幽玄の滝(Yugen no taki)

岐阜県揖斐郡揖斐川町坂内川上
 幽玄の滝は夜叉ヶ池伝説で有名な夜叉ヶ池登山道の途中に見ることが出来ます。
 夜叉ヶ池伝説は9世紀に雨乞いの見返りとして神戸町 (ゴウドチョウ) に住む有力者安八太夫安次が娘 (夜叉) を竜神に嫁がせた話で、父親は娘が嫁いだ夜叉ヶ池を何度も訪れたそうです。
 その道程を偲び、神戸町と夜叉ヶ池の往復136キロを毎年7月、夜叉ヶ池伝説マラニック (マラソンとピクニックをかけた造語で順位やタイムを重視しない) が2日がかりで実施されています。


撮影2018/11/18
(8時00分)
 林道終点の登山口を8時に出発します。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、帽子、手袋、レインウェア
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
 ・食料(おにぎり×2、キャラメル×1、チョコレート×2、ペットボトル×4)
 最初は沢を横切ったりゆったりしたスタートです。
 杉の木が雪の重みで曲がっていることから豪雪地帯であることがわかります。
 ペットボトルを4本も持ってきましたが、至るところに湧き水が出ているので飲み水には不自由しません。
幽玄の滝 (ユウゲンノタキ) 落差15m 評価6
(9時00分)
 1時間で幽玄の滝に到着しました。
 ここまではそれほど急な道もなく難所も特にありません。
 夜叉姫がこの滝で身を清めたと伝わる滝です。
 幽玄の滝を過ぎると段々と急な道が出てきます。前方を見上げるといかにも荒々しい夜叉壁と夜叉壁の頭が見えました。
昇龍の滝 (ショウリュウノタキ) 落差30m 評価5
 右側の沢に大きな滝が見えてきました。
 全部で3段くらいありそうですが、源頭部に近い為、水量それほどありません。
 滝の映像
 ロープもありますが、登りは使わなくても大丈夫でしょう。
 最後のロープ場を登ればいよいよ夜叉ヶ池です。
(9時45分)
 入口から1時間45分で到着しました。
 折角ですので近くのピークである夜叉ヶ池山まで行ってみることにします。夜叉ヶ池は上から見るとハート形に見えました。
 自分の背丈より高い藪漕ぎをしてピークを目指します。
 北側を見ると三周ヶ岳も見えました。
 今登っている尾根道が実は岐阜県と福井県の県境です。西の方には福井県の街並みも見えました。
(10時5分)
 ピークの夜叉ヶ池山に着きましたが道標も三角点もなく登った気がしません。
 ということで、尾根道の次のピークである夜叉ヶ姫岳を登ることにしました。
 しかしながら夜叉ヶ池山への道以上に藪が密集しています。
 最後は踏み跡も見えなくなりました。
(10時40分)
 何とか夜叉ヶ姫岳1206メートルに到着しましたが、折角来たのに展望は木々に遮られ全くありません。
 三角点だけでも撮ろうと思ったら、県境境石でした。
 再び藪漕ぎをしながら夜叉ヶ池に戻ります。
(11時20分)
 福井県側にある夜叉姫祀碑から、今、降りてきた夜叉ヶ池山を見上げます。
(11時35分)
 夜叉ヶ池のほとりのベンチで15分ほど昼食休憩します。
(12時50分)
 帰りは1時間15分ほどで戻ることが出来ました。


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