磐梯山ゴールドラインの最高地点である八方台に到着しました。ここから登るのが磐梯山への最短ルートとなります。 |
朝の8時ですが、すでにたくさんの車が停まっていました。 |
(携行装備)
・登山靴、ダブルストック、毛糸帽子、ネックウォーマー、サングラス、手袋、レインウェア、ゲイター、アイゼン(12本爪)、ピッケル ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
・食料(カップヌードル×2、チョコレート×3、ペットボトル×3、熱湯用水筒) |
(8時10分)
念の為、アイゼンを装着しましたが、ほとんどの方はアイゼンも付けずに登っていました。 |
ピッケルも持って行きましたが、使う場面は全くありませんでした。アイゼンは一ヵ所だけアイスバーンがあり、そこでは威力を発揮しましたが、結果的になくても問題なかったです。 |
(8時40分)
30分ほどで中の湯へ到着です。 |
既に廃湯され建物の崩壊が進んでいました。 |
今でもお湯がコンコンと湧き出しています。 |
(8時55分)
裏磐梯スキー場からのコースとの分岐です。八方台からは1.2キロですが、こちらは4.2キロもあります。 |
(9時15分)
檜原湖、小野川湖、秋元湖など裏磐梯が良く見える場所に出ましたが、本日、下界を見渡せたのはここだけで、後はずっと雲の中でした。 |
少しづつ登っていますが、結構雪深いです。どうやら前日、雪が降ったようです。 |
山頂には雲がかかっていました。 |
(10時15分)
お花畑との分岐点へ到着しました。どちらを選んでも行けますが、ここは右側を選びます。 |
磐梯山を見上げると時折、山頂が見えます。実はここで道を間違い、そのままトラバース気味に進めば弘法清水へ行けたのですが、夏道へ入ってしまい、最後は道なき雪道を登る羽目になってしまいました。 |
(10時50分)
ようやく登山道へ合流しました。 |
磐梯山への最後のアプローチは尾根沿いに急坂を登ります。左側は断崖絶壁でした。 |
(11時15分)
標準時間は2時間35分ですが、3時間5分かけてようやく山頂に到着しました。 |
山頂には磐梯明神の石祠が祀られています。 |
山頂は360度の視界があるのですが、雲に覆われて全く景色が見えません。しかも、冷たい強風が吹きつける為、完全防備です。 |
磐梯山は三等三角点設置点で永らく消失していましたが、2010年に再設置されました。 |
(11時40分)
山頂はとても寒いので、5分ほどで下山しました。夏道との分岐を今度はロープを跨いで冬道へ進みますが、こちらは木々もなく雪渓を歩くのでとても楽です。 |
(11時50分)
10分ほどで弘法清水に到着しました。 |
手前が岡部小屋、奥が弘法清水小屋で、休憩可能です。ここでカップヌードルを食べながら、12時20分まで昼食休憩をとりました。 |
熊よけの鐘でしょうか。 |
由来の清水が湧き出しています。 |
弘法大使の石板もありました。 |
(13時30分)
往路で積もっていた雪も解けて泥道になっており、途中でアイゼンを外しました。弘法清水から中の湯へは50分で到着しました。 |
(14時00分)
中の湯から八方台へは30分で到着しました。全部で6時間ほどの行程でしたが、奥さんは「膝が痛い。」と完全にオーバーワークのようでした。 |
帰りの磐越道の磐梯山SAから撮った写真です。表側からは整った成層火山の趣がありますが、9世紀の噴火により2000メートルを超える富士山のような山体が爆裂噴火によって現在の形になったとのことで、裏側からみると爆裂噴火の跡を確認することが出来ます。 |