湯出七滝(Yude nanataki)

熊本県水俣市湯出 総合評価8
 湯出七滝は水俣市の鶴の湯温泉の近くにあります。下流側から座頭滝、母滝、小滝、唐滝、赤水滝、大滝、箱滝の七つの滝からなりますが、唐滝、赤水滝は位置がわからなくなっているそうです。


撮影2017/5/1
 左岸側の林道を登って行くと最初にのれん滝の案内がありました。
 母滝のはずですが、どうやら母滝の別名のようです。案内に従って沢まで降りて行きます。
母滝 (ボタキ) 落差3m 評価3
 橋の下に母滝がかかっていました。滝つぼには降りることが出来ない為、斜め上からの見下ろしであり、木々の枝もあって景観はいまいちでした。
 車に戻り林道を更に奥へ向かうと上流の滝へと続く遊歩道がありました。車を停めて、左岸沿いの遊歩道を歩きます。
 2分ほどで正面に大きな滝が見えました。
小滝 (コタキ) 落差7m 評価5
 水があってこれ以上は進めません。落差は7メートルとのことですが、近くに行けないこともあって、大きな滝に見えました。これで小滝なら大滝はどんな滝だろうと期待が膨らみます。
 小滝から大滝までは490メートルとあり、結構大変でした。
 鬼の材石と書かれた案内板がありました。丸太のような石がにょきにょき生えたかのような不思議な景観ですが、付近を探しましたが同じ感じの景観は見当たりませんでした。もしかするとくずれてしまったのかもしれません。
 唐滝、赤水滝の説明板があるのですが、現在、この2滝は所在不明ですと書かれていました。案内板を作るにはコストもかかる訳ですから、きっと説明板のある左岸を中心に探したはずですが、それでも見つからなかったということは、左岸には元々なかったのではないかと思います。
 これは私の勝手な説ですが、遊歩道沿いのこちらの滝が唐滝、大滝の右側にあるこの滝が赤水滝ではないかと思います。節理面を流れ落ちること、岩にコケが生えていることとも符号すると思うのですがどうでしょうか。
 小滝から15分以上かかってようやく大滝の見えるところに出ました。箱滝にはここからさらに800メートルとあります。
大滝 (オオタキ) 落差33m 評価8
 上段は階段状になった壁面を一筋になって流れ落ち、二段目は幅広に壁面を覆いつくします。見事な大滝でした。別名を水俣大滝というだけのことはありました。
 箱滝への道はかなり荒れており、右岸側の道路から簡単に行くことが出来るようですので、ここで引き返し、右岸側の道路を走ることにしました。すると座頭滝の案内板がありました。
座頭滝 (ザトウタキ) 落差5m 評価3
 小さな滝ですが、大きな滝つぼが印象的です。
 道路をさらに進むと太陽光発電事業所、石飛地区農免農道の案内がありました。ここを右折します。
 しばらく走ると箱滝の案内がありました。
 案内板から右下へと降りる道があるのでここに車を停めます。実はこの道をそのまま真っすぐ行ってしまい5分ほど迷ってしまいましたが、実は箱滝の案内板の矢印の方向に滝がありました。
 道の途中で沢へと降りて行くのが正解です。
箱滝 (ハコタキ) 落差6m 評価8
 5分ほどで箱滝の前へ出ました。落差は6メートメしかないのですが、階段状になった石が幾つも積み重なった景観は見事です。大きな箱のような石が幾つも積み重なった感じはまさに箱滝でした。
 滝の映像
 帰りは鶴の湯温泉で疲れを癒しました。


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