鶯の滝(Uguisu no taki)

奈良県奈良市川上町
 東大寺や春日大社の背後にある若草山ドライブウェーにある鶯の滝へ行ってきました。ドライブウェーのスタートは正倉院です。
 若草山だけならもっと安いのですが、通しで走ると1,820円もします。滝見料金としては、過去最高額です。これだけ払うので、ガイドマップに書いてある見所には出来るだけ行くつもりです。
 ドライブウェーの途中には、奈良の絵葉書によくある興福寺五重塔を背景とした大仏殿が遠望出来るビューポイントがありました。
 地蔵石仏です。このお地蔵様は左の道路脇を注意していないと見落としてしまいます。
 三体地蔵は道路から少し歩きます。二体の如来様と一体の十一面観音様が彫られています。
 若草山の山頂へは5分ほどで行くことが出来ます。途中の遊歩道沿いには鹿がたくさんいました。
 若草山山頂から見た奈良市内です。ここは、夜景スポットとして人気があるそうです。
 若草山山頂付近に鶯塚古墳がありますが、ただの山にしか見えません。
 一方通行の未舗装路に入ると、左手に花山の背地蔵が見えました。
 背地蔵からさらに進むと今度は右手に桜の巨木が現れました。枝は完全に道路側にせり出していました。
 鶯の滝の駐車場に着きましたが、ここからだと600メートル、沢を下ることになりますが、実はもう少し行った橋を左に渡ってしばらく行った先に駐車場があり、そこからだと100メートルで行けました。
鶯の滝(ウグイスノタキ) 撮影11/7 落差10m 評価5
 最初の情報では、5分で行けるはずだったのに、遠回りしたことがわからず、10分もかかってショックでした。もっと事前に調べておけばよかったです。
 原生林の中、人知れず静かに流れる滝です。うぐいすの泣き声こそ聞こえませんでしたが、鳥の鳴き声も聞こえ、自然を満喫しました。
 滝の映像
 一方通行を抜けると、たくさんの石仏がある高円山コースになります。柳生の里から奈良へ行く柳生街道沿いに散策出来るコースがあるので、パンフレットに乗っている石仏は全てみてやろうと決意しました。
 まず最初の石仏は春日山石窟仏です。洞窟内に20数体のまがい仏が彫られています。
 この石窟仏には保元二年の銘があるので、平安時代の終り頃、今から900年近く前の作成です。
 洞窟の壁面のいたるところに仏様が彫られていました。
 こちらは地獄谷聖人窟三尊像です。中央にるしゃ那仏、左は薬師如来、右は十一面観音です。極彩色の赤色がまだ残っています。
 次は柳生街道を能登川に沿って下っていきます。山ばかりの中に突然、池が現れたのには驚きました。
 さらに進むと、首切地蔵様がありました。荒木又衛門に試し切りされたと伝わるお地蔵様です。
 石畳の道を歩くと、この道が昔からの道ということがわかります。昔はこの道を剣豪たちが歩いたのでしょう。
 石畳を歩いていると、右手に朝日観音が見えました。
 さらに進むと、右手の上の方に、いくつかの石仏が見えました。こちらは、パンフレットにあったお地蔵様なのでしょう。
 さらに上部には夕日観音が見えます。急な斜面を登って真近で見たら、やさしいご表情が良くわかりました。
 最後の石仏が寝仏です。
 車に戻って、さらにドライブウェーを進むと、奈良市が一望出来るビューポイントがありました。
 ここには、犬養孝の万葉歌碑がありました。


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