桶滝(Oke taki)

石川県輪島市西二又町 総合評価7
 岩の中を水が貫通して流れる、いわゆる潜り滝で、山形の潜り滝男鹿半島の大瀑能登半島の桶滝徳島の鳥居滝・フイゴ滝高知の長沢の滝など数えるほどしかない珍しい滝だ。
 男女滝からさらに北上して一旦海岸線まで出て右折。集落を抜けて坂道を登ったカーブのところから脇道に入ってしばらく行くと見ることが出来る。



撮影2025/12/20
 震度7の地震で、桶滝の“桶”が壊れてしまったのではないか。そんな不安が胸に残り、17年ぶりに能登の山中へ向かった。
 しかし滝へ続く道は、麓で無情にも通行止めとなっていた。
 車を路肩に置き、歩いて進むと、道路の片側がごっそり失われている。
 山肌からの土砂崩れが道を塞いでいた。
 さらに先には大きな陥没。
 落ち込んだ路面の端で、ガードレールだけが虚しく宙にぶら下がっていた。
 想像をはるかに超える惨状に、思わず足が止まる。
 果たして桶滝は無事なのだろうか。
桶滝(オケタキ)地図 落差30m 評価7
 やがて滝前に辿り着くと、そこには変わらず桶の中へと吸い込まれていく水の筋があった。胸を撫で下ろす。
 17年前に見た桶滝の姿は、今も記憶の中で鮮やかだ。そして再び訪れた今日、形は変われど、なお水を落とし続けるその存在に、自然のしぶとさと人の営みの儚さを思わずにはいられなかった。
 ただ、落差は以前の半分ほどに見える。度重なる災害が滝つぼを埋めてしまったのだろうか。
 帰り道、地元の方に声をかけてみると、
 「地震よりも水害(2024年9月の能登半島豪雨)の方が大変だったよ。一時は孤立して、ヘリコプターで物資を運んでもらったんだ。」
 と語ってくれた。
 滝は残った。しかし、この地が受けた傷の深さを思うと、胸の奥に重いものが沈む。
 滝の映像



撮影2008/7/26
 双竜の滝へは桶滝駐車場を過ぎ、少し進んだところに駐車スペースがある。
双竜滝(ソウリュウダキ)地図 落差15m 評価4
 木立の隙間から遠望するその滝は、姿こそはっきりしないものの、かなりの規模を感じさせた。
 そして何より印象に残ったのは、桶滝だった。
桶滝(オケタキ)地図 落差30m 評価7
 滝の落ち口が丸い筒状――まさに“桶”となっており、水が岩の内部を貫いて落ちていく。
 日本屈指の奇瀑だ。
  岩の中を水が貫通して流れる、いわゆる潜り滝で、山形の潜り滝男鹿半島の大瀑能登半島の桶滝徳島の鳥居滝・フイゴ滝高知の長沢の滝など数えるほどしかない珍しい滝である。
 惜しむらくは水量が少ないのが残念だ。
 滝の映像


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滝の評価はあくまでも私個人の主観にもとづくものです。又、評価は気象条件等によっても変わることをご承知おき下さい。
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