栃寄大滝(Tochiyori ootaki)

東京都西多摩郡奥多摩町境
 国道411号線を進み、東京から奥多摩へ向かう場合は、橋詰トンネルを超えてすぐのところを左折して、奥多摩都民の森を目指します。
 栃寄大滝とゴバンギョウの滝は御前山登山道の途中に見ることが出来ます。


撮影2014/9/6
 林道へ入って最初のヘアピンカーブのところに御前山登山道の入り口がありましたが、「崩落の為、通行できません。御前山へは車道を通行して下さい。」と書かれていました。どんな状況かわかりませんが、自己責任で行くことにしました。
(携行装備)
 ・沢用長靴、ストック、ヘルメット、手袋、熊避鈴、熊避スプレー、音楽プレイヤー
 ・GPS、コンパス、地図、デジカメ、ヘッドライト
 ・食料(チョコレート×1、お菓子×2)、水筒
 今回のコースは崩落の為、登山道が立入禁止となっており、途中には崖崩れや倒木などもあり、非常に危険な状態になっています。管理されたコースではないため、自然条件についての知識、技術、装備についての十分な準備が必要となります。又、熊も生息している為、対策も必要です。
 私のホームページを参考に行かれた場合も一切の責任を負いません。又、単独行は事故があった場合、致命的な結末を招きます。十分な注意をお願い致します。
 実は登山道は林道沿いにある為、林道を少し進んだところから入った方が歩く距離が少なくなります。私は2つ目の右カーブのところから入りましたが、さらに進んで3つ目のカーブのところにある行き止まりの道を進んだ山葵田から入れば更に歩く距離が少なくなります。
 最初は左岸を歩きますが、真ん中で折れた橋で右岸に渡ります。山葵田の土手が少し見えていますが、近道を選んだ場合はここから登山道に入ります。
 橋を渡ると山葵田があります。
 山葵田を過ぎて少し歩くと左側の山が崩れているところに出ました。
 慎重に崖崩れを越えて行くと、右岸から左岸に渡る橋がありました。この橋は少し傾いていますが、渡るのに問題はありません。
 左岸から右岸に渡る橋に出ましたが、右側からは倒木が行く手を塞いでいました。
 さらに進むと倒木がいたるところで行く手を阻んでいます。
 登山道へ入って20分ちよっとで、二つの大きな割れ目のある岩が見え、右側の割れ目には滝がありました。
栃寄大滝 (トチヨリオオタキ) 落差8m 評価7
 滝つぼまで入って良くみると、割れ目の最深部にもう一つの滝がかかっていました。割れ目の奥にある滝と言えば、しわがらの滝轟九十九滝の本滝安居渓谷の大滝などが有名ですが、この滝も落差はありませんが、充分個性的です。
 栃寄大滝の上部に上流へと進む遊歩道が続いています。
 廻りを威圧するかのような大木がありました。
 さらに進むとトラロープが張られて、黄色いハシゴを登るようになっているところに出ました。
 ハシゴを登ってさらに上流へ向かうと真新しい木橋に出ました。
 すると沢が二手に分かれました。地図では右側の沢沿いにゴバンギョウの滝があり、登山道もそちらに踏み跡があります。
 急坂を登っていると右側に道路が見えました。これが登山道の入り口に記載されていた車道でしょう。ゴバンギョウの滝を見るだけなら、車道を進入禁止のところまで進んだ方が簡単そうです。
 左側にはゴバンギョウの滝が見えますが、黄色い注意書きで「立入禁止」と書かれていました。
 ここも自己責任で進むと滝の右側の崖が崩れていました。これが立入禁止としている理由のようです。
 栃寄大滝にいた時間を差し引くと、歩き出してからゴバンギョウの滝まで50分ぐらいかかっていました。
ゴバンギョウの滝 (ゴバンギョウノタキ) 落差20m 評価6
 苔むした壁面を二段になって落ちる優雅な滝です。実は二つの沢が合流する地点からほとんど水が流れていなかったので心配していましたが、滝にはちゃんと水が流れていました。普段は水が少ないようですが、最近の雨により良い状態の滝を見ることが出来ました。
 滝の映像
 帰りは林道を通って帰ろうかと思いましたが、距離が短い登山道で帰りました。結局、帰りも行きと同じぐらい50分ほどかかりました。


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滝の評価はあくまでも私個人の主観にもとづくものです。又、評価は気象条件等によっても変わることをご承知おき下さい。
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