女渕の滝(Mebuchi no taki)

奈良県高市郡明日香村栢森 総合評価4
 石舞台から県道15号線を南下した奥明日香にある滝です。


撮影2018/12/29
 折角、明日香を訪れたので、日本最古の仏像がある飛鳥寺へ行ってきました。
 飛鳥寺付近は聖徳太子が摂政になった593年から694年に藤原京に遷都されるまでの102年間 (一時期、難波の宮に遷都した時代を含む) に渡って大和王朝の都があったところです。
 法隆寺釈迦三尊像と同じ鞍作止利作の飛鳥大仏です。609年制作と言われており、623年制作の法隆寺釈迦三尊像より古い日本最古の仏像ですが、なぜか国宝ではありません。
 というのも、飛鳥大仏は1196年の火災で火にさらされオリジナル部分が少ないとされたからですが、最新の研究では頭部はほぼオリジナルであることが分かりました。国宝に復活するのも近いのではないかと思われます。 
 飛鳥寺の背後には乙巳 (いっし) の変によって、首を刎ねられた蘇我入鹿の首塚があります。
 大化の改新の立役者である中大兄皇子と中臣鎌足は飛鳥寺で行われた打毬の会で親しくなったと言われています。
 飛鳥時代の有力者、蘇我馬子の墓と言われている石舞台古墳です。
 封土の上部が剥がされ、巨大な石室が剥き出しになっています。
 玄室は長さ7.7メートル、幅3.5メートル、高さ4.7メートルもあります。
 続いて、石舞台から県道15号線を南下し奥明日香に向かいます。
 栢森
集落から林道へと入りしばらく走ると女渕の案内板がありました。滝は赤丸の案内板の向こうにかかります。
 案内板によると女渕には5〜6メートルの滝があり、滝つぼの深さは6メートル以上もあるそうです。又、1.5キロ上流には男渕があり、高さ9メートル、幅2メートルの滝があるとのことです。
 日本書紀には642年に皇極天皇がここで雨乞い祈願を行ったとの記述があるそうです。
女渕の滝 (メブチノタキ) 落差3m 評価4
 滝つぼは深い緑色をしており、確かに深そうです。
 続いて林道を車で走ると男渕の案内がありました。ここに車を停めて川沿いに歩いて行きます。
 日没真近のため、駆け足で進みました。
男渕の滝 (オブチノタキ) 落差4m 評価2
 5〜6分歩いたところで、この滝が現れました。もしかすると上流に滝があるのかもしれませんが、ここで引き返します。案内にあった落差9メートルとはだいぶかけ離れていますが、どうでしょうか。
 滝の映像


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滝の評価はあくまでも私個人の主観にもとづくものです。又、評価は気象条件等によっても変わることをご承知おき下さい。
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