惣滝(So taki)

新潟県妙高市 総合評価8
 惣滝は妙高山の登山道入り口の温泉、燕温泉のすぐ近くにあります。



撮影2016/8/17
 8年振りに百名山の妙高山を訪れました。今回は燕温泉から妙高縦走線で山頂を目指します。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、帽子、手袋、レインウェア
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
 ・食料(カップヌードル×1、おにぎり×2、キャラメル×1、ペットボトル×2) 、熱湯用水筒
(6時30分)
 天気予報は早朝のみ雨で、お昼ぐらいから晴れとの予報でしたので、山頂での展望を期待して雨の中、レインウェアを被って出発します。
 北地獄谷との分岐ですが、今回は行きは縦走線で帰りに北地獄谷を通る予定です。
そうめん滝(ソウメンダキ)地図 落差64m 評価5
 雨が降っていても水量はわずかでした。
 滝の映像
 妙仙橋を渡ります。
 いつか惣滝の滝つぼへ行ってみたいものです。
(7時10分)
 麻平の分岐ですが、ここは左側へ向かいます。
 三合目に到着です。
 沢の方を見ると称名滝が見えました。
 湯道に到着です。
(8時15分)
 8年前はここを左に行って、称名滝・光明滝を見に行きましたが、今回は右側の胸突八丁へ行きます。
 胸突き八丁という名前の通り、ここから急登りが始まります。
 このような急坂が360メートルも続くのでかなりきついです。雨もやむどころか、ますます酷くなります。
 五合目に到着です。
(9時30分)
 何とか天狗堂に到着しました。
 天狗堂が6合目となり、標高は1930メートルとなります。燕温泉の登山口の標高が1100メートルなので800メートル強を登ったことになり、山頂は2446メートルなので後500メートル登らなければなりません。
 天狗堂で10分ほど休憩し、9時40分に山頂に向けて出発しました。
 光善寺池です。
 雨の為、登山道にも水たまりが出来ています。
 七合目に到着です。
 八合目の風穴に到着です。
 水が川のように流れていました。
 いよいよ九合目の鎖場です。
 鎖の助けがなければ登れない斜面ですので、ここでストックを畳んで素手で登ります。
(11時35分)
 鎖場の後も岩稜が続いており、休み休み登っていると、十合目の標識が現れました。普通は山頂標識があるものなのですが、どうも様子がおかしいです。
 ここが本当に山頂かと疑心暗鬼になって付近を探すと、妙高大神の文字とともに最高地点2454メートルの標識かありました。間違いなく山頂に到着したようです。
 妙高大神の祠もありました。でも、妙高山は双耳峰でここは南峰になります。
 実は三角点は10メートル低い北峰にあります。
 北峰には10分ほどで行けるのでザックを置いて、もうひと踏ん張りです。これは南峰と北峰の間にある日本岩です。
(11時50分)
 北峰に到着です。山頂らしい標識もありました。
 ここまで会ったグループは2組6人だけで、山頂には誰もいませんでした。さすがに雨の日に登る人は少ないようです。
 一等三角点「妙高山」です。
 天気予報は完全に外れ、この時点でもパラパラと雨が降っており、のんびりとカップヌードルを食べる気分にはなれない為、おにぎりで昼食を済ませ、12時丁度に北峰を出発しました。
(13時00分)
 帰りは順調に降りて、1時間ちょっとで天狗堂に到着です。何と私が降り始めたら晴れてしまいました。
(13時50分)
 湯道分岐には50分ほどで到着し、予定通り北地獄谷を降ります。
 最近、草が刈られたようで、登山道はちゃんとしていました。万が一、足を踏み外したら下まで滑落してしまうので慎重に歩きます。
称名滝(ショウミョウダキ)地図 落差60m 評価8
 北地獄谷に入るとガスが出てきて、称名滝の上の方は全く見えません。でも、茶色の壁面を一気に滑り落ちる温泉の滝にしばし見とれてしまいました。
 滝の映像
 最初の予定は麓の黄金の湯に入るつもりでしたが、称名滝を見ている内にここでどうしても温泉に入りたくなり、30分ほど温泉につかってきました。滝を見ながらの温泉は滝マニアにはたまりません。
 名残惜しいですが、下山します。称名滝から光明滝への道も断崖絶壁が続いており、道を踏み外したら終わりです。慎重に歩きます。
光明滝(コウミョウダキ)地図 落差40m 評価6
 光明滝はガスでほとんど見えませんでした。
 赤倉温泉源泉の管理小屋です。
 管理道を降り、ようやく黄金の滝の看板が見えましたが、麓もガスっていて、惣滝展望台へ行くのもやめて、駐車場へと急ぎます。
(15時30分)
 9時間の長丁場となりましたが、悪天候の中、何とか戻ってこれてほっとしました。



撮影2008/9/14
 妙高には惣滝の他にもいくつかの滝がかかりますが、温泉の滝としても有名な光明滝、称名滝へ行ってきました。行きは麻平分岐を通って天狗堂まで行く妙高縦走線を使い、帰りは通行止めの赤倉温泉管理道を自己責任で通って帰ってきました。
(12時52分)
 燕温泉の下の駐車場に到着しました。ここから燕温泉の温泉街を通る急な坂道を登って行きます。10分くらいで黄金の湯と妙仙橋方面への分岐点へ着きました。
(13時02分)
 分岐点近くにある食堂でみそラーメンを食べましたが、このラーメンが野菜が一杯で食べ応えがありました。ここでゆっくり休憩して、13時45分、妙仙橋方面へ向けて出発しました。
そうめん滝(ソウメンダキ)地図 落差64m 評価5
(13時51分)
 ほどなくソーメン滝が見えました。あいかわらず水量が少なく迫力はありません。
(13時51分)
 妙仙橋の先のがけ崩れはあいかわらずの状況でした。
(13時54分)
 妙仙橋を渡ります。
(14時25分)
 がけ崩れの左側をひたすら登ります。かなりの急坂で疲れましたが、何とか、麻平分岐点に到着しました。ここを左側に行きます。ここまで、たくさんの人とすれ違いましたが、皆さん、遅い時間に山を登る私の身を案じて声を掛けてくれました。
(14時58分)
 途中から道が下り始めたと思ったら沢が現れ、その先を覗いたら、断崖絶壁でした。
(15時22分)
 やっとのおもいで、本日の最高点へ到着しました。ここは光明滝・称名滝の上流に当たる地点で、硫黄の匂いが充満していました。滝つぼも、いかにも温泉ですと言わんばかりの青色でした。
(15時25分)
 帰りは赤倉温泉管理道を帰るのですが、ご覧のように通行止めになっていました。この道を慎重に自己責任で通行しました。
(15時40分)
 称名滝の滝下まで到着しました。ここにはご覧のように温泉があります。通行止めの為、誰もこないので、温泉を独り占めしてきました。白濁したお湯はいかにも効能がありそうです。ここには16時15分ぐらいまでいました。
称名滝(ショウミョウダキ)地図 落差60m 評価8
 富山の称名滝が有名ですが、この滝もなかなかのものです。特に温泉につかりながら見ることが出来るのが気に入りました。
 壁面は温泉の為か茶色に変色しています。
光明滝(コウミョウダキ)地図 落差40m 評価6
 称名滝のすぐ下にかかります。滝つぽへは行きませんでしたが、光明滝同様、温泉成分で壁面が茶色に変色しているのが印象的でした。
 管理道からは、光明滝と称名滝を同時に見ることが出来ます。
 滝の映像
(16時44分)
 燕温泉スキー場リフトの降り口近くの登山道入り口に到着しました。ここまでの道は、コンクリート作りで、足には少し疲れがたまりますが、実は左側は断崖絶壁で落ちたら死ねる感じの道がずっと続きます。
(17時00分)
 惣滝展望台まで着ました。ここまで来れば、後、少しです。
惣滝(ソウタキ)地図 落差80m 評価8
 あいにくの霧で惣滝は良く見えませんでした。しばらく霧が晴れるのを待ちましたが、濃くなるばかりなので諦めました。
(17時10分)
 燕温泉の分岐までやっと戻って着ました。3時間ちょっとの道のりでしたが、前半の急な山登りと後半のアスファルト下りで、かなり疲れました。



撮影2006/6/26
 燕温泉から惣滝目指して登山道を進みますが、惣滝の滝つぼには、がけ崩れのため、行くことが出来ませんでした。
そうめん滝(ソウメンダキ)地図 落差64m 評価5
 惣滝へ行く途中の対岸の崖にかかっています。落差はありますが、水量が少なく迫力はありません。6月下旬でしたが、下にはまだ残雪がありました。
 一旦、燕温泉に戻って、惣滝の展望台を目指します。
 黄金の湯は途中にある露天風呂です。男湯と女湯が分かれていますが、女性はちょっと恥ずかしいかもしれません。惣滝には、沢づたいに行く、川原の湯というのもあるのですが、こちらは、がけ崩れのため、行くことが出来ませんでした。
惣滝(ソウタキ)地図 落差80m 評価8
 がけ崩れの為、滝下まで行けませんでしたので、上部だけが見える展望台からの写真です。
 苗名滝もそうですが、赤い崖がこの辺の滝の特徴のようです。
 滝の映像



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