滝を見た後は工場見学もさせていただきました。最初に映画を見て、そのあと、養命酒の試飲、私は車の運転があるので、栄養ドリンクを頂き、工場見学です。土曜日は工場が稼働していないのが残念ですが、清潔な工場で製造されているのが良くわかりました。
養命酒の戦略にまんまんとはまり、帰りにショップでたくさん買い物をしてしまいました。 |
実は当日は空木岳を登るつもりだったのですが、到着が遅くなり断念し、駒ケ根観光に切り替えました。養命酒工場の他にも光前寺など滝のあるところを散策してきました。
翌日、気分一新、早起きして空木岳を登ることにします。 |
(携行装備) ・登山靴、ダブルストック、帽子、手袋、レインウェア ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
・食料(カップヌードル×1、おにぎり×2、キャラメル×1、チョコレート×1、ペットボトル×4) 、熱湯用水筒 |
(5時30分)
事前のネットの情報で林道終点まで車で入れないと勘違いし、手前の駐車場からスタートしてしまいました。これで、往復40分ほどの時間と体力のロスになります。 |
(5時50分)
20分ほどで本来の登山口に到着しました。 |
(6時40分)
池山小屋分岐に到着です。ここには水場があります。 |
マセナギと書かれた大木がありました。木の名前かと思いましたが、どうやら付近にあるなぎ (崖) のことだそうです。大正時代の放牧場の跡地で、馬が出て行かないように馬栓棒をかけるところ、崖がその役割をしたところからマセナギと呼ばれたそうです。 |
(8時40分)
ヤセ尾根、転落・滑落注意の案内板が現れました。 |
いよいよ大地獄の始まりです。 |
鎖場、ロープ、急斜面が連続する登山道最大の難所です。 |
ヤセ尾根を登っていると見晴らしの良いところに出ました。熊沢岳でしょうか、木曽駒ヶ岳から空木岳へと続く稜線が良く見えました。 |
でも相変わらず難所は続きます。 |
今回は標高差が1600メートルもあるので急な登りで高度を稼がなければならず大変でした。 |
高度が上がった為、所々に残雪も出てきます。 |
まだシーズン前ですので、残雪も仕方ありません。 |
(11時20分)
ようやく駒石のある尾根コースと避難小屋がある空木平カールコースとの分岐に出ました。カールコースはかなりの残雪が予想されますので、今回は尾根コースにします。 |
尾根コースに出てすぐに森林限界を超えたようで、一気に展望が開け、空木岳を直接見ることが出来るようになりました。 |
駒石が見えてきました。 |
花崗岩の巨石です。 |
尾根沿いの登山道には駒石の他にもたくさんの花崗岩の巨石が横たわっています。 |
(12時50分)
ようやく空木駒峰ヒュッテに到着しました。ここまでは数人の登山者とすれ違いましたが、ここから先は登山者は誰もいませんでした。
山小屋には7月中旬の山小屋開設の準備をされている方がいましたので、荷物をデポさせて頂き、空荷で山頂を目指します。 |
すぐに空木平カールコースとの分岐です。 |
(13時15分)
8時間弱で山頂に到着しました。山頂には誰もいません。 |
二等三角点「空木岳」です。 |
曇っているのですが南アルプスが良く見えました。但し、反対側の木曽方面はガスで何も見えません。 |
これから下山する尾根道と右側には空木平カールが良く見えました。カールは氷河が削った跡ですので、尾根道にある花崗岩の巨石は氷河の置き土産かもしれません。
名残惜しいですが、山頂には15分ほど滞在し、13時30分に下山開始しました。下山には5時間以上かかるので早く降りないと日没となってしまいます。 |
急斜面の小地獄、大地獄の手前にかつて道迷いが頻発した迷い尾根との分岐があり、ロープが張られていました。ロープがなかったら確かに真っすぐ進んでしまいそうです。 |
(17時40分)
水場で思いっきり水分補給しました。 |
(18時30分)
既にうす暗くなっています。何とか林道終着点の駐車場に到着しましたが、私の場合はここからさらに20分歩かなければなりません。日没まであとわずかですので、最後の一踏ん張りです。 |
(18時50分)
うす暗い中、やっと戻ることが出来ました。 |