奥領家の滝(Okuryoke no tak)

静岡県浜松市天竜区水窪町奥領家 総合評価8
 青崩峠手前の奥領家にはいくつもの滝がかかります。


撮影2008/11/15
 国道152号線を水窪町の街並みを過ぎてしばらく北上していると左側に見えてきます。
観音滝 (カンノンタキ)地図 落差5m 評価3
 水量もないしょぼ滝でした。


撮影2012/06/23
 長野へ行く途中に再訪しました。
 滝の近くに観音様が祀られている信仰の滝です。
観音滝 (カンノンタキ)地図 落差5m 評価3
 台風直後に行ったら、立派な滝に変身していました。評価も1ポイントアップです。
 滝の映像


撮影2020/4/4
 昔、この地の先祖が北条時頼の足痛を直したことから、時頼の命により建立された足神神社です。
 山登りの前に是非、訪ねたい神社です。
 足神神社のすぐ先に悉平太郎のお墓がありました。
 昔々、遠江の見附 (今の磐田市) で妖怪 (老ヒヒ) が田畑を荒らして村人を苦しめていました。そこで光前寺で飼われていた早太郎を借りて退治したというものです。磐田市では早太郎のことを悉平太郎と呼び、現在では磐田市のユルキャラ「シッペイ」として人気を博しています。
 悉平太郎はヒヒとの闘いの後、深手を負い、光前寺へ帰る途中、この地で息絶えたと伝わります。
 今回は三百名山の熊伏山を登ります。登山口は青崩峠手前の塩の道駐車場になります。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、帽子、手袋、レインウェア
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
 ・食料(カップヌードル×1、おにぎり×2、キャラメル×1、チョコレート×1、ペットボトル×2) 、熱湯用水筒
(9時20分)
 峠手前の駐車場を9時20分に出発しました。
(9時37分)
 青崩峠は標高1082メートルの峠で、かつて武田信玄が徳川家康を攻める為に兵の一部をこの峠を越えさせたことで有名です。
 尚、国道152号線は青崩峠で途切れている為、幻の国道と呼ばれています。
 中央構造線が通っていて山腹の青い岩盤がどんどん崩れることから青崩峠と名付けられました。
 確かにこの地形は異常です。至る所でがけ崩れが発生しています。 
 国道152号線は青崩峠にトンネルを通すことを諦め、東側の兵越峠の下を通すこととし、草木トンネルまで作りましたが、こちらも地盤が脆いことがわかりました。
 その為、青崩峠の西側に新たにトンネルを掘ることとし、2019年に調査抗が開通し、本抗の工事も始まっています。
 日本土木業界の敗北とまで言われた青崩峠ですが、勝利も近いようです。
 痩せ尾根の登山道は急峻で至る所にロープが掛かっています。
(10時32分)
 峠から1時間ほどで青崩の頭に着きました。
 県境の尾根からは黒法師岳など南アルプス南端の山々を見ることが出来ます。
(11時10分)
 観音山との分に着きました。ここを右に曲がります。
(11時30分)
 登山口から2時間10分で熊伏山山頂1653メートルに着きました。
 一等三角点「熊伏山」です。
(12時00分)
 中ノ尾根山や遠くには聖岳も見えました。山頂で30分ほど昼食休憩をとって12時に下山開始します。
(13時30分)
 帰りは1時間30分で戻ることが出来ました。
 続いて青崩峠手前のツゴノ沢へ向かいます。
 道路沿いにツゴノ沢大滝60分の案内があり、林道を終点まで車で進みました。
 林道終点に車を停めてツゴノ沢大滝へ向かいますが、滝まで60分の案内は徒歩ですので、ここからだと30分ぐらいの道のりとなります。
 途中、何度も沢を渡りますが、赤いリボンが至るところにあって迷うことはありません。リボン通りに歩けばそれほどの難所はありませんが、私は念の為、沢靴で行きました。
 手作りの案内板です。
 ようやく前方に滝の姿が見えました。
 ここまでの道のりは、さすが青崩峠です。大きな石がゴロゴロころがっており足場はあまり良くありません。
 でも滝はものすごく大きく、期待に胸が膨らみます。
ツゴノ沢大滝 (ツゴノサワオオタキ)地図 落差50m 評価8
 この滝の上流が今登ってきた熊伏山の県境尾根となります。
 上段を含めた総落差は50メートルになる大瀑でした。
 滝つぼまで行くと上段が見えなくなりますが、分岐瀑のようなシャワーを真近に見ることが出来ます。
 久しぶりの大瀑に大満足でした。
 滝の映像


撮影2020/5/5
 新型コロナウイルス拡大に伴う緊急事態宣言により県外への移動を自粛せざるを得ない為、今回は居住地である浜松市北遠の水窪町へ行くことにしました。
 4月初めに熊伏山へ登りましたが、その時はツゴノ沢だけでしたので今回は残りの奥領家の他の滝を訪問することにしました。
観音滝 (カンノンタキ)地図 落差5m 評価3
 最初は既訪問の国道152号線沿いに見ることが出来る観音滝です。昨日の雨の為、結構水量がありました。
 滝の映像
 続いて雨乞滝です。
(13時37分)
 国道152号線から側道へと入り、1.4キロで雨乞沢へと出ます。ここから左岸沿いへと歩いて行きす。
 前方に堰堤が現れました。
 右側から堰堤を巻いた後は河原を歩きます。
(13時43分)
 すると小さな滝が現れました。左側を見るとロープが垂れています。
 2本ロープがありますが、1本は細くて握りごたえがありません。もう1本はもっと細いのですが、1メートルおきに玉が出来ていてストッパーになります。
 ということで細い紐の方を頼りに何とか登ることが出来ました。
 後は難所はなく7分ほどで前方に滝が見えました。
雨乞滝 (アマゴイタキ)地図 落差30m 評価7
(14時00分)
 3方を高さ50メートルほどの壁に囲まれた空間に落差30メートルはある大きな滝がかかっています。
 霧がかかったように優しく水が降りかかってきました。
 滝の映像
(14時28分)
 入り口へと戻ります。
 最後は熊伏山と同じ名前の熊伏の滝へ向かいます。
 草木トンネルへ向かうと途中に左側へとそれる側道があり、終点まで行けば滝への入り口です。車も数台停められそうです。
 不可能と思われた青崩トンネルですが、かなり出来ているように見えます。
(14時52分)
 滝へはここを入って行きます。
 熊伏の滝への道は至る所に赤テープが貼られ、道も良く整備されていました。
 精進沢を渡ります。
(14時57分)
 橋を渡ると正面に諏訪神社がありました。
 神社の前で右に曲がり熊伏沢沿いを進みます。すると前方に大きな滝が見えました。
 沢を渡って滝へと向かいます。
熊伏の滝 (クマブシノタキ)地図 落差15m 評価7
(15時05分)
 精進沢の支流ですが水量が多く、横幅も2メートルぐらいありそうで、男らしい滝でした。
 滝の映像
(15時19分)
 諏訪神社まで戻りましたが、まだ時間があるので精進沢の滝へと向かいます。
 精進沢の滝へは沢登り技術が必要であり、沢登りを避けて高巻きした場合にも滑落の危険が伴います。
 当サイトを参考にした結果による事故等の責任は負えません。十分注意して行動頂くようお願い致します。
 特に単独行は絶対に避けてください。
 20分ほど河原を歩いていると前方に小滝が続く連瀑帯となり、ここで足が止まりました。
(15時39分)
 付近を見渡すと左岸 (右側) の斜面が登れそうです。
 左岸を高巻きするのですが、斜度が40度ぐらいあるのでかなり危険です。万が一滑り落ちればただでは済みません。
 実は当日は熊除けもかねて雪山登山用のピッケルを持参していたので、一歩一歩、ピッケルを刺しながら歩きましたが、出来ればロープでセルフビレイをとることをお勧めします。
 幾つかの小滝を高巻きして再び沢へと降りるのですが、斜度40度の斜面を降りるのはかなり危険です。
 本当は20メートルロープがあれば安全に降りれたのですが、ここも木を頼りにピッケルを斜面に刺して慎重に降りました。
 高巻き後は特に難所もありません。前方に滝が見えた時にはほっとしました。
 しかしながら、良く見ると滝の上に堰堤があります。こんなところまで土木事業が入っているのかと大変驚きました。
精進沢の滝 (ヨシンサワノタキ)地図 落差17m 評価6
 (16時22分)
 二段の段瀑で一段目は直瀑、二段目は末広がりに落ちます。
 心地よい滝の飛沫に疲労が吹き飛びました。
 滝の映像
(17時21分)
 帰りも高巻きで戻ります。滑落しないように慎重に歩いた為、、諏訪神社が見えた時にはほっとしました。
(17時27分)
 熊伏の滝と精進沢の滝を訪問するのに要した時間は約2時間半ですが、熊伏の滝だけなら、往復で30分もかからないでしょう。
 帰りは足神神社の湧水で喉を潤して帰りましたが、沢靴を脱いだところ、左足が真っ赤に染まっています。
 まだ蛭の季節ではないと油断していたのと、痛みが全くない為、全く気が付きませんでした。
 立ち寄り湯も休業している為、人と全く会うこともなく自宅へと戻りましたが、自由に滝巡りを早くしたいものです。


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