千丈渓(Senjyokei)


島根県邑智郡邑南町/島根県江津市 総合評価7
 千丈渓は日和川が石英租面岩を浸食して出来た約4.8キロにわたる渓谷です。江津市と邑南町に跨る長大な渓谷で、切り立った渓谷美を楽しめます。
 でも、残念ながら上流に水田がある為、水は決してきれいではありません。


撮影2013/7/11
 上流側、下流側どちらからでも行くことが出来ます。並行して林道も通っていますが、車の通行は出来ません。
 4.5キロを往復するのはさすがにしんどいので、今回は上流側の一の滝を先に見て、自転車を帰りの林道走行用に置いて、下流側から渓谷沿いの遊歩道を歩いて、自転車のところへ戻る作戦としました。
一の滝(イチノタキ) 落差25m 評価6
 下へ降りる道はなさそうなので、道路からの遠望になります。
 3つの滝があり、一番上の滝は横から見ることになります。雄大な滝なのですが、遠望なのが残念です。
 一の滝から少し行ったところに林道の車止めがあるので、ここから自転車で遊歩道との分岐点まで行きます。
 案内板に自転車をくくりつけて来た道を引き返します。案内板のところから紅葉滝、白藤滝まで歩いて1分なのですが、後の楽しみにするため、ここでは我慢しました。
(14時15分)
 車止めまで戻り、今度は車で千丈渓の下流側入り口を目指します。県道112号線を使ったのですが、この道が狭い上に距離もあって大変でした。
 30分ぐらいかけてようやく千丈渓の下側入り口に到着しました。
三三滝(サンサンタキ) 落差3m 評価3
(14時30分)
 15分ほどで最初の滝に到着しました。
魚切滝(ウオキリタキ) 落差4m 評価4
(14時35分)
 コンクリートの橋で右岸から左岸に渡るところで魚切滝が見えました。大きな滝つぼが特徴です。
相生滝(アイオイタキ) 落差5m 評価4
(14時48分)
 狭い渓谷沿いの道を歩いているといくつもの小さな滝を見ることが出来ます。切り立った崖の間を縫うように道が続きます。
(14時50分)
 相生滝を過ぎると千畳敷と呼ばれる広い河原に出ました。
(14時54分)
 前方に赤い橋が見えましたが、登るところもなく道も見えません。
 どうやらここが案内板にあったくぐり岩のようです。トンネル状になった岩をくぐると橋への階段がありました。
 橋を渡って右岸に渡ると延々と階段が続いています。ここはこの渓谷で一番の難所です。階段を登りきると、折角登ったのに今度は下ります。
松が丘の滝(マツガオカノタキ) 落差10m 評価4
(15時20分)
 橋を渡って再び左岸に渡ると前方に小さな滝が見えてきました。案内板では滝マークに松ヶ丘と書かれていましたが滝との表示はありません。
 ここに大渕への案内板があったので、行って見ることにしました。
大渕(オオブチ) 落差10m 評価6
(15時25分)
 藪を越えて行くと、名前の通り大きな渕があり、さらに今までのしょぼい滝とは一線を画す立派な滝がありました。 
箱淵(ハコブチ) 落差5m 評価4
(15時40分)
 箱淵の案内板に従って渓谷を覗くと箱形の淵の向こうに滝と思われる水しぶきが見えました。
 渓谷の中でも最も狭いと思われる隙間を水が勢い良く流れていました。
紅葉滝(モミジタキ) 落差20m 評価7
(15時47分)
 千丈渓のメーンエベント、紅葉滝へやっと到着しました。下の入り口から1時間30分もたっていました。奥には白藤滝も見えます。
 廻りには木々が覆いかぶさり、うまい具合に滝だけを避けています。紅葉時にはきっとここが一番の見所となるのでしょう。
白藤滝(シラフジタキ) 落差15m 評価7
 紅葉滝の右側の踏み跡を辿って行くと白藤の滝前に行くことが出来ます。滝が渓谷を侵食し、どんどん奥へと引っ込んでいるのがわかります。
 滝の映像
(16時00分)
 右岸へ渡って階段を登ると自転車がありました。
(16時13分)
 自転車のおかけで入り口には13分で戻ることが出来ました。

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滝の評価はあくまでも私個人の主観にもとづくものです。又、評価は気象条件等によっても変わることをご承知おき下さい。
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