ到着したようです。
(11時25分)
 標高2450メートル地点へ到着です。蓼科山は2530メートルですので、標高差で後、残り80メートルです。
 岩の間に詰まった雪の上を慎重に歩いていきます。
 振り返るとお正月にスキーをした白樺2in1スキー場や車山スキー場も見えました。
 蓼科山頂ヒュッテです。
 ここから山頂へは後一息です。夏道は岩がむき出して非常に歩きずらかったですが、雪道は本当に歩きやすいです。
(11時45分)
 標準タイム (上り:2時間30分/下り:1時間30分) を1時間以上オーバーしてやっと到着しました。
 山頂は風が強いのか、三角点は雪に埋もれていません。
 寒くて奥社まで行く気がおきず山頂からの写真は北横岳、南八ヶ岳方面だけです。
(12時50分)
 山頂は寒いので休憩せずに一気に2110メートル標識地点まで下山し、ここで昼食休憩をとりました。
(14時00分)
 下山タイムは2時間ほどでした。
 続いて帰る途中にある横谷峡の乙女滝を再訪しました。前回来た時にはなかった「世界かんがい施設遺産」の案内板が設置されていました。
 乙女滝が江戸時代に造られた人工滝であることは知っていましたが、世界に誇れる施設とは知りませんでした。この案内板を見ていると音見滝という人工滝の案内があったのでこの後、行ってみることにしました。
乙女滝(オトメタキ) 落差20m 評価7
 水の勢いは相変わらず物凄いのですが、背後に氷瀑が出来ているのが大変珍しい光景でした、手前の氷のオブジェクトも見事です。
 滝の映像
 最後に八ヶ岳連峰の全景です。一番左が今回登った蓼科山です。



撮影2016/2/27
 北横岳を登山した後、折角、蓼科まで来たので入り口の乙女滝だけ見てきました。案内板にあるように氷っているでしょうか。
 乙女滝への階段はまるで秋の落葉後のようで、全く雪がありません。
 やっぱり氷っていませんでした。でも水量は相変わらず物凄いです。
乙女滝(オトメタキ) 落差20m 評価7
 水が落下した周りがぐるりと氷っていました。
 滝の映像



撮影2010/2/7
 横谷峡の見所は氷瀑ですが、富士見パノラマスキー場へスキーへ来たついでに、氷瀑の数々を見てきました。
乙女滝(オトメタキ) 落差20m 評価7
 冬でもその勢いは衰えがありませんでした。つららの中を縫うようにして水が流れ落ちていました。
霧降の滝(キリフリノタキ) 落差5m 評価5
 霧降の滝もすっかり雪景色となっていました。
霧降の滝氷瀑(キリフリノタキヒョウバク) 落差10m 評価4
 霧降の滝の近くには見事な氷瀑がありました。でも良くみると、噴水のように人工的に水を流して氷瀑を作っていました。あれだけ立派な乙女滝も実は人口滝です。観光客を喜ばせる為に様々な努力がなされているようです。
屏風岩氷瀑(ビョウブイワヒョウバク) 落差10m 評価6
 こちらは本当の自然の氷瀑です。この前来た時には、写真を撮る気も起きませんでしたが、今回は見事な氷の芸術品を見ることが出来ました。
 但し、先日見た栃木県那須塩原の雄飛滝氷瀑に比べると、規模、スケールともに見劣りします。
おしどり隠しの滝(オシドリカクシノタキ) 落差20m 評価6
 前回来た時は、途中で引き返してしまった為、見ることは出来ませんでしたが、今回は沢の反対側の明治温泉側からアプローチしました。
 幾段にも分かれて変化ある流れを作っています。近くには人口の氷のオブジェも作られていました。
 滝の映像



撮影2007/9/22
 残暑の厳しい中、マイナスイオン一杯の横谷峡で暑気払いをしてきました。
乙女滝(オトメタキ) 落差20m 評価7
 駐車場から坂道をおりて5分ぐらいで到着します。
 乙女滝とは名ばかりで物凄い水量でマイナスイオンをかぶってきました。
霧降の滝(キリフリノタキ) 落差5m 評価5
 乙女滝から渓谷沿いにさらに5分ぐらい進むと霧降の滝が現れます。落差5メートルの小さな滝ですが、幅が広く、又、一番左側には上流の横谷温泉から温泉が流れ込む為か赤く変色していました。
王滝(オウタキ) 落差30m 評価8
 王滝はいろいろな角度から楽しめます。
 坂道を登って上の展望台から見たのがこの景観で、上から見ると上段の滝しか見えません。
 渓谷を歩いて行くと上段の滝つぼを見ることが出来ます。
 ここまで来ると二段の滝であることがわかります。
 一番下から見上げた情景は、茨城の袋田の滝のようでした。
 滝の映像



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