等覚寺庭園滝石組 (Togakujiteien takiiwagumi)

愛媛県宇和島市野川
 等覚寺は宇和島藩初代藩主、伊達秀宗が母の菩提を弔うために江戸時代初期の1618年に建立した臨済宗妙心寺派の寺院です。



撮影2025/9/28
 1894年に再建された山門をくぐって本堂の前に出ます。
 書院裏に江戸時代初期に作庭された庭園がありました。
雄滝 (オタキ) 落差2m 時間2分 評価1
 高い石橋を架けたいわゆる玉澗流と呼ばれる滝石組で上部右手に男性器に見立てた石が置かれていることから雄滝と呼ばれます。
 手前左手の薄い石橋は気品を感じました。
雌滝 (メタキ) 落差2m 時間2分 評価1
 蘇鉄の葉が伸び過ぎて見えませんが、女性器に見立てた石が置かれた雌滝です。こちらにも滝の前に石橋が架けられていました。
 陰陽石は現在ではコンプラ違反に問われそうですが、安産・子育てや縁結びの神として信仰されたものであり、縁起ものと考えましょう。
 滝の映像
 等覚寺は伊達家の菩提寺ですので、伊達秀宗を初めとする代々の藩主や奥方のお墓が置かれています。お家が代々続き反映するよう祈願して庭園も造られたのかもしれません。



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