湯川渓谷の滝 (Yukawakeikoku no taki)

福島県二本松市
 安達太良山には幾つかの登山道がありますが、塩沢登山口を起点とするコースでは途中に幾つかの滝を見ることが出来ます。


撮影2014/7/14
 塩沢スキー場を目指しますが、シーズンオフなので、スキー場には誰一人いません。近くのあだたらスキー場と比べても随分と規模の小さなスキー場です。
 歩き始めて10分ほどで、僧悟台コースとの分岐に出ました。ここは左側へ進みます。
 入り口から40分ちょっとで三階滝への分岐に着きました。ここを右へ入って沢コースへ行きます。
三階滝 (サンガイノタキ) 落差30m 評価7
 沢まで降りると三階滝へ出ました。滝つぼからは最下段と二段目の滝しか見えないので二階滝です。
 物凄い水量で大迫力の滝を楽しむことが出来ました。
 三階滝から屏風岩までの登りをひたすら登ります。途中、三階滝の上段の滝を見ることが出来ます。
 屏風岩は湯川の蛇行に沿って半島のように突き出た場所で、この岩の上から相恋の滝を見ることが出来ます。
相恋の滝 (ソウコイノタキ) 落差15m 評価6
 屏風岩から恐る恐る身を乗り出して、相恋の滝を見ましたが、ここはかなり怖いところで、早々と後にしました。
 相恋の滝を右に見下ろしながら、崖沿いの道を歩いていると入り口から、1時間40分ほどで八幡滝との分岐に着きました。ここを右に曲がればすぐに八幡滝です。
八幡滝 (ヤハタタキ) 落差15m 評価6
 幅広で水量豊かな涼しげな滝です。良く見ると右側に鎖が垂れ下がっていました。
 付近略図を見ると、霧降滝までの道が描かれています。
 でも、八幡滝−霧降滝は地図に記載されているが危険につき廃コースとすると書かれた警告板がありました。沢歩きの登山者は万全な準備と自覚ある行動で入山して下さいとのことですので、ここから渓流シューズに履き替えて、沢登りをします。
 沢を渡り、八幡滝の右側の鎖を掴んで登ります。
 滑りやすくなった滑滝状のところを鎖を掴んで慎重に登ります。ここで滑ったら八幡滝の滝つぼまでまっさかさまです。
中の滝 (ナカノタキ) 落差25m 評価6
 滑滝状のところを慎重に登っていると左前方に滑滝の親分のような大きな滝が見えました。
 さすがにこの滝は直登りは無理だなと思っていたら、右側に巻き道が用意されていました。
霧降り滝 (キリフリタキ) 落差20m 評価7
 中の滝の落ち口から上も滑滝状態が続いており、慎重に登っていると、今度は末広がりの大きな分岐瀑が見えました。ここまで2時間を越えています。登山に加えて沢登りまでしてやっと見ることの出来る滝です。感激もひとしおでした。
 滝の映像
 登りよりも降りの方が鎖のありがたみがわかります。本当に鎖がなかったら、命がけになりそうな行程でした。
 行きは2時間以上かかりましたが、帰りは1時間30分で戻ることが出来ました。


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