秩父沢出合の滝(Chichibusawadeai no taki)

岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂
 秩父沢は新穂高温泉から鏡平山荘への登山道沿いにかかる。



撮影2026/9/30〜10/4
(4時10分)
 2年前、鷲羽岳、水晶岳、黒部五郎岳を目指したが、腹痛により鷲羽岳しか登れなかったことが悔やまれる。
 今回は同じコースで未踏の水晶岳、黒部五郎岳を目指す。
(計画)
 1日目 新穂高温泉→双六小屋テント場
 2日目 双六小屋テント場→双六岳→三俣蓮華岳→三俣山荘テント場
 3日目 三俣山荘テント場→水晶岳→三俣山荘テント場
 4日目 三俣山荘テント場→黒部五郎岳→三俣山荘テント場
 5日目 三俣山荘テント場→新穂高温泉
(携行装備)…リュックサック総重量12Kg
 ・登山靴、ダブルストック、帽子、手袋、
 ・サブザック、サブザックカバー
 ・レインウェア、レイン手袋、傘、ザックカバー、
 ・ダウンジャケット、毛糸帽子、毛糸手袋
 ・コンパス、高度計、気圧計、温度計、スマホ、ヘッドライト
 ・テント、折り畳みマット、寝袋、バーナー、鍋
 ・スマホ予備バッテリー10000wh×2
 ・食料
  (1日目)
   朝…おにぎり×3
   昼…鏡平山荘カレー
   夜…たらこスパゲッティ
  (2日目)
   朝…カップヌードル
   昼…三俣山荘カレー
   夜…三俣山荘夕食
  (3日目)
   朝…カレーパン
   昼…きのこスパゲッティ
   夜…三俣山荘カップヌードル
  (4日目)
   朝…やきそばパン
   昼…黒部小舎親子丼
   夜…ドライカレー
  (5日目)
   朝…カロリーメイト
   昼…鏡平山荘ラーメン
  (未使用)アルファ米×2、カップヌードル×1
  (行動食)柿の種、プロテインバー×3
 ・ポカリスエット500ml×5+緑茶×1+コーラ3本購入
(4時20分)
 10月1日から新穂高センター近くの第三駐車場が有料になるので、前回同様、鍋平駐車場からスタートする。
(5時10分)
 1時間かけて鍋平を降り、新穂高センターのスタートラインに到着。
 暗い中、登山口のゲートを超える。
 お助け風を通る頃には明るくなっていた。秋なので、お助け風は冷たくない。
 7月末の笠ヶ岳登山が懐かしい。
(6時30分)
 わさび平小屋は朝なのでひっそりとしていた。
(7時10分)
 小池新道登山口に到着。目の前の山を越えなければならないので大変だ。
秩父沢出合の滝(チチブサワデアイノタキ) 落差100m 評価4
 2年前は残雪があったが、さすがに9月末ではもうない。
 穏やかな滝を見て先を急ぐ。
 滝の映像
 鏡平山荘は逆さ槍を見るために建てたという。
(12時20分)
 8時間かけてようやく鏡平山荘に到着。
 前回は味噌ラーメンを食べたので今回はカレーで昼食をとる。
 弓折乗越から見る槍・穂高連峰は絶景だ。これを見るだけでもここに来た甲斐があるだろう。
(15時30分)
 尾根から双六小屋が見えた。見えてから遠い双六小屋の通りまだまだ先は長い。
 尾根道はざれた場所もあるので注意が必要だ。
(16時30分)
 小屋が見えてから1時間で双六小屋テント場に到着。
 テントを張り、たらこスパで夕食をとる。
(7時20分)
 2日目は三俣山荘テント場に行くだけなので、のんびりと出発。
 前回は巻道へ行ったが、今回は双六岳を目指す。
 ハイマツに隠れて見えにくいが、雷鳥の親子が歩いていた。丁度すれ違った女性が初めて雷鳥を見たと喜ぶ。雷鳥は特別天然記念物であり、絶滅危惧種として保護されている。雷鳥を見るとやはり心が和む。
(9時50分)
 のんびりと思っていたが、双六岳まで2時間半もかかって到着。いくらなんでも時間がかかり過ぎるだろう。
 三角点は二等三角点「中俣岳」。
 双六岳はなだらかな山容のため、感じにくいが実は標高が2860メートルもあり日本で44番目に高い山だ。
 7月末に登った笠ヶ岳が目立つ。
 黒部五郎岳も抉られたようなカールが迫力があった。
 槍ヶ岳への道は双六滑走路と呼ばれるSNS映えする人気スポットだ。まさに天空の滑走路。
(12時30分)
 稜線をゆっくり歩いて三俣蓮華岳に到着。三俣蓮華岳は明治時代には鷲羽岳と呼ばれており、今の鷲羽岳は東鷲羽岳、もしくは龍池ヶ岳と呼ばれていた。深田久弥は著書「日本百名山」で、日本山岳会先輩達の軽率な誤りから名前が改悪されたと嘆いているが、今の鷲羽岳の白い堂々とした山容を見ると改悪ではないだろうと思う。
 三角点は三等三角点「三ツ又」で、長野・岐阜・富山の三県境を象徴するのか三つの三角点が置かれていた。
 明日は水晶岳へ登るが、鷲羽岳経由ではなく、一旦、黒部川水源地標まで降りワリモ北分岐まで沢沿いに登るルートをとる。帰りに余裕があれば鷲羽岳を登るつもりだ。
(14時20分)
 標準時間3時間のところ7時間もかかってやっと三俣山荘テント場に到着。テント場は空いている。
 昼食は三俣山荘でカレーを頂き、さらに夕食も三俣山荘でとることにした。
 普通、テント泊で食事が提供されることはないが、三俣山荘では夕食を頼むことができる。駆除された鹿の肉は廃棄されるが、三俣山荘ではその肉を活用して鹿のジビエシチューとして提供しているという。
 良く煮込まれて美味しいが、疲労困憊で食が進まない。何とか頑張って完食した。
(4時30分)
 翌日は4時半に出発。
(4時50分)
 20分ほどで黒部川水源地標に到着したが、まだ真っ暗だ。
 沢沿いの道をひたすら歩いているとようやく尾根が見えてきた。
 あの底から上がってきたと思うと我ながら驚く。
(6時50分)
 ワリモ北分岐で鷲羽岳からの道と合流した。稜線に出ると強風が吹き物凄く寒い。
(8時00分)
 水晶小屋に到着。水晶小屋は強風地帯に立つため、今まで何度も倒壊したという。そのためか岩を削って低く設置されている。なお、9月30日で営業終了しており、10月3日で山小屋の皆さんも下山されるという。
 小屋から水晶岳まではなだらかな道だが、山頂付近は岩場なので注意が必要だ。
 小屋の真上、赤岳には仏様が祀られていた。
 ここは富山県と長野県の県境にあたる。
 緩やかな稜線を抜けるといよいよ岩場だ。
 付近には名前の由来になった水晶がたくさんあった。もちろん採ったら罰せられる。
(8時50分)
 テント場から4時間20分で南峰山頂に到着。
 槍・穂高連峰のノコギリのような山容が良く見える。
 やはり笠ヶ岳の笠は目立つ。
 黒部五郎岳のカールはまるで火山のようだ。
 薬師岳は山全体が大きい。
 赤牛岳の向こうに立山と剣岳が見えた。
 中央にどっしりと横たわっている大きな山肌が野口五郎岳だ。野口五郎岳から右手へと降っていく稜線は真砂岳を経て水晶小屋へと続く。野口五郎岳から左手へとなだらかに続く稜線が裏銀座コース起点の烏帽子岳へと伸びる。 
 さきほどいた水晶小屋が豆粒のように見える。
 水晶岳からの眺望
 水晶岳は南峰2986メートル、北峰2978メートルの双耳峰だ。
(9時05分)
 南峰が北峰より8メートル高いが、三角点は北峰に置かれている。
 北峰の三角点をタッチし戻るとヘリコプターで小屋締めをしていた。小屋の方にヘリコプターで帰りたいと呟くと、「私たちも乗れないんです。明日、歩いて下山します。」とのことだった。
(11時10分)
 できればもう一度、鷲羽岳に登りたかったが、あまりの強風に来た道を帰ることとし、ワリモ北分岐を右に曲がる。
 行きは真っ暗だったので分からなかったが、源流部は紅葉に包まれた何段もの滝がかかっていた。
 さしずめ黒部川水源の滝だろうか。
 黒部川水源地標も明るい日のもとにもう一度撮影した。途中、すれ違った方が軽装だったので尋ねると、「朝、鷲羽岳経由で水晶岳に行こうと思い鷲羽岳にとりついたのですが、あまりの強風にキブアップしました。そこで黒部川源流散策に切り替えて散策しています。」とのこと。やはり強風は厳しかったようだ。
(13時30分)
 余裕をもってテント場に戻ることができた。
 昼ご飯は今回2回目のスパゲッティできのこスパだ。
 山荘から見る雲の上に浮かぶ槍ヶ岳はこの世のものとは思えない絶景だった。
(3時00分)
 水晶岳往復が9.8キロなのに対し黒部五郎岳往復は12.8キロと3キロ長いので、朝3時に出発。
 三俣蓮華岳を通らず巻道で行く。
 この看板のところで道を間違えたが、地図アプリを見て修正し何とか登山道に戻った。
 真っ暗い中を歩いていたが、段々明るくなると目の前に黒部五郎岳が現れ期待に胸が膨らむ。
(6時00分)
 黒部五郎小舎に到着。
 ずっと谷間に入っていたので日の出は見えなかったが、黒部五郎岳にモルゲンロートがかかった。
 日陰のため、霜柱ができるほど寒い。
 登山道からは紅葉した雄大なカールを見ることができた。
 カール内には氷河が置き忘れていった石がゴロゴロしている。黒部五郎岳は黒部地方の石がゴロゴロした山が山名の由来だ。また、黒部の由来は、三俣山荘の方が「展望食堂の建材はヒノキの一種であるクロベを使っています。実はこの木が黒部という地名の由来なんです。」と教えてくれた。
 最後はカールの急斜面を登る。女性だけのツアーの最後尾に付いて歩いて行く。岩場ではガイドさんがどこを歩けばいいか教えてくれた。
(8時45分)
 結局、ツアーの方にはついて行けなかったが、何とか黒部五郎の肩に到着。
(9時10分)
 山頂には不動明王像が置かれていた。石の風合いからしてそれほど古いものではないだろう。
 三角点は三等三角点「黒部」だ。
 山頂からは360度の眺望を楽しめる。昨日行った水晶岳が雲ノ平の向こうに見えた。
 雲ノ平は盆地の真ん中に大地が盛り上がる特異な地形だが、祖父岳から噴出した溶岩が何層にも積み重なってできたものだ。池塘と岩に覆われた高山植物の宝庫で日本庭園やスイス庭園など庭園に模した地形が広がることで有名であり、アクセスが困難なことから「日本最後の秘境」とも言われる。
 槍・穂高連峰のシルエットも良く分かる。槍の穂先から大キレットを越え、奥穂高岳、ジャンダルム、西穂高岳まで縦走する人がいるというから凄い。
 笠ヶ岳の右に乗鞍、さらに奥には御岳山が雲の中から頭を出していた。
 黒部五郎岳は富山県の折立から太郎平経由で登ると標準時間で9時間40分程度なので最も登られるが、新穂高温泉からも同13時間25分とこちらも良く登られる。いずれも山頂に至るまで1泊ないしは2泊必要だろう。
 なお、折立から太郎平、黒部五郎岳、三俣蓮華岳、双六岳、樅沢岳を経て槍ヶ岳へ至るコースは西銀座ダイヤモンドコースまたは単にダイヤモンドコースと呼ばれる人気コースだ。
 剣岳、立山、さらにその奥には鹿島槍ヶ岳等も見えた。
 黒部五郎岳からの眺望
(11時50分)
 山頂での景色を堪能し黒部五郎小舎へ戻る。小屋のアイドルは右側に描かれたオコジョだが、めったに見ることはない。小屋の方にお聞きしたら、「今シーズン働いていますが、一度も見たことがないですよ。」とのこと。
 昼食は親子丼。北アルプスの最深部で親子丼が食べれるとは思わなかった。
 帰りも巻道を通る。すれ違った方に巻道への分岐は手前の小山を過ぎたところですよねと尋ねると、「いいえ、もっと登りますよ。」との悲しい返事。
 ようやく分岐が見えた。
 行きは真っ暗で分からなかったが、結構、危険な斜面を歩いていたことに気づく。
 巻道も簡単には巻かせてくれない。結構な斜面を登った。
 ここが行きで迷ったところで、正面の斜面を登るところを左に行って5分ほどロスした場所だ。
 ようやく鷲羽岳と三俣山荘が見えホッとする。
(15時00分)
 早朝、出発したこともあり15時に戻ることができた。
 隣の登山者がテント場が空いているにもかかわらず、なぜか私のテントにピッタリ付ける。若い男女で一張のようだが、夜の9時になっても会話しているので注意した。ところが、11時頃まで話声は終わらなかった。さらに朝の4時頃からテントの撤収に入ったようだが、またしても会話を続け起こされた。結局、ほとんど寝れずに朝を迎える。
(5時30分)
 鍋平の急坂を登るのが嫌なので、ロープウエー最終の16時に間に合うよう5時半に出発。
(9時10分)
 寝不足で朦朧としていたが、順調に歩き、予定通りに双六小屋に到着。
 ジャンダルムがどれかはっきりしなかったので、後ろから来た若い女性二人に尋ねたところ、大キレットの右ではとの回答。さすがにそれはないだろうと思っていたら、さらに後ろから来た屈強の男性が正しい場所を教えてくれた。
(11時30分)
 昼食は鏡平山荘で味噌ラーメンを頂く。ここの味噌ラーメンはやっぱり美味い。
(11時50分)
 逆さ槍もこれで見納めだ。
(15時20分)
 最後は走りながら登山口に到着。鏡平山荘からの標準時間は4時間だが30分も早い。
(15時30分)
 その甲斐もありロープウエーの最終に間に合い鍋平への坂道を登らずにすんだ。
(16時00分)
 目標の水晶岳、黒部五郎岳を怪我なく登れて本当に良かった。
 4日間、風呂に入っていないので、温泉施設のひらゆの森へ向かう。締めは、やっぱり飛騨牛特上ロース定食だろう。



撮影2024/7/31〜8/3
 今年の夏は、三俣山荘のテント場を拠点に、鷲羽岳・水晶岳・黒部五郎岳を巡る三泊四日の山旅に挑むことにした。
 本来ならザックは15キロを超えるところだが、体力を考えて装備を削りに削り、総重量12キロに抑えた。軽さは正義、とはいえ必要なものはすべて詰まっている。
(計画)
 1日目 新穂高温泉→双六小屋テント場
 2日目 双六小屋テント場→三俣山荘テント場→鷲羽岳→水晶岳→三俣山荘テント場
 3日目 三俣山荘テント場→黒部五郎岳→三俣山荘テント場
 4日目 三俣山荘テント場→新穂高温泉
(携行装備)… ザック総重量11.5kg
 ・ザック(2.2kg)、テント (1.6kg)、マット (0.2kg)、寝袋 (0.5kg)、レインウェア (0.7kg)
 ・ヘッドライト (0.1kg)、予備バッテリー (0.8kg)、サブバック (0.2kg)、着替え (0.2kg)
 ・食料18食(1.8kg)、行動食(0.3kg)、水ペットボトル×3(1.6kg)、コンロ・鍋 (0.8kg)、その他 (0.5kg)
 ・登山靴、帽子、手袋、コンパス、温度計、高度計付時計、iPhone、熊鈴
(4時30分)
 早朝、新穂高温泉の無料駐車場へ向かったが、すでに満車。前日に余裕があったため油断していた。
 仕方なく標高が100メートル以上高い鍋平の駐車場へ。ここからの下りが、すでに登山の前哨戦のようだった。
(5時20分)
 50分かけて鍋平から降り、ようやく本来のスタート地点へ。
(6時40分)
 新穂高温泉から1時間20分でワサビ平小屋に到着。まだ体は軽い。
(7時15分)
 さらに林道を30分。小池新道の入口から、いよいよ本格的な登山道へ。
(8時40分)
 沢をいくつも渡りながら高度を上げていく。
秩父沢出合の滝(チチブサワデアイノタキ) 落差100m 評価4
 秩父沢はその中でも圧倒的なスケールだ。上流には雪渓が残り、白い流れが谷を満たしていた。
 雪渓から流れ落ちる水の迫力に、思わず足が止まる。
 登山道の下にも流れが続いていた。
 滝の映像
(12時40分)
 お昼頃、鏡平山荘に到着。
 お昼は山荘の味噌ラーメン。これが美味い。スープまで飲んでしまった。
 山荘の手前には鏡池があり槍ヶ岳が水面に映る逆さ槍で有名だが、風がありきれいに映らなかったのが残念。帰りに期待したい。
(15時00分)
 山荘で1時間以上休憩し今夜の幕張地である双六小屋へと向かう。
 標高2280メートルの鏡平山荘から弓折乗越までは300メートル近い登りで息が上がる。
 弓折乗越に立つと、鷲羽岳と水晶岳が遠くに姿を現した。
 双六小屋まではお花畑が続く。
(15時45分)
 尾根道の先に小屋が見える。しかし「見えてからが遠い双六小屋」の言葉どおり、なかなか近づかない。
(16時50分)
 ようやくテント場に到着。標高2550メートルの空気は冷たく、平地の猛暑が嘘のようだった。
 8℃対応の寝袋だったが、朝は寒さを感じるほどだった。
(6時30分)
 テントの中でウダウダしている間に時間が過ぎ、結局、4時に出発する計画が6時30分になってしまう。
 大幅に遅れて次の目的地である三俣山荘へ向かう。
 鷲羽岳と水晶岳も段々近くに見えてきた。
(7時40分)
 双六小屋から三俣山荘までは3つの道がある。
 一つ目は双六岳・三俣蓮華岳を登るコース、二つ目は双六岳をパスして三俣蓮華岳を登るコース、三つ目は両方ともパスする巻道だが、先を急ぎ巻道で行くことにした。
(11時10分)
 三俣蓮華岳への分岐に到着。標準なら15分で登れるが、体調が悪く断念。
 鷲羽岳はすぐそこ、水晶岳もくっきり見える。
 鷲羽岳の麓に目的地の三俣山荘も見えた。
(12時00分)
 計画では4時に双六小屋を出発して三俣山荘には7時に着く予定だったが、12時着では計画を変更するしかない。
(13時30分)
 実は右脇腹の痛みがひどく、坂を登るたびに刺すように痛む。学生時代の長距離走で感じた痛みと同じだ。
 休めば治るが、これでは水晶岳はもちろん黒部五郎岳も難しい。
 そこで計画を大幅に短縮し、まずは目の前の鷲羽岳だけでも登ることにした。
 途中、ライチョウが道端に佇んでいた。逃げる気配もなく、こちらをじっと見ている。
 横っ腹が痛くならないようにゆっくり登っていると眼下に三俣山荘、背後には三俣蓮華岳、双六岳も見えてきた。体力があればどちらも登れたのに残念だ。
(15時50分)
 山荘から鷲羽岳までの標準時間は1時間半だが、2時間20分もかかってしまった。これではやっぱり水晶岳までは無理だろう。体調を整えて再挑戦したい。
 三角点は三等三角点「中俣」だが、結構乱れていた。
 当日は雲一つない快晴で、山頂から北西の方角を見るとどっしりとした薬師岳、
 西を見るとカール地形が特徴的な黒部五郎岳、
 北には稜線の最後に水晶岳、
 北東には真砂岳、野口五郎岳など裏銀座コースの山々が見えた。
 南東を見ると槍ヶ岳が天を衝いているが、すぐ手前には昔の火山のなごりである硫黄池が見える。硫黄尾根も赤色が印象的だ。
(17時30分)
 時間はかかったが、鷲羽岳を登ることが出来て良かった。
(5時40分)
 翌日は5時に起きてテントを撤収し5時40分に出発。
(13時00分)
 横っ腹が痛く歩いては休憩しの繰り返しを与儀なくされ中々進まない。
 三俣山荘から鏡平山荘までの標準時間は4時間だが、7時間以上かかってしまった。
 このペースで下山すると新穂高温泉到着は闇の中、しかも暗闇の中、鍋平を登らなければならない。
 ということで鏡平山荘で一泊させて頂いた。
 行きでは見ることが出来なかった逆さ槍も良く見えたのがせめてもの救いだ。
(5時50分)
 翌日は5時50分に出発したところ、丁度日の出と重なる逆さ槍も見ることが出来た。
(10時00分)
 新穂高温泉に到着したが、鍋平を登る気にはなれない。
 ということで鍋平にはロープウエイで行くことに。
(10時50分)
 来た時には私の車しかなかったが、駐車場は満車。
 やはり土日は登山者も増えるようだ。
 登山後は疲れをいやすため、温泉に行ったが、体重計を見たら2キロも痩せていてびっくり。
 でも、飛騨牛焼肉を食べたらすぐに戻ってしまい、またびっくり。残念・・・。



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