秩父沢出合の滝(Chichibusawadeai no taki)

岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂
 秩父沢は新穂高温泉から鏡平山荘への登山道沿いにかかります。



撮影2024/7/31〜8/3
 今回は三俣山荘テント場をベースに3泊4日で鷲羽岳、水晶岳、黒部五郎岳を登りたいと思います。
 通常3泊4日登山のザック総重量は15kg以上になりますが、体力を考慮し何とか12kg以内に収めました。
(計画)
 1日目 新穂高温泉→双六小屋テント場
 2日目 双六小屋テント場→三俣山荘テント場→鷲羽岳→水晶岳→三俣山荘テント場
 3日目 三俣山荘テント場→黒部五郎岳→三俣山荘テント場
 4日目 三俣山荘テント場→新穂高温泉
(携行装備)… ザック総重量11.5kg
 ・ザック(2.2kg)、テント (1.6kg)、マット (0.2kg)、寝袋 (0.5kg)、レインウェア (0.7kg)
 ・ヘッドライト (0.1kg)、予備バッテリー (0.8kg)、サブバック (0.2kg)、着替え (0.2kg)
 ・食料18食(1.8kg)、行動食(0.3kg)、水ペットボトル×3(1.6kg)、コンロ・鍋 (0.8kg)、その他 (0.5kg)
 ・登山靴、帽子、手袋、コンパス、温度計、高度計付時計、iPhone、熊鈴
(4時30分)
 早朝、新穂高温泉近くの無料駐車場に行ったところ空きがありません。前日のお昼頃、行った時には結構空いていたので油断しました。
 仕方なく標高が100メートル以上も高い鍋平の無料駐車場からスタートすることになり、先が思いやられます。
(5時20分)
 50分かけて鍋平から降り、ようやくスタート地点です。
(6時40分)
 新穂高温泉から1時間20分でワサビ平小屋に到着しました。
(7時15分)
 さらに林道を30分ほど歩くと小池新道入口になり、ここから本格的な登山道になります。
(8時40分)
 いくつかの沢を越えながら少しづつ高度を上げていきます。
秩父沢出合の滝(チチブサワデアイノタキ) 落差100m 評価4
 秩父沢はそれらの沢の中で最も大きく上流は雪渓になっていました。
 そのスケールに圧倒されます。
 登山道の下にも流れが続いていました。
 滝の映像
(12時40分)
 お昼頃、鏡平山荘に到着です。
 お昼は山荘の味噌ラーメンにしました。
 山荘の手前には鏡池があり槍ヶ岳が水面に映る逆さ槍で有名ですが、風がありきれいに映らなかったのが残念です。帰りに期待したいですね。
(15時00分)
 山荘で1時間以上休憩し今夜の幕張地である双六小屋へと向かいます。
 標高2280メートルの鏡平山荘から弓折乗越までは300メートル近く登らなければならず大変でした。
 弓折乗越まで登ると鷲羽岳と水晶岳が見えるようになります。
 双六小屋まではお花畑が続いていました。
 尾根道を歩いていると双六小屋が見えましたが、「見えてから遠い双六小屋」と言われている通り長い尾根道が続きます。
(16時50分)
 ようやくテント場に到着しました。
 平地は連日の猛暑日ですが、標高2550メートルの双六小屋は平地より15℃低く(▲0.6℃×25)、8℃対応の寝袋でしたが、朝は結構寒かったですね。
(6時30分)
 テントの中でウダウダしている間に時間が過ぎ、結局、4時に出発する計画が6時30分になってしまいました。
 大幅に遅れて次の目的地である三俣山荘テント場へと向かいます。
 鷲羽岳と水晶岳も段々近くに見えてきました。
(7時40分)
 双六小屋から三俣山荘までは3つの道があります。
 一つ目は双六岳・三俣蓮華岳を登るコース、二つ目は双六岳をパスして三俣蓮華岳を登るコース、三つ目は両方ともパスする巻道ですが、先を急ぎ巻道で行くことにしました。
(11時10分)
 この分岐から三俣蓮華岳までは標準時間で15分ですが、体調はかなり悪くやめることにします。
 ここまで来ると鷲羽岳はすぐそこ、水晶岳もはっきり見えました。
 鷲羽岳の麓に目的地の三俣山荘が見えます。
(12時00分)
 計画では4時に双六小屋を出発して三俣山荘には7時に着く予定でしたが、12時着では計画を変更するしかありません。
(13時30分)
 実は坂道を登るなど身体に負荷をかけると右脇腹が痛くなるのです。学生の頃、長距離走をすると右脇腹が痛くなることがありましたが、どうやら同じ症状が出てしまいました。
 対策は休憩するしかありませんが、それではとても計画通り山登りすることが出来ません。
 そこで計画を大幅に短縮し、目の前にある鷲羽岳だけは登ることにしました。
 鷲羽岳に登る途中、ライチョウを見かけましたが、全く逃げません。人間に慣れているのかもしれません。
 横っ腹が痛くならないようにゆっくり登っていると眼下に三俣山荘、背後には三俣蓮華岳、双六岳も見えてきました。体力があればどちらも登れたのに残念です。
(15時50分)
 山荘から鷲羽岳までの標準時間は1時間半ですが、2時間20分もかかってしまいました。これではやっぱり水晶岳までは無理でしょう。体調を整えて再挑戦したいと思います。
 三角点は三等三角点「中俣」ですが、結構乱れていました。
 当日は雲一つない快晴です。
 山頂から北西の方角を見ると薬師岳
 西を見ると黒部五郎岳、
 北には水晶岳、
 北東には真砂岳、野口五郎岳など裏銀座コースの山々が見えました。
 南東を見ると槍ヶ岳が天を衝いていますが、すぐ手前には昔の火山のなごりである硫黄池が見えます。硫黄尾根も赤色が印象的でした。
(17時30分)
 時間はかかりましたが、鷲羽岳を登ることが出来て良かったです。
(5時40分)
 翌日は5時に起きてテントを撤収し5時40分に出発しました。
(13時00分)
 横っ腹が痛く歩いては休憩しの繰り返しを与儀なくされ中々進みません。
 三俣山荘から鏡平山荘までの標準時間は4時間ですが、7時間以上かかってしまいました。
 このペースで下山すると新穂高温泉到着は闇の中、しかも暗闇の中、鍋平を登らなければなりません。
 ということで鏡平山荘で一泊させて頂きました。
 行きでは見ることが出来なかった逆さ槍も良く見えます。
(5時50分)
 翌日は5時50分に出発したところ、丁度日の出と重なる逆さ槍も見ることが出来ました。
(10時00分)
 新穂高温泉に到着しましたが、とても鍋平を登る気にはなれません。
 ということで鍋平にはロープウエイで行くことにします。
(10時50分)
 来た時には私の車しかありませんでしたが、駐車場は満車でした。
 やはり土日は登山者も増えるようです。
 登山後は疲れをいやすため、温泉に行きましたが、体重計を見たら2キロも痩せていてびっくりしました。
 でも、飛騨牛焼肉を食べたらすぐに戻っていて、またびっくりです。残念・・・。



日本の滝(ホーム) 日本の滝一覧 日本の滝百選 自薦百選の滝 訪問履歴

滝の評価はあくまでも私個人の主観にもとづくものです。又、評価は気象条件等によっても変わることをご承知おき下さい。
このホームページについての御意見・御感想は、GAF03402@nifty.com までお寄せ下さい。
本ホームページの著作権は、S.KOBAYASHI に帰属しております。
本ホームページの内容の一部、または全部を無断で複製、変更することは法律で禁じられております。