岩松院の滝(Gansyoin no taki)


長野県上高井郡小布施町雁田地図
 小布施町は人口1万人ほどの小さな町ですが、幕末の豪商高井鴻山が招いた葛飾北斎や佐久間象山、小林一茶ら文化人との交流の地となったところです。特に葛飾北斎は小布施町に4年ほどいたことから町内には葛飾北斎の作品が数多く残っています。
 ここ岩松院にも、葛飾北斎や高井鴻山の作品が残っており、又、小林一茶が「古池や…」の有名な句を詠んだ池があります。


撮影2013/12/29
 本堂の天井には葛飾北斎が描いた鳳凰図があります。北斎が88歳から89歳にかけての作品とのことで、今から160年以上前に描かれたとは思えないほどに色鮮やかでした。
 この天井画がある本堂大間の右側の部屋へ入って裏庭を見ると小さな池があります。小林一茶の有名な俳句、「古池や蛙、飛び込む、水の音」が詠まれた池だそうです。
 又、本堂の裏手には福島正則の霊廟があります。関ヶ原の合戦で東軍勝利の立役者となった福島正則は広島藩50万石の大大名となりましたが、結局最後は徳川幕府からささいなこと(広島城の無断修築)で高井野藩2万石へ移封され、小布施町が終焉の地となりました。
岩松院の滝(ガンショウインノタキ) 落差3m 評価1
 恐らく修行用に作られた打たせの滝でしょう。
 滝の映像
 岩松院へ立ち寄った後は志賀高原へ正月スキーをしに行きました。焼額山のプリンスホテル南館で3泊しましたが、私が若い頃には憧れのプリンスホテルでしたが、泊まった感想はがっかりでした。
 お風呂の水を落とすと配水管が詰まっていて、バスタブの外にあるユニットバスの排水溝から溢れた水が部屋の中にまで出てきました。フロントに電話したら、今、忙しいから対応出来ないとの信じられない返事がありました。結局、部屋には来て貰えませんでした。
 夕食は一人4,800円のバイキングで、ホテル内の洋食と和食二つのレストランのいずれかを選択するのですが、どちらもルートインホテルの朝食程度の内容しかありませんでした。和食に至っては白味噌の鍋でしたが、要するに味噌汁が鍋になっただけのものでした。以前、私が泊まった箱根の天成園のバイキングと比べたら月とスッポンです。あまりの内容のなさに3日の内、1食は部屋でカップラーメンを食べたくらいでした。
 結論としては、経営的にかなり苦しいのだと思います。人件費を削り、さらに料理の内容を落とすことで、必死で利益を出そうとしているのだと思います。実は正月でも、リフト乗り場には本日空き室ありの看板が出ていました。恐らくウイークデーはがらがらなのでしょう。
 スキーの帰りは善光寺へお参りしてきました。
 善光寺は蘇我氏と物部氏の争いの中、大阪の川に打ち捨てられた百済伝来の日本最古の仏様を本田善光さんが拾い上げて長野市に持ち帰ったのが始まりで、1,400年以上の歴史があります。奈良の古いお寺と同様に檀家もなく、日本最古の仏様をご本尊としますから、もちろん宗派もありません。
 今回は戒壇めぐりもし、無事に錠前も捜すことが出来ました。「牛に引かれて善光寺」ではありませんが、私にもご利益があると良いです。

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