当日はヒルクライム佐久という自転車レースをしていました。最初は大河原峠をスタートするコースを計画していましたが、混雑していそうなので、7合目登山口を出発点とするコースに変更しました。7合目登山口の方が距離は短いのですが、標高差が200メートルほど多くなります。 |
駐車場に行ったら満杯で入れません。仕方ないので、7合目登山口よりも下の方に路駐しました。 |
(9時32分)
リフト降り場から7合目登山口までの登山道を使って7合目登山口を目指します。 |
(9時37分)
7合目登山口入り口には蓼科神社の鳥居が立っていました。 |
登山道はうっそうとした森に包まれています。小石がたくさん転がる道は、浮石に足を取られそうで決して歩きやすくはありません。 |
(10時25分)
50分ほどで天狗の露地と書かれた空き地に到着しました。 |
(10時57分)
天狗の露地から30分ほどでようやく将軍平へ着きました。ここで5分ほど休憩です。 |
ここは7合目登山口、大河原峠、天祥寺原、そして山頂への道とが交差するところです。 |
将軍平からは大きな岩がゴロゴロした上を這いつくばりながら登るかなりきつい道になり、鎖場もあります。 |
(11時38分)
将軍平から30分以上かかって、ようやく山頂が見えましたが、岩がゴロゴロしている景観が一面に広がり今まで登った山とはだいぶ様子が違います。行ったことはありませんが、まるで月面に来たかのような異様な景色です。 |
(11時45分)
山頂の標識へ行くのも大苦労です。大きな岩を選びながら慎重に歩くので時間もかかるし疲れます。 |
一等三角点がありました。写真を撮っているのは私だけでした。 |
蓼科神社の奥社です。風雨にも負けずしっかりと立っていました。 |
方位盤ですが、一体何に使うでしょうか。 |
方位盤に登って霧ヶ峰を方を見ると雲で全く見えません。 |
八ヶ岳方面は見れますが、360度の景色を期待しただけに残念です。 |
(13時00分)
昼食を食べながら雲が晴れるのを待ちましたが、12時36分、あきらめて下山開始です。将軍平でアイスクリームを食べて、13時10分に7合目登山口を目指して出発しました。 |
(14時10分)
鳥居が見えた時にはほっとしました。 |
(14時15分)
5時間弱の登山となりました。
次は霧ヶ峰の最高峰、車山です。 |
本来なら、車山肩から登るのですが、蓼科山登山で疲れていたので、観光客と一緒にリフトで往復しました。
深田久弥氏は著書「日本百名山」で山には登る山と遊ぶ山があり、霧ヶ峰は遊ぶ山と書いています。そういう意味ではリフトを使うのもありかなと思います。 |
山頂には車山気象レーダー観測所が設置されています。昔は良くスキーをしに来ましたが、その時にはなかったと思うので、最近出来たのかもしれません。気になって調べたら、1999年の建設だそうですので、それくらい車山には来ていなかったようです。 |
というのも、車山はスキー場としては、少し遅れると駐車場が物凄く遠くなること、すぐにアイスバーンになること、一枚バーンで単調なことで敬遠していたからです。10年以上たって少しは改善されたかもしれませんので、来シーズンは再訪してみようかと思います。 |
車山には二等三角点がありますが、写真を撮っているのは蓼科山の時と同じで私だけでした。 |
山頂には、車山神社という小さな神社があります。 |
神社のまわりには4本の小さな御柱が立っていますが、諏訪大社の御柱祭が開催される年に車山神社でも小宮御柱祭が開催されます。御柱祭とは逆に山麓から山頂へ御柱が曳航されます。 |
車山山頂からさきほど登った蓼科山を見ると、しっかりと山頂が見えました。蓼科山の山頂で雲が晴れるのを待ちましたが叶わず、リフトでお手軽に登った車山から見れるとは、何とも皮肉な結果になりましたが、これも自然のなせる業、仕方ありません。 |
右隣にそびえる八ヶ岳ですが、いつか登ってみたい山です。 |
富士山は見えず、南アルプスも霞んでいました。 |
八島ヶ原湿原やエコーバレースキー場、ブランシュ高山スキー場も見えます。 |
車山を降りて、八島ヶ原湿原へ行きました。ハート形の恋人達の聖地だそうです。 |
麓に降りて、下諏訪町にある諏訪大社下社の春宮を尋ねました。 |
歴史を感じさせる重厚なたたずまいを見せます。 |
御柱もしっかりと垂直に立っていました。 |
近くには万治の石仏があります。30年前に私が来た時は放置されて、近所の子供の遊び場といった感じでしたが、今はしっかりと整備されています。この石仏が世に知られたのは、岡本太郎が絶賛してからで、その内、屋根が出来るかもしれません。
春宮の石鳥居を作るための石材にしようと職人がノミをいれたら血が出たとか、最近でも首が伸びたなど、話題には事欠きません。 |