布沢の滝(Nunosawa no taki)
静岡県静岡市葵区長妻田 | 撮影2008/6/15 | 総合評価8 | |
国土地理院の地図に載っている安倍川水系の滝で、実際に見た人がほとんどいないと言われている滝に、天神滝と布沢滝があります。今回は、安倍川水系中河内川、布沢の滝に挑戦しました。 | |||
(10時05分) 口坂本温泉の看板に従って、中河内川沿いを走っていると、きれいなトイレが現れます。このトイレの駐車場に車を停めて、ここから中河内川に入って、川を溯上します。 |
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(10時10分) 中河内川は浅瀬が続くので、じゃぶじゃぶと川の中を歩きます。途中、釣り人も何人かいました。 |
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(10時25分) 20分ほど、川を溯上していると、左側から支流が注いでいるのが見えました。意外と狭いので、少し不安になりましたが、GPSで位置を確かめると確かに布沢入り口でした。 |
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(10時28分) 布沢を登り始めてすぐに右側の支流の奥に大きな滝が見えました。さらに奥にも滝が続いているので、かなり大きな滝のようです。ここは帰りに余裕があったら見ることにして、写真を一枚だけ撮って先へ進みます。 |
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(10時33分) しばらく歩いていると大きな渕にでました。左右を見比べると、左側の方が浅いので、渕の左端を歩いて滝を超えました。 |
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(10時36分) 左の崖に小さな滝がかかっていました。 |
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(10時37分) また、渕がありました。これは難なく乗り越えることが出来ました。 |
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(10時38分) この滝も渕の中へ膝まで漬けて乗り越えました。 |
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(10時44分) 細い通路状の所を勢い良く水が流れ落ちていました。この辺は実に楽しく沢登りが出来ました。 |
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(10時46分) またまた、小さな滝です。どんどん乗り越えていきます。 |
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(10時48分) 問題はこの渕です。ここで大失敗をしてしまいました。ここへ来るまで、気持ちよく滝を乗り越えてきた為、つい調子に乗ってしまいズボンのポケットにデジカメが入っていることを忘れて、腰まで水に浸かってしまいました。気がついた時には、既に手遅れでした。 実は、今年の4月に、三重の長尾滝へ行った時にデジカメを水没させてしまった為、新しく買ったのですが、わずか2ヵ月で再び壊してしまいました。ですので、ここからの写真は携帯電話のカメラで撮ったものです。 尚、帰りに気がついたのですが、この辺は左岸の巻き道を利用すれば、わざわざ滝を乗り越えなくても良かったようです。 |
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(10時58分) デジカメ水没の後も容赦なく、小滝が迫ってきます。 |
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(11時15分) 沢を歩いていたら、いきなり前方に人口物が現れ、本当にびっくりしました。まさかこんな所に橋がかかっているとは思いませんでした。どうやら林業の整備道のようです。付近の杉林が間伐されており、ここからしばらくは沢から上がって、この整備道を使わせてもらいました。 |
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(11時35分) 再び沢に戻って、登っていると、前方に大きな滝が現れました。この滝はちょっと乗り越えられるレベルではありませんので、左右を比べてみると、右岸になんとなく踏み跡らしきものがありましたので、そちらを行くことにしました。 |
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(11時40分) 右岸を高巻いていると、さらに滝が続いています。踏み跡といっても、枯れ草がたまって非常にすべりやすく、もしすべったら、ただではすみません。滑落しないように、全神経を集中させて、ゆっくりと歩きました。 |
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(11時50分) ついに前方に巨大な滝が見えました。ところが、滝への大きな関門がありました。大きな渕と滝が行く手を阻んでいます。左右のがけは高く、V字谷になっているので、最早、巻き道はありません。 しかしながら、ちょうどうまい具合に流木が滝にかかっていて、これに寄りかかって渕を突破することが出来ました。滝はもちろんシャワークライムで直登りします。 |
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帰りは12時20分に布沢滝を出発して、駐車場には13時45分に着きました。行きが1時間45分、帰りは1時間25分でした。 沢靴を脱いでヒルチェックをしていたら、一匹、脛に吸い付いていましたが、手遅れでした。ヒルに噛まれると痛くはないのですが、しばらく血が止まらないので大変※です。 ※ヒルの唾液中には、吸血対象に気がつかれない内に血を吸う為、麻酔作用、さらには、血を吸いやすくする為、血液の凝固作用を妨げる成分も含まれています。 最後に参考までに、地図、携行装備と行程表を記載します。 (携行装備) ・レインウエア上下、ストック、帽子、ヘルメット、手袋、折り畳み傘 ・沢靴、ネオプレーンソックス、渓流スパッツ ・GPS、高度計、気圧計、コンパス、地図、デジカメ、ヘッドライト、懐中電灯、携帯電話 ・食糧(ウイダーインエネルギー×2、朝バナナ×2、チョコレート×1、ラスク×1袋) ・熊よけ(熊鈴、熊よけスプレー) (装備補足) ・今回はヘルメットも装着し、足回りもヒルよけを兼ねて、渓流スパッツでかためた沢登り装備です。 ・熊よけも念のため携行しました。 (行程表)
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