(17時30分)
肩にずっしりとくる重みを感じながら、喘ぎながら登っているとようやく鳳凰小屋が見えました。きれいな山小屋の娘さんに迎えられ、ほっとしました。 |
おいしい水も飲み放題です。今回はペットボトルを8本持ってきましたが、ドンドコ沢は水場には困らないので、こんなに持ってこなくても良かったです。
この後、テント泊の手続きをしよう思ったのですが、テント設営と食事を作ることが億劫になり、山小屋泊に変更してしまいました。結果的にトレーニングのためだけに思い荷物を背負ってきたことになってしまいました。 |
(6時00分)
きれいな山小屋の娘さんからは明日の朝は早く出発した方がガスの影響を受けず、きれいな景色を見れますよとのアトバイスがあったのですが、忠告を聞かず6時出発にしてしまいました。
後でこの忠告を聞いておけば良かったと後悔することになります。 |
6時間以上寝た効果があったのか、翌日は快調に地蔵岳山頂を目指すことが出来ました。
オベリスクが見えた時は「猿の惑星」のラストシーンぐらい感動しました。 |
この時間帯ではまだガスが上がっていないので、観音岳もきれいに見ることが出来ました。この時点で尾根まで到達していれば、北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳、さらには富士山も見れたのではないかと思います。 |
(7時30分)
1時間30分でようやく地蔵が置かれた尾根筋に到着しました。オベリスクはロッククライミングの範疇に入りますので、ここからアカヌケ沢の頭へと向かいます。 |
賽の河原にはお地蔵様が幾つも並べられていました。ただし、ガスが完全に山頂まで上がり景色は楽しめません。 |
地蔵岳の基部から見上げるオベリスクは圧巻です。 |
(10時30分)
続いて観音岳を目指します。観音岳は2840メートルで鳳凰三山の最高峰ですので、本来は360度のパノラマが楽しめるのですが、ガスが出て全く見えません。 |
(11時20分)
尾根筋を更に南下して薬師岳に到着です。これで目的の鳳凰三山登頂が完結しました。 |
ここからずっと尾根筋を南下すれば夜叉神峠に向かうことが出来ます。 |
一瞬ガスが晴れて観音岳を再び見ることが出来ました。 |
(12時00分)
観音岳で鳳凰小屋で作って頂いたお弁当を食べ、12時丁度に青木鉱泉への最短距離である中道コースで帰路に着きました。 |
(13時00分)
山頂から1時間ほどで御座石です。そういえば青木鉱泉の近くに御座石鉱泉がありました。名前の由来なのでしょうか。 |
ただひたすら樹林帯の中を降ります。ドンドコ沢と違って変化の少ない単調なコースです。途中で植林帯に入りますが、ここもひたすら下って行きます。 |
(15時20分)
ようやく林道に出たと思ったら横切るだけでした。 |
(16時20分)
ようやく林道に到着ですが、この辺から雨が降り始めました。ザックにカバーをかけレインウェアを着込みます。 |
本降りの中、林道をひたすら歩きます。 |
(17時00分)
車が見えた時はほっとしました。リュッサックの重さが堪えた2日間となりました。 |