鶏鳴八滝(Keimeihachi taki)

滋賀県甲賀市信楽町神山 総合評価6
 信楽焼で有名な信楽町のホームページを見たら、鶏鳴の滝の案内がありました。
 黄金の鶏伝説にちなんだ名を持つ鶏鳴の滝。夏のひととき、涼を求める人々で賑わいます。
 2010年には新たに鶏鳴八滝が選定され町興しにも活用されています。



撮影2011/7/12
 信楽町が滝で町興しを始めたようです。鶏鳴の滝のある神有川には小さな滝が幾つかあり、それらをまとめて鶏鳴八滝として売り出したようです。2010年、滝名募集をし、今回2011年には、鶏鳴八滝写真コンテストもやるようで、かなり力が入っています。
 滝好きとしては、このような企画は大賛成です。本来は滝とは言えないかもしれれない流れに、名前が付くことで関心が高まることでしょう。
 前に来た時にはありませんでしたが、滝の案内になる信楽焼の狸が全ての滝に付いていました。ただあまりに可愛いのでイタズラされなければ良いのですが、少し心配です。
初音の滝(ハツネノタキ) 落差1m 評価2
 渓谷に入って最初の滝です。駐車場の400メートルくらい手前にありますが、滝と言うには少し苦しいです。でも、滝名は最初の滝ということで、なかなかいい名前ですね。
 垂尾の滝は、駐車場のまん前にあります。
垂尾の滝(シダリオノタキ) 落差2m 評価3
 これも落差はほとんどありません。地形的には滝とは言えないかもしれませんが、滝の前に緑の木々がかかっており、紅葉時にはもしかしてきれいかもしれません。
 白神の滝は、駐車場から少し奥へ入るとあります。
白神の滝(シラガミノタキ) 落差4m 評価3
 ここには、二筋の流れがあり、この写真は右側の流れです。左側の流れは岩と木々に阻まれて良くみることが出来ませんでした。
 主瀑の鶏鳴の滝です。
鶏鳴の滝(ケイメイノタキ) 落差16m 評価6
 前回来た時と同様、水量豊富でした。落差はそれほどありませんが、川幅一杯に水が落ちる姿はなかなか見事です。梅雨明けで厚かったのですが、この滝の前は木々に覆われていることと水しぶきで爽快でした。
 鶏鳴の滝以外は落差もなく物足りなかったのですが、白蛇の滝はなかなかいい滝でした。
白蛇の滝(ハクジャノタキ) 落差10m 評価6
 落ち口が狭くなっており、圧縮された水が一気に下まで落ちてきて、滝つぼ手前で持ち上がる姿が、まるで龍の頭のようでした。白蛇の滝の名前も特徴を言い当てていますが、私なら白龍の滝とでも名付けたいですね。
 白蛇の滝の上流にはため池があるのですが、ため池はあまりきれいには見えませんでした。
 白布の滝より上の滝は、ため池の上流にあるので、少しは水はきれいなのかもしれませんが、エメラルドグリーンではなく茶色でした。V字渓谷ではないので、水はうまくろ過されないのかもしれません。
白布の滝(シラヌノノタキ) 落差1m 評価5
 この滝は落差はありませんが、手前の滝つぼが大きく、名前の通り、滝上から白布をかけたようにも見えました。
 岩しだれの滝に着きました。
岩しだれの滝(ケイメイノタキ) 落差3m 評価5
 この滝は他の滝とは様相が異なり、渓流瀑で、上の方から階段状に水が流れていました。
 神有の滝は、一番奥にある滝です。
 駐車場からは、40分ほどたっていましたが、寄り道しなければ、15分ぐらいで辿り着く距離です。
神有の滝(ケイメイノタキ) 落差16m 評価6
 三筋の流れが特徴的な滝です。
 滝の映像



撮影2009/7/25
 国道422号線を走っていると鶏鳴の滝の案内板がありました。この滝の東方にそびえる笹ヶ岳の山頂には古い寺跡があり、元旦の朝になると、この寺跡の閼伽池から黄金の鶏が現れ新年の幸を告げるという伝説にちなんでこの滝を鶏鳴の滝と呼んでいるそうです。
 行き止まりの林道に車を停めて、3分ほど歩くと滝前へ出ることが出来ました。
鶏鳴の滝(ケイメイノタキ) 落差16m 評価6
 雨が降っていることもあり、水量が物凄く落差こそ少ないものの幅広の川幅一杯に大量の水が流れ落ちていました。
 滝の映像



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滝の評価はあくまでも私個人の主観にもとづくものです。又、評価は気象条件等によっても変わることをご承知おき下さい。
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