滝山自然公園の滝(Takiyamashizenkoen no taki)


岡山県井原市美星町黒木
 滝川自然公園は星田池から第二星田ダムまでの星田川沿いを指し、滝山自然公園として整備されましたが、2024年6月時点では廃墟のようになっていますので注意が必要です。



撮影2024/6/8
 上流側から行く方法と下流側から行く方法がありますが、今回は星田第二ダムのある下流側から行きました。
 公園に着きましたが、滝川自然公園の石碑が草に埋もれています。
 東屋も全く手入れされていないようで倒壊してもおかしくありません。
 先が思いやられますが遊歩道へと入っていくことにします。
 兜岩の案内標識がありましたが、どの岩でしょうか。
 道路脇に婆ヶ淵の案内板です。
婆ヶ淵(バアガブチ) 落差2m 評価2
 岩の狭い間を水が流れていますが、恐らくこれが名前の由来でしょう。
 上流に貯水池があるので仕方ありませんが、余りにも水が汚すぎます。
 爺ヶ淵の案内板はなんと岩に打ち付けられていました。
 大小40余りの甌穴群で学術的にも貴重としているのに、こんなことをしてはダメでしょう。
爺ヶ淵(ジイガブチ) 落差5m 評価3
 爺ヶ淵に注ぐ滝の形を男根とみたてたのでしょうね。
 案の定、岩に打ち付けた何かの案内板が倒れて標識が取れていました。
 豪雨時の水の力を侮っていたのかもしれません。
 こんなことなら最初から遊歩道脇に付ければ良かったですね。
神代の滝(カミヨノタキ) 落差10m 評価1
 他の滝は全て渓谷内ですが、神代の滝は左側の支流にかかります。
 でも水は流れていませんでした。
 渓谷を代表する甌穴である鬼の臼も無残に杭が打ち付けられていました。
 市が自ら貴重な学術資料を傷つけたらダメですね。
鬼の臼(オニノウス) 落差5m 評価4
 鬼の臼の脇の狭くなった水路を勢いよく水が流れ落ちていました。
 千枚皿の案内板が見えます。
千枚皿(センマイザラ) 落差2m 評価2
 沢山の甌穴の間を水が流れていく渓谷の見せ場ですが、木々の枝が伸びてほとんど見ることが出来ません。
 自然公園の反対側へと着きましたが、こちらも東屋はボロボロで草ボウボウでした。
 茶色の建物があり、標識もありましたが、あまりの達筆に読めません。
 こんなところに芸術性を発揮する必要はないのにどうしたのでしょうか。
 水が噴水のように勢いよく噴射されていました。
 茶色の建物へ行く橋の上から唐川甌穴の案内板が見えます。
唐川甌穴(カラカワオウケツ) 落差2m 評価2
 甌穴を回り込むように滝が流れ落ちていました。
 滝の映像
 遊歩道終点は県道166号線です。
 星田池をしばし眺め、往路を引き返しました。
 恐らくダムを作る時の予算で一緒に自然公園も整備したのでしょうが、貧しい財政の中、維持できなかったのでしょう。自然公園では良くある例ですが、この公園を見ていると井原市の未来は暗そうです。




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