白滝公園(Shirataki koen)

愛媛県大洲市白滝 総合評価8
 「秋の白滝、木と木のもみじ、山に錦の幕をはる」と野口雨情が絶賛した、美しい滝と紅葉の見事さで知られる大洲市にある公園です。


撮影2015/8/11
 シーズンオフということもあり。公園内には誰もいませんでした。
 遊歩道を歩いていると、16世紀も終わりの頃のお話として説明板が建てられていました。
 白滝公園は城主の津々喜氏の遊園地で、瑠璃姫や家臣と一緒に花見を楽しんだそうです。
 平和な春の白滝を満喫していました。
雄滝(オタキ) 落差80m 評価6
 5分ほどで大きな滝の前に出ました。右側には雄滝、左側には落合滝の両方の流れを同時に見ることが出来ます。
落合滝(オチアイタキ) 落差25m 評価6
 落合滝ぱ切り立った両岸の間を流れ落ちます。
 この平和も戦国時代の波により長くは続かず、長宗我部氏にお城を取り囲まれてしまいます。
 瑠璃姫は清流長刀の指南で吹き矢の名人、娘の八重姫、九重姫も八双手裏剣の名手です。
 瑠璃姫の吹き矢に難儀した長宗我部軍も撤退を考えました。
合歓の滝(ネムノタキ) 落差4m 評価4
 左側の遊歩道を歩いていると合歓の滝がありました。茶色い岩盤が特徴です。
 敵の軍勢がじりじりと後退し始めました。
雌滝(メタキ) 落差85m 評価8
 落合滝の上流に出ると雌滝が見えました。白滝公園のメインとなる滝です。
 上段の滝つぼにも行くことが出来ます。
 瑠璃姫が吹き矢の補給を侍女に命じると、侍女が「吹き矢はもうありません。」と叫びました。
 それを聞いた長宗我部軍はたちまち勢いを取り返しました。
 お城は打ち滅ぼされ、瑠璃姫らはやっとのことで、雌滝の上まで逃げ延びましたが、追手は背後まで近づいています。
 「もはや、これまで。」と悟った瑠璃姫は八重姫、九重姫に言います。「私は尊雄丸とこの滝より身投げをします。」
 瑠璃姫は「世に悩める婦人病を治し、子のない婦人には子宝を授けるため、生き延びて、我らが霊を慰めよ。」と告げ、尊雄丸と共に雌滝に身を投げてしまいました。
 残された姉妹は瑠璃姫の言いつけに従い、何とか生き延び、後に瑠璃姫と尊雄丸の霊を弔う観音様を奉りました。
 それ以来、ここ白滝に住む者は瑠璃姫祭りをして二人の霊を慰めているそうです。
 これがその観音様です。雌滝の上段の滝の滝つぼへ行く途中に見ることが出来ます。
来光の滝(ライゴウノタキ) 落差30m 評価5
 上まで登ると休憩所やトイレがありました。
 野口雨情の句碑の隣に来光の滝が見えます。
 野口雨情はこの地を訪れ、「秋の白滝 木と木のもみじ 山に錦の幕を張る」と絶賛したそうです。
 雌滝の上流にも滝がありますが、ロープが張られていました。
 ロープをまたいで117段の階段を登ると茶店がありました。
 さらに奥に進むと滑り台もありました。
 野口雨情の句碑から10分ほどで貫胴の滝のところまで来ましたが、滝は見えません。渡れないようにガードした橋を渡らないと見れないようです。
貫胴の滝(ヌケンドウノタキ) 落差6m 評価5
 橋を渡って正面から見ると、長い年月をかけて水が岩を切ったのでしょうか。まさに胴を貫いたかのような滝でした。
 赤い手摺を頼りに貫胴の滝の更に上流に向かいます。
都の滝ミヤコノタキ) 落差7m 評価3
 3分ほどで都の滝に着きました。小さな滝ですが、立派な滝つぼがありました。
 滝の映像


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滝の評価はあくまでも私個人の主観にもとづくものです。又、評価は気象条件等によっても変わることをご承知おき下さい。
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