多留姫の滝(Taruhime no taki)

長野県茅野市豊平地図
 諏訪南インターから蓼科へ向かう県道17号線の途中にある多留姫神社で見ることが出来ます。



撮影2022/4/23
 昨年の骨折撤退のリベンジをするために再び八ヶ岳へやってきました。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、毛糸帽子、ネックウォーマー、サングラス、手袋、スキーウェア (上)、ゲイター、チェーンアイゼン、ピッケル
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
 ・食料(カップヌードル×1、チョコレート×3、ペットボトル×4、バナナ×1、熱湯用水筒)
(6時00分)
 今回は出発地点を渋御殿湯から唐沢鉱泉に変更し、西尾根経由で西天狗岳、東天狗岳を目指します。
 唐沢鉱泉で登山届を提出しました。
 橋を渡って登山開始です。
 登山口に入るといきなり雪がありました。
 前回の骨折を反省し、早めにチェーンアイゼンを付けます。
(7時15分)
 1時間15分で西尾根の枯尾ノ峰分岐に到着しました。
 登山口の唐沢鉱泉で既に1866メートルの標高があり、枯尾ノ峰分岐は2144メートルです。ここから西天狗岳2646メートルまで尾根道を歩いて行きます。
(8時40分)
 第一展望台に到着しました。
 南側を見ると赤岳が見えます。
 北側には蓼科山も見えました。
(9時40分)
 続いて第二展望台に到着です。
 赤岳だけでなく右側には阿弥陀岳も見えました。雪はまだ残っています。
 第二展望台を過ぎると西天狗岳が見えました。雪は多くないようです。
 雪の中、鞍部を一旦降りなければなりません。
 この辺は雪がかなり深くなっていました。
 登り返しは全く雪がないので、チェーンアイゼンを外して登ります。
(11時00分)
 標準時間は3時間でしたが、4時間かかってようやく到着しました。
 赤岳と阿弥陀岳をバックに山頂標識を撮ります。
 三角点は二等三角点「東岳」ですが、積雪で全く見えません。
 山頂標識の隣には石仏があります。
 山小屋が見えました。根石岳山荘でしょうか。
(11時40分)
 カップヌードルを食べながら40分ほど休憩しました。
 東天狗岳方面の鞍部までは結構雪が残っています。
 再びチェーンアイゼンを付け、念の為、ピッケルも持って行くことにしました。
 右側に転んだら沢まで真っ逆さまに滑り落ちて行くので慎重に降りました。
(12時10分)
 東天狗岳に到着です。こちらは吹きさらしの為、雪は全くありません。
 根石岳、横岳の向こうに赤岳、阿弥陀岳が見えました。
 帰りは黒百合ヒュッテ経由で帰ります。
(12時50分)
 真っすぐ行くと中山峠経由、左へ曲がると天狗の奥庭経由ですが、風が強かったので、尾根道を避けて天狗の奥庭経由で帰ることにしました。
 天狗の奥庭到着ですが、石がごろごろしていて非常に歩きづらい道です。
 擂鉢池ごしに双耳峰の天狗岳を望みました。
 黒百合ヒュッテへの最後の道は斜度30度はありそうな急坂です。最後は尻シェーどで滑り降りました。
(14時40分)
 黒百合ヒュッテ到着です。本日の登山客はあまり多くなく、泊まれそうな雰囲気でしたが、頑張って帰ります。
(15時00分)
 20分ほど黒百合ヒュッテで休憩しましたが、唐沢鉱泉までの標準時間は1時間30分なので、急がなくてはいけません。
 登山道は真ん中が踏み固められていて非常に歩きやすくなっています。
(15時20分)
 その為、渋御殿湯分岐まで45分のところを20分で着いてしまいました。
 途中、ナメ滝という看板が気になりましたが、事前調査がなく行くととんでもないことになるので、ぐっと我慢しました。
(16時30分)
 渋御殿湯分岐から1時間10分かかってしまったので、結局、黒百合ヒュッテからは標準時間通りの1時間30分でした。
多留姫の滝 (タルヒメノタキ)
落差12m 評価6
 前回、骨折の為、行きそびれた多留姫の滝を再訪しました。
 雪解け水の為か水量豊富です。もう少したつと新緑がきれいでしょう。
 滝の映像
 帰りは、諏訪サービスエリアで温泉に漬かりました。
 八ヶ岳連峰が見えましたが、あそこまで登ったかと思うと感無量です。



撮影2021/3/20
 今回は二百名山の天狗岳を登る為に八ヶ岳を再訪しました。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、毛糸帽子、ネックウォーマー、サングラス、手袋、スキーウェア (上)、ゲイター、アイゼン(12本爪)、ピッケル
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
 ・食料(カップヌードル×1、チョコレート×3、ペットボトル×4、熱湯用水筒)
(6時54分)
 渋御殿湯さんの駐車場に車を停めさせて頂いて出発します。
(7時00分)
 登山口で登山届を提出しました。
 登山口右の橋を渡って登山開始ですが、渡ったところのアイスバーンで滑って転倒し、右手を思い切り氷面に叩きつけてしまいました。
 みるみる手が腫れて、これはやってしまったということで、登山開始わずか5分で無念の撤退です。
 アイゼンを付けて登り始めれば何のことはなかったのですが、後悔先に立たずでした。
 地元の浜松まで急いで帰り、急患を受け付けてくれる外科医院で診察して貰ったところ、「右手首粉砕骨折の為、ギブスでは治らない。大病院での手術が必要。」とのことで、翌週、手術を受けることになりました。
 お好み焼きのコテのようなプレートを骨にねじ止めする手術ですが、自分のレントゲン写真を見るとさすがに痛々しそうです。
 全治2ヵ月ですので、当分、山登りも滝巡りもお休みです。残念…。



撮影2016/4/23
 赤岳を登る為に朝の5時30分に美濃戸口に到着しました。車は赤岳山荘の駐車場に停めますが、山荘が開いていないので、駐車料金千円は帰りに払うことにします。先客は一台だけでした。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、毛糸帽子、ネックウォーマー、サングラス、手袋、スキーウェア (上)、ゲイター、アイゼン(12本爪)、ピッケル
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
 ・食料(カップヌードル×1、チョコレート×3、ペットボトル×3、熱湯用水筒)
(5時45分)
 赤岳山荘を5時45分に出発します。
 すぐに美濃戸山荘が見えました。
 赤岳登山は一泊するなら冬期も営業している赤岳鉱泉を経由するのが一般的です。
(5時52分)
 今回は日帰りなので、南沢を通って、行者小屋を目指します。
 登山道は良く整備されています。
(7時5分)
 結構、立派な滝に出ました。
 滝のすぐ上流に出ると石仏がありました。もしかすると名のある滝かもしれません。
 この辺から登山道が氷ってきましたが、まだまだ氷のない方が多いので、登山靴のまま慎重に歩きます。
(7時45分)
 氷の川が出来ていました。ここでアイゼンを装着しました。
 南沢が開けて、赤岳と阿弥陀岳が同時に見えます。
(8時40分)
 赤岳山荘から行者小屋までの予定時間は2時間10分でしたが、3時間もかかってしまいました。
(8時55分)
 行者小屋で15分ほど休憩し8時55分に出発しました。文三郎道と地蔵尾根の2コースがありますが、今回は地蔵尾根から行くことにしました。
 ここからはストックからピッケルに持ち替えます。
 最初は緩やかな登り坂を歩きます。
(9時45分)
 斜度45度はありそうな雪渓を登ります。登山道は完全に雪に埋まり滑落しないように慎重に登ります。
 45度の斜度は結構、緊張します。踏みはずしたら大変なことになりそうです。
(9時55分)
 段々と赤岳が近くに見えてきました。
(10時30分)
 尖がった尾根筋からナイフリッジと恐れられる場所に着きましたが、雪が大分融けていてさほど恐怖感はありません。
 でも反対側から見るとどちら側に落ちてもかなり下まで落ちてしまうのが良くわかりました。
(10時40分)
 急斜面の先を見ていると誰かの頭だけ見えましたが、動きがありません。不思議だなぁと思っていたら、その名の通りお地蔵様の頭でした。
 行者小屋から地蔵の頭までの予定時間は1時間20分でしたが、1時間45分もかかってしまいました。
 ここは八ヶ岳の稜線ですので、山梨県側が良く見えます。富士山も見えました。
(10時50分)
 赤岳展望荘に着きましたが、厳冬期も営業しているので、こちらに宿泊する方も多いようです。3千メートル近い高所ですが、何と水洗トイレ完備なのが驚きです。
 行者小屋が小さく見えます。
 長野県と山梨県との県界尾根ですが、どこまでも滑り落ちそうです。
 赤岳展望荘からは赤岳山頂がすぐ近くに見えますが、登山道は見るからに大変そうです。
 左側へ落ちたら本当にただでは済みそうもありません。しっかりとピッケルを握りしめます。
 左側は雪渓が怖いですが、右側は断崖絶壁でもっと怖そうです。この辺から風があたって、急に寒くなってきたので、スキーウェアの上着と毛糸帽子、ネックウォーマーを付けることにしました。
(12時15分)
 やっと北峰に到着しました。北峰には赤岳頂上山荘がありますが、冬期は営業していません。
(12時20分)
 念願の赤岳山頂2899メートルに到着です。赤岳展望荘からの予定時間は40分でしたが、1時間30分もかかってしまいました。
 赤岳山荘からは4時間10分の予定でしたが、何と6時間以上かかってしまいました。
 赤嶽神社です。 諏訪地域の神社らしく、四隅には小さいながらも御柱が建てられています。
 こちらは六神三十柱が祀られる太政宮です。
 三角点はもちろん一等三角点です。
 山梨県側のパノラマ写真です。瑞牆山、金峰山、富士山を見ることが出来ました。
 こちらは長野県側のパノラマ写真です。左から権現岳、阿弥陀岳、右側には蓼科山も見えます。真ん中にはハートマークの富士見パノラマスキー場も見えました。
(13時10分)
 山頂には昼食休憩も含めて1時間近くいましたが、13時10分に下山しました。日の入りは18時20分ぐらいですが、多留姫の滝も行きたいので、何とか17時30分までには帰りたいところです。
(13時16分)
 帰りは文三郎道を降ることにしました。案内には3分で分岐とありましたが、倍の6分かかって到着です。ここを右に曲がって文三郎道を目指します。
(13時35分)
 再び、権現岳と文三郎道との分岐で、ここも右に曲がります。
(13時50分)
 中岳と文三郎道との分岐に到着です。
 分岐から左側を見ると阿弥陀岳が見えました。阿弥陀岳では一か月ほど前の3月15日に雪崩で1人死亡、2人重軽傷の事故も起こっています。
 右側を見ると赤岳の荒々しい山容が見えます。
 文三郎道の方が地蔵尾根よりもなだらかです。
(14時50分)
 中岳道との分岐に出ましたが、あまり登山者がいないようで、登山道はすっぽりと雪に覆われていました。
(15時00分)
 行者小屋に到着です。予定では1時間40分でつくはずですが、かなり疲れているので、難しそうです。
(17時33分)
 結局、2時間30分もかかってしまいました。
(17時40分)
 朝の5時45分に出発しましたので、ほぽ12時間の行程となり、本当に疲れました。
 この後は同じ茅野市にある多留姫の滝を目指します。
 何とか日の入り前に着きましたが、前回来た時にはなかった県道の高架橋が出来ていてびっくりです。
 吊り橋を渡ると滝を見ることか出来ます。
多留姫の滝 (タルヒメノタキ)
落差12m 評価6
 二段の滝で上段が9メートル、下段が1メートルです。近くの神社には諏訪明神の多留姫神が祀られています。
 実はこの滝を上流にたどると今登ってきた赤岳の南沢になります。私が、赤岳を登った後で、この滝に行きたかった理由がおわかり頂けると思います。
 滝の映像



撮影2010/2/6
多留姫の滝 (タルヒメノタキ)
落差12m 評価6
 一面雪景色の中、扇形をした奥の滝から手前の狭くなったところを一気に水が流れ落ちます。
 滝の映像



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