冨泉寺庭園滝石組(Fusenjiteien takiishigumi)

埼玉県入間市大字中神地図
 豊泉寺は小田原北条氏の家臣豊泉左近将監の開基と伝えられる曹洞宗のお寺です。



撮影2023/5/3
 右の真新しい石板がなかなか見事です。本堂も新しいようです。
 日本に伝わった仏教は大乗仏教ですので、多くの人を救うことを教義としており、お参りも自由に出来るのが普通ですが、最近は自由に入れないお寺も増えています。
 豊泉寺は自由にお参り出来るお寺でした。
 本堂の左側を抜け裏に抜けると門があります。
 この門を抜けると庭園がありました。
冨泉寺庭園滝石組(フセンジテイエンタキイシグミ) 落差2m 評価1
 明治年間に地元根岸の庭師水村藤四郎によって造られた禅宗式庭園です。
 禅宗式庭園と言ってもいろいろありますが、要するに修行に相応しい深山幽谷を再現した庭ということです。
 深山幽谷ですので、山や滝、川、石、木々を配していかにも山奥にいるような雰囲気を作り出します。代表的なものは天龍寺庭園です。
 水の流れがないのも枯山水として趣があるとされるようになり、さらに進んで池、滝などの実際の形は消え抽象的、象徴的に表現する龍安寺、南禅寺などに代表される石庭も現れました。
 水の流れ、石庭が組み合わさったものも作られました。例えば相国寺庭園は実際の流れのある庭と石庭が組あわさったものです。但し、現在は水源が途絶え枯山水と石庭の組み合わせになっています。
 富泉寺庭園は枯滝石組を使った禅宗式庭園ということになります。



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