相国寺庭園滝石組(Shokokujiteien takiishigumi)

京都府京都市上京区相国寺門前町
 相国寺は臨済宗相国寺派の大本山で金閣寺や銀閣寺も相国寺の山外塔頭です。


撮影2023/9/29
 京都御所に車を停めて歩いて相国寺へと向かうと途中に同志社大学が見えます。
 実は明治維新の廃仏毀釈までは同志社大学の敷地も寺領で、廃仏毀釈によりお寺を維持することが出来ず、敷地を売却していきました。
 売却したとはいえ、現在でも2万坪近い寺領を維持できているのは、江戸時代に伊藤若冲から永大供養と引き換えに寄進された30幅からなる動植綵絵という絵画を明治天皇に献納したことで金1万円を得たからだそうです。
 方丈を囲むように日本庭園が広がっていました。
 こちらが方丈後庭の裏方丈庭園です。
相国寺庭園滝石組 (ショウコクジテイエンタキイシグミ) 落差2m 評価2
 左奥には滝石組がありました。
 大きな石が直立して置かれ小石で急流を現わしています。
 方丈東側には小さな坪庭がありました。深山幽谷から流れ出た水に小舟を浮かべて海へと漕ぎだしているようです。
 滝から流れ出た水はついに大海へと出ました。方丈前庭の白砂だけを敷き詰めたシンプルな庭園の意味が分かったような気がします。
 本日は開山堂も公開していたので、龍渕水の庭にも行ってきました。現在は水が枯れていますが、名前の通り背後の水路にはかつて龍の姿のように水が流れていたそうです。


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