大濠公園日本庭園の滝 (Oohorikoen no taki)

福岡県福岡市中央区大濠公園1
 大濠公園の日本庭園には布落ちの滝、渓流の滝、三段落ちの滝の3つの滝がかかります。



撮影2025/10/4
 百名城に選定されている福岡城(85番)へ行ってきました。
 福岡城は関ヶ原の戦いで功績のあった黒田長政が、豊前国中津12万5千石から筑前国52万石へ加増・移封され筑前国福崎の地に築いた城です。
 南丸多聞櫓は江戸時代末期に福岡城に存在した櫓の中で唯一、当時の遺構が同じ位置に残されており、福岡城で唯一国の重要文化財に指定されました。
 尚、福岡の地名の由来は、長政が黒田氏ゆかりの備前国福岡の名にちなみ福崎を福岡に改めたことによります。
 天守台はありますが、外様大名は幕府に遠慮しなければならず、天守が存在したか定かではありません。
 ただ、経済界は観光資源として天守建設を望んでいます。
 その為、現在、発掘作業を進めており、当日は天守台に登れませんでした。近いうちに福岡城天守が見れるかもしれません。
 潮見櫓が復元されたので見に行くことにしました。
 櫓の中に入ることも出来、説明員の方が説明してくれます。
 ところで、天守や門、櫓を整備するのは大変いいですが、お城のど真ん中にある野球場や陸上競技場はどうするんでしょうか。
 続いて大濠公園の日本庭園へ行ってきました。この庭園は昭和の小堀遠州と称えられる中根金作氏が作庭した庭園です。
 入園すると霧が現れて驚きました。松江の由志園と同じ演出ですね。
 霧が晴れると対岸に滝が見えました。三段の滝です。
 時計まわりに歩くとすぐに滝が見えました。
布落ちの滝 (ヌノオチノタキ) 落差2m 時間5分 評価1
 布落ちの滝は庭園用語で水が布のように広く落ちる様子を指します。
 州浜が広がり庭園に変化を与えていました。
 また滝が見えます。
渓流の滝 (ケイリュウノタキ) 落差2m 時間6分 評価1
 名前の通りの渓流の滝でした。
三段落ちの滝 (サンダンオチノタキ) 落差2m 時間7分 評価2
 対岸から見た三段の滝は自然の滝のようです。滝前の大きな2枚の石橋には驚きました。
 滝の映像
 白砂は大海を、背後の石は遠山を現しています。細長い土地を精一杯活かして巧みに枯山水が造られていました。



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