鳥越の滝(Torigoe no taki)

岩手県岩手郡雫石町 総合評価8
 活火山の岩手山の懐にはたくさんの温泉があり、鳥越の滝は西の山麓、滝の上温泉にあります。



撮影2024/7/6
 今回は百名山のひとつ、岩手山を馬返し登山口から目指す。
(携行装備)
 ・登山靴、帽子、手袋、レインウェア
 ・GPS、コンパス、高度計、温度計、地図、iPhone、ヘッドライト
 ・食料(おにぎり×2、柿の種×1、ペットボトル×3)
(4時15分)
 久しぶりの本格的な登山。余裕を持ち、まだ夜明け前の4時過ぎに歩き始める。
(5時00分)
 団体さんがいたのでついて行く。
 豆腐岩を過ぎる頃はまだ元気いっぱい。
(5時20分)
 新道は樹林帯を進むルート、旧道は見晴らしの良い尾根道。曇り空で直射日光の心配もないため、旧道を選ぶ。
 成層火山特有の急斜面と砂礫の道が続き足を取られながらも、
 時々休むと平野の広がりがよく見えた。
(7時30分)
 ようやく中間地点に到着。団体さんとともに休憩を取る。
 登山道にはロープ場もあり、緊張感が続く。
(8時50分)
 新道と合流しようやく急坂から解放された。
 その代わり強風が吹き荒れ体温を奪っていくのでレインウェアを羽織る。夏と言えども2千メートルの高地の厳しさを実感した。
(9時10分)
 八合目避難小屋に約5時間かかって到着。標準時間は4時間弱なので1時間以上のオーバーだ。登山のブランクは否めない。
 御成清水はとても冷たく美味しくて、これまでの疲れを癒してくれた。
(9時45分)
 30分ほどの休憩を終え、鬼ヶ城コースとの分岐へ。山頂までは残り1.2キロだ。
 急斜面を登っていると再び分岐が見えた。
 右へ行くとお鉢巡りが出来るが、山頂への最短コースとなる左側の道を選ぶ。
 火山特有のスコリアという砂礫がズルズルと滑って非常に歩きずらい。
(10時20分)
 ようやくお鉢に到着。障害物が全くない中、物凄い強風が後ろから吹いて背中を押すように先へと急がせる。恐らく秒速20メートルを越えているのではないだろうか。
 焼き走りコースとの分岐に着いた。山頂はすぐそこだ。
 お鉢の中には妙高岳がそびえる。
(10時45分)
 標準時間5時間のところ、6時間半かけてやっと山頂に到着。
 三角点は一等三角点「岩手山」だ。
 風が強いため、すぐに帰路につく。帰りは強風が迎え風になり風に飛ばされそうだった。
 登りは霧がかかって全く見えなかった不動平避難小屋が良く見える。
 山頂には噴煙のような雲が漂う。
(16時45分)
 普通は降りの方が早いものだが、登りと同じ6時間をかけ、ようやく登山口へ。久々の本格登山に体は疲れ切っていた。
 8年ぶりに訪れた鳥越の滝。
鳥越の滝 (トリゴエノタキ) 落差33m 評価8
 落ち口からは物凄い水量が流れ落ち、前回とは打って変わった豪瀑に驚かされる。
 ただ木々が成長し、滝の全貌が見えにくくなっていたのは残念だ。
 滝の映像



撮影2016/8/16
 鳥越の滝へ向かって、県道212号線を走っていると玄武温泉に四季の里というレストランがある。
玄武の滝 (ゲンブノタキ) 落差10m 評価2
 四季の里から山の方を見ると緑に隠れた小さな滝が見えた。許可を得て滝前まで進む。草に覆われながらも湧水のように水が流れ落ちていた。
 滝の映像
 県道212号線から県道194号線へ入り、鳥越の滝を目指していると、「玄武洞」の案内板。鍾乳洞かと思いきや、「葛根田の大岩屋」とも呼ばれる柱状節理が庇状に張り出した地形だ。1999年に崩落し、現在は立入禁止となっている。
 玄武洞を過ぎてさらに奥へ進むと鳥越の滝の展望台に着いた。
鳥越の滝 (トリゴエノタキ) 落差33m 評価8
 茶色の岩盤を豪快に落ちる直瀑が眼下に広がり、周囲には噴煙のような蒸気が立ち上る独特の雰囲気に圧倒される。
 滝の映像
 滝を過ぎると「滝の上温泉」があり、周辺は公園として整備されていた。


日本の滝(ホーム) 日本の滝一覧 日本の滝百選 自薦百選の滝 訪問履歴

滝の評価はあくまでも私個人の主観にもとづくものです。又、評価は気象条件等によっても変わることをご承知おき下さい。
このホームページについての御意見・御感想は、GAF03402@nifty.com までお寄せ下さい。
本ホームページの著作権は、S.KOBAYASHI に帰属しております。
本ホームページの内容の一部、または全部を、私的利用を目的とした複製等、著作権法その他法令で認められる範囲を超えて無断で複製、変更することは法律で禁じられております。