すずらんの滝(Suzuran no taki)

長野県小県郡長和町和田地図
 美ヶ原へ行く途中の県道178号線沿いに見ることが出来ます。



撮影2016/3/12
 本来なら気軽に訪ねられる滝のはずだった。
 しかしこの日は一面が雪に覆われ、踏み跡すらない。
 誰も来ない静寂の中、沢へ出ると岩は氷に包まれ、足を置くたびにツルリと滑りそうになる。
 沢沿いの雪の上を慎重に選びながら、スノーブーツでゆっくりと進んだ 。
すずらんの滝 (スズランノタキ) 落差12m 評価4
 周囲の木々は完全な雪景色なのに、滝だけは凍りつくことなく流れ続けていた。
 白い世界の中で、滝つぼに鎮座する大きな石がアクセントとなり、静かな存在感を放っている 。
 滝の映像
 滝を後にし、県道178号線を進むと冬季閉鎖中のビーナスラインと合流するが、山本小屋ふる里館までは車で行くことができ、ここが日本百名山・美ヶ原散策の起点となる。
 もっとも、山本小屋ふる里館もビーナスラインが開通するまでは閉館中だ
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、毛糸帽子、手袋、スキーウェア (上)、ゲイター、アイゼン(12本爪)、ワカン
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
 ・食料(カップヌードル×1、キャラメル×1、チョコレート×2、ペットボトル×2、熱湯用水筒)
(10時40分)
 美ヶ原は山本小屋ふる里館が標高1941メートルで美ヶ原最高地点の王ヶ頭でも2034メートル。標高差は100メートルしかなく、スノーシューのハイキングコースとして人気がある。
 ただし、今回はスノーシューではなく、あえてワカンを履いて王ヶ鼻を目指すことにした。
(10時50分)
 10時半に出発し、すぐに美ヶ原高原ホテル山本小屋へ到着。ここには美ヶ原唯一の温泉がある。
(11時10分)
 山本小屋から先は雪が深くなり、ワカンを装着。
 取り付けに手間取りながらも、美ヶ原の象徴「美しの塔」に到着した。
(11時23分)
 かつて牛馬に塩を与えたという平らな石「塩くれ場」を通過。
 真っ平らな高原のため、目的地の王ヶ頭ホテルは常に視界に入っているのに、なかなか距離が縮まらない。
(11時57分)
 八ヶ岳中信高原国定公園の案内板が現れる。ここまで来れば王ヶ頭ホテルはもうすぐだ。
(12時05分)
 王ヶ頭ホテルに到着。
 食堂が営業しており、温かいおでんで身体を温めながら1時間ほど休憩した。
(13時02分)
 ここまでワカンで歩いてきたが、圧雪されていて効果が薄いためアイゼンに履き替える。
 ホテル裏手の王ヶ頭へ向かうと、三等三角点は雪に埋もれかけていた。
 本来なら41座の百名山を望めるという王ヶ頭だが、西側は霧に閉ざされ、展望はゼロ。東側の山々だけがかろうじて姿を見せていた。
(13時23分)
 王ヶ鼻を目指して坂を下ると、武石峠との分岐に到着。
 左へ折れ、緩やかな登りを進む。
(13時28分)
 休憩を挟んだとはいえ、出発から3時間近くかかり、ようやく王ヶ鼻へ到着。
 石仏群が雪の中に佇んでいた 。
 本来ならここから北アルプスが一望できるはずだが、ガスが濃く、まったく見えない。東側は晴れているのに、まるで北アルプスだけが隠れてしまったようだった。
(13時45分)
 15分ほど粘ったが、展望は開けず、諦めて王ヶ頭方面へ戻る。
(14時15分)
 王ヶ頭ホテルに戻る。帰りは立ち寄らず、そのまま下山を急ぐ。
 雪上車のキャタピラ跡がかえって歩きづらく、足元に気を遣う。
 真っ白な平原は単調で、方向感覚を失いそうになる。
(14時54分)
 白い大地の中で、灯台のように立つ美しの塔が目印となる。
(15時15分)
 帰りは1時間半。ほぼ標準タイムで戻ることができた。


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