戸隠神社の滝(Togakushijinjya no taki)

長野県長野市戸隠 総合評価3
 戸隠神社は天岩戸にお隠れになった天照大神を岩戸から開くのに功績のあった神々を祀った神社で、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社からなります。


撮影2016/8/18
 本当は五社全てに行きたかったのですが、中社と九頭龍社、奥社の三社にお参りしました。
 最初は中社ですが、これは樹齢900年の根元がつながった三本松です。
 階段を登ると再びご神木があり、その正面に中社が鎮座します。
 中社の祭神は天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)で、天照大神をどうすれば岩戸から開くことが出来るか作戦を練った神様で知恵の神様とされています。
さざれ滝 (サザレタキ)地図 落差8m 評価2
 中社の拝殿の背後にさざれ滝があり、パワースポットとされており、こちらにもたくさんの方がお参りされていました。
 滝の映像
 次に向かったのは奥社です。駐車場が満杯となるほどの人出に驚きました。奥社までは入り口から2キロの参道を30分余り歩かなければいけないのですが、信心深い人が多いようです。
 下馬の石碑の通り、車での通行は不可です。
 15分ほどで随神門という茅葺の門に到着しました。
 この門から向こうに天然記念物にもなっている樹齢400年を超える杉並木が続きます。
 更に15分ほどで奥社に到着しました。ここには戸隠山への登山道入り口があります。
 奥社の滝には案内も滝名表示もありません。
奥社の滝 (オクシャノタキ)地図 落差2m 評価2
 注連縄が張られ、厳粛な雰囲気が漂っていました。
 滝の映像
 滝から少し登ると九頭龍社です。祭神は九頭龍大神で、地主神として元々この地で崇められていた神様で、天手力雄命 (あめのたぢからおのみこと) を戸隠の地にお迎えした神様です。
 古くは雨乞い、縁結びの他、虫歯・歯痛にご利益があると言われていたそうです。
 そして一番奥に祀られているのが、奥社で祭神は天手力雄命 (あめのたぢからおのみこと) です。
 天鈿女命 (あめのうずめのみこと) が天岩戸の前で面白おかしく踊って天照大神を誘い出した後、最後は力持ちの天手力雄命が天岩戸を投げ飛ばしたとされており、投げ飛ばした天岩戸が戸隠山だそうです。


撮影2016/10/30
 今回は百名山の高妻山を登る為に戸隠を再訪しました。前日の夜に高妻山登山口駐車場で車中泊しましたが、気温は0度と冬はもう真近です。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、帽子、手袋、レインウェア
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
 ・食料(カップヌードル×1、おにぎり×2、キャラメル×1、チョコレート×1、ペットボトル×4) 、バーナー、熱湯用水筒
(6時00分)
 日の出とともに出発します。
 登山口であるキャンプ場の標高が1172メートルで山頂が2353メートルですので標高差は1181メートルになりますが、登ったり降りたりの繰り返しで累積標高差は1300メートルを超え、標高差以上に大変な山です。
 登山口は戸隠キャンプ場で本日が今年の最終営業日となります。
 地図を見ると広大な敷地が良くわかります。
 キャンプ場の中を突っ切るように歩いていきますが、こんなに寒いのにキャンプしている人もまだいます。
 キャンプ場を抜けると牧場ですが、牛は牛舎へ入れられ放牧はされていません。
(6時30分)
 牧場を抜けていよいよ登山口です。右へ進むと帰りに通る弥勒尾根新道ですが、今回はまっすぐ進みました。
 何度も沢を横切って高度を稼いで行きます。
滑滝 (ナメタキ)地図 落差10m 評価3
 沢沿いにずっと登っていると滑滝の前に出ました。ここからしばらくは鎖場が続く難所となります。
 滑滝は右側の鎖を握って慎重に登ります。
不動滝 (フドウタキ)地図 落差25m 評価3
 しばらく急斜面を登っていると右前方に不動滝が見えました。落差はありますが、水量はありません。
 滝の映像
 断崖絶壁に鎖が張られているところに出ました。一枚岩に足場が削られていますが、滑ったら谷底へ真っ逆さまなので慎重に進みます。
 不動滝の落ち口の左側の鎖をよじ登ります。
 登山道最後の水場である氷清水ですが、名前の通り冷たくておいしい水でした。
(8時10分)
 ようやく尾根筋に出ました。左へ行くと戸隠山、右が高妻山です。
 尾根筋のピークには数字の名前が付けられ、ここが一不動となります。
 高妻山が十阿弥陀となるので、ここからは9つものピークを越えていかなければなりません。
 登山道唯一の避難小屋で、隣には携帯トイレブースも設置されています。
 高妻山は山小屋やテント場もなく日帰りしか出来ませんが、10ものピークを登ったり降りたりしなけければならず、歩行距離も13キロもあるので、日帰りで行く百名山としては最難関の一つと言われています。
 尾根筋を高妻山に向けて歩くと最初のピークである二釈迦です。
 木々には霜が降りて雪のように見え、その向こうに高妻山の雄姿が見えました。
 続いて三文殊です。
 さらに四普賢と続きます。
 標高1998メートルの五地蔵山へ到着です。
 少し脇道に入ると本当の五地蔵山山頂がありました。
 すぐに六弥勒へ到着しました。
(9時30分)
 ここが帰り道の弥勒尾根新道への分岐です。
 ここからは新潟方面の山々を見ることができます。
 右側の妙高山は雪はまったくありませんが、左側の火打山は完全な雪山でした。実は今回も火打山か高妻山かで迷ったのですが、こちらにして良かったです。
 七薬師へ到着しましたが、ここからの尾根歩きは本当につらく、一つ一つのピークが結構こたえます。
 黒姫山も良く見えました。
 八観音です。
 九勢至、別名八丁だるみへ着きましたが、ここから一気に標高差300メートルを登ることになります。
 登山道は山頂へ向かって真っすぐに設置されているので、ロープを使って急斜面をよじ登っていかなければなりません。まさに修行場です。
 ようやく十阿弥陀に到着です。
 でもここが山頂ではありません。
(11時50分)
 ゴツゴツした岩を歩いてようやく標高2353メートルの山頂に到着しました。山頂標識の根元には二等三角点もあります。
 すると変な一団がやってきました。ハロウィンの仮想衣装を持って登ってきたそうです。
 写真を撮ってあげていると、一緒に写真を撮ろうということになり、私は猫の仮面を借りて記念写真におさまりました。なんとも凄い人達です。
 戸隠山のギザギザが良く見えます。
 北アルプスも雪化粧はもう少し先のようです。
 昼食休憩や写真タイムで12時30分まで山頂にいましたが、16時55分が日没なので、そろそろ引き上げないといけません。
 山頂からは北側が木の枝で良く見えないので、少し降りたところで、妙高山方面を見ると、左側から妙高山、火打山、焼山が良く見えました。雲一つない最高の天気です。
 焼山からは噴煙が上がっているのも見えました。
(14時10分)
 弥勒尾根新道との分岐から山頂まで、行きは2時間20分もかかりましたが、帰りは1時間40分でした。
 弥勒尾根新道は戸隠牧場まで飯綱山を眺めながら一気に急斜面を降ります。
 分岐から1時間30分経った頃、ブナ仙人の看板がありましたが、牧場まで90分にがっかりです。
(16時00分)
 と思っていたら、1時間弱で牧場に着きました。
(16時30分)
 でも牧場までのトボトボ歩きが長かったです。
 日没まであと少しあったので、中社を訪ねます。
 ご神木の隣の木が紅葉しています。
 中社も丁度、紅葉が見頃です。
さざれ滝 (サザレタキ)地図 落差8m 評価2
 日没間際のパワースポットを撮ることが出来ました。
 滝の映像


撮影2021/10/31
 今回は二百名山の黒姫山を登るために戸隠を再訪しました。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、帽子、毛糸帽子、手袋、レインウェア、冬用ジャケット
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト、熊よけ鈴、熊よけスプレー
 ・食料(おにぎり×2、カップヌードル×1、柿の種とピーナッツ・アーモンド、ペットボトル×4) 、サーモスボトル
(6時40分)
 古池登山道入口に車を停めて出発します。
 15分ほどで古池が見えました。
 丁度、この辺の高度域が紅葉真っ盛りで黒姫山が湖面に写る逆さ黒姫山を見ることが出来ます。
 古池で正面に見えた紅葉林の中を歩いていると爽快な気持ちに浸れました。
 途中で木橋を渡ります。
 紅葉林はさらに続きました。
(8時15分)
 登山口から1時間半ほどで大橋登山口からの道と合流しますが、登山道はここから更に新道と西登山道とに分岐します。
 西登山道はあまり歩かれておらず荒れているとのことでしたので、今回は右側の新道をピストン往復することにしました。
 分岐からは一気に斜度が上がり急登になります。
 分岐から35分ほどで、しなの木の巨木が立つ場所に出ました。ここには倒木を利用したベンチもあります。
 残雪がありましたが、登山に影響があるほどの雪ではありません。
(9時55分)
 急登を息を切らして登っていると眺望の良い場所に出ました。その名もしらたま平です。
 ピラミダルな高妻山が見えました。
 更に右側には焼山、火打山も見えますが、日本海により近い焼山、火打山は既に冬山になっていました。
 黒姫山山頂まではあと一息です。
(10時45分)
 登山口から4時間で山頂に到着しました。
 黒姫山は高梨家の御姫様「黒姫」に恋する竜神の伝説が残る山です。
 黒姫山山頂からは残りの北信五岳の四山 (戸隠山、飯綱山、斑尾山、妙高山) が良く見えました。
 西側の戸隠山はまるでゴジラの背中のようです。
 南側には明日、登る予定の飯綱山が見えますが、こちらは全く雪がありません。
 東側には先週登った斑尾山と野尻湖が見えますが、こちらも雪は全く積もっていませんでした。
 最後は北側の妙高山ですが、こちらは既に雪山状態です。
(11時40分)
 山頂にはカップヌードル休憩を含めて1時間ほど滞在しました。
(15時10分)
 登りは4時間でしたが、降りは3時間半ほどです。
 中社付近も紅葉真っ盛りでしたので、寄ってみることにしました。
 期待通りの紅葉です。
さざれ滝 (サザレタキ)地図 落差8m 評価2
 さざれ滝も付近の紅葉によりよりパワーが増して見えました。
 滝の映像
 戸隠神社には中社、奥社、九頭龍社にはお参りしていた為、火之御子社と宝光社もお参りすることにします。
 火之御子社は天照大神の関心を引くため、岩戸の前で踊った天のうずめの命をお祀りするお社ですが、他の社に比べて随分と規模が小さく訪れる人もほとんどいません。
 私的には一番功績が高かったと思っていたので、少し意外でした。
 最後は学問、演芸、安産、女性や子供の守り神である天表春命をお祀りする宝光社です。
 こちらは長い階段にまず圧倒されました。
 社殿も大きくて立派です。欄間の彫刻も見事でした。
 御神輿も金色に輝きあまりの荘厳さに驚きました。


撮影2021/11/1
 実は前日と同じく車中泊をするつもりだったのですが、戸隠にはコンビニもなくて翌日の朝食を調達できそうもないため、急遽、民宿りんどうさんに泊めて頂きました。夕食抜きの朝食付コースです。
 朝食時間は7時半とのことでしたが、飯綱山に登山する旨、お伝えしたところ、7時に繰り上げて頂きました。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、帽子、毛糸帽子、手袋、レインウェア、冬用ジャケット
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト、熊よけ鈴、熊よけスプレー
 ・食料(パン×1、牛乳×1、柿の種とピーナッツ・アーモンド、ペットボトル×3) 
(7時30分)
 西登山道入口の路肩に車を停めて出発します。
 こちらも登山口付近は紅葉真っ盛りでした。
(8時10分)
 40分ほどなだらかな斜面を登っていると鳥居のある広場に着きましたが、こちらが萱の宮です。
 祠の中にはお不動様が安置されていました。
 樹林帯を抜けると一気に眺望が開け、西側には冠雪した北アルプスの後ろ立山連峰が一望出来ます。
 少し右側には戸隠山もすぐ近くに見えました。
 飯綱山は双耳峰で南峰が見えました。
(9時40分)
 南登山道と合流です。
(9時55分)
 南峰山頂手前には鳥居と小さな祠がありました。
 南峰の東側には飯縄神社が鎮座しています。
 北峰までは南峰から15分ほどでしょうか。
(10時10分)
 2時間40分で山頂に到着しました。
 三角点は二等三角点「飯縄山」です。
 北信五岳と書かれた案内板がありました。
 昨日登った黒姫山が木々の間から見えました。
(10時40分)
 戸隠山は木々の間から見ることが出来ます。
 山頂にはパンを食べながら30分ほど滞在しました。
(12時40分)
 ほぼ標準時間となる5時間強の登山でしたが、これも前の日熟睡できた民宿りんどうさんのおかげかもしれません。
 帰りは折角ですので、戸隠一番の紅葉スポットである鏡池に行くことにしました。
 左から西岳、本院岳と急峻な地形が続きますが、池の周りの紅葉が真っ盛りを迎え、見事な逆さ戸隠山を見ることが出来ます。
 更に右側を見ると八方睨、戸隠山、九頭龍山と続き、こちらも見事な逆さ戸隠山を堪能することが出来ました。


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