佐久間民話の滝(Sakumaminwa no taki)

静岡県浜松市天竜区佐久間町 総合評価8
 旧佐久間町には数々の民話が言い伝えられており、その中には滝にまつわる民話もいくつかあります。
 機織渕、龍王渕、たっくい渕、どんどん渕にもそれぞれ民話が伝わっています。


撮影2005/11/28
 機織渕は戦国時代に落武者と恋に落ち、やがて夢やぶれてこの滝に身投げしたという悲しい伝説の残る滝です。
機織渕(ハタオリブチ)地図 落差30m 評価8
 龍王渕と同じ河内川の上流にかかります。二段に分かれていますが、特に下の滝は落差があります。
 滝の映像
 昔、日照りの時に龍王渕にお祈りしたが、その時、祭り用の膳椀を借りたまま返さなかったそうです。そしたら、もうお椀は貸してくれなくなったそうです。
龍王渕(リュウオウブチ)地図 落差10m 評価5
 高さはありませんが、絶壁の迫る渓谷の中に流れ落ちる滝音が時間がたつのを忘れさせてくれました。
 昔、釣り好きの男がヤマメ釣りをしていたら、蜘蛛が足に糸をからめてきた為、気味悪くなって近くの立杭に糸を引っ掛けたそうです。そしたら、渕から「トッタカ、トッタカ」と声がかかって杭を渕の中に引きずり込んでしまったそうです。
たっくい渕(タックイブチ)地図 落差60m 評価7
 3段から4段の段瀑ですが、それぞれの段に渕(滝壷)があり、青い水をたたえています。観瀑台からは距離がありますが、まわりの山の静かさからか大きな滝音が聞こえました。
 滝の映像
 昔、両親の供養をするための膳椀が足りなくて困っていたら、どんどん渕に住んでいる大蛇が20人分の膳椀を貸してくれたそうです。でも、違う膳椀を返してからは、貸してくれなくなったそうです。
どんどん渕(ドンドンブチ)地図 落差5m 評価4
 ガードレールを乗り越えて上から滝を覗き込みます。狭いゴルジェの間を勢いよく水が流れ落ちていました。


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滝の評価はあくまでも私個人の主観にもとづくものです。又、評価は気象条件等によっても変わることをご承知おき下さい。
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