山雀の滝

山雀の滝（Yamagara no taki）

群馬県吾妻郡東吾妻町箱島
関越道の渋川伊香保インターを降りて県道３５号線を中之条方面に進み途中で左折し箱島湧水の駐車場に車を停めます。

撮影2015/7/11

　歩き始めるとすぐにロックフィルダムの跡が見えます。

山雀の滝 (ヤマガラノタキ)		落差2m	評価4
今はダムは使用されていませんが、ダム池があったところに滝がかかります。物凄い水量ですが、水源はすぐ上にある湧水で、日量２万トンもあるそうです。　滝の映像

　何もないところからいきなり水が湧き出し、一気に川になってしまうのが、結構すごいことです。

　湧水の近くには不動尊のご神木である大杉が立ち、階段の上には不動堂が立っています。
　この不動堂は１１８８年の創建で、不思議な伝説が伝えられているそうです。

　昔、原町に円光上人というお坊さんがいました。そこに敵に追われた母親が現れ、母親が追われているとは知らず、翌日、別れを告げたのが今生の別れとなり、母親は最後に息子に会えて思い残すことなく榛名湖に身を投げてしまったそうです。

　その後、榛名湖に母親の化身である大蛇が現れるようになりました。供養の為に母親の位牌を榛名湖に納めたところ、その位牌がこの湧水から出たということです。
　この位牌は今でもこの不動堂に収められているそうです。

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