西明寺蓬莱庭枯滝石組 (Saimyojihoraitei karetakiiwagumi)

滋賀県犬上郡甲良町池寺
 湖東三山の一つ西明寺は平安時代初期の834年、三修上人が仁明天皇の勅願により開創した古刹だ。
 湖東三山は、金剛輪寺、西明寺、百済寺の三つの天台宗寺院の総称で、日本紅葉名所百選にも選定されている。



撮影2026/5/3
 総門をくぐると境内だ。
 本坊庭園「蓬莱庭」は江戸時代中期、望月友閑が小堀遠州の庭を手本にして作庭したと伝わる。
 蓬莱庭は、山の斜面を巧みに利用した心字池を中心とした池泉回遊式蓬莱庭園だ。
 中央が薬師如来、左右が日光菩薩、月光菩薩を表す三尊石が配されている。
枯滝石組(カレタキイワグミ)地図 落差2m 時間5分 評価1/10
 三尊石から池泉には先が太い不安定な石が立っているが、枯滝を表現しているという。
 池には亀島が浮かぶ。
 向かい合うように浮かぶ鶴島は折り鶴を表現しているという。
 折り鶴が文献に初めて現れるのは、江戸時代初め1682年に出版された井原西鶴の好色一代男なので、この時代には一般化していたのだろう。
枯滝石組(カレタキイワグミ))地図 落差3m 時間6分 評価1/10
 階段横にも枯滝石組が見られた。小さな石を幾つも配した繊細な滝だ。
 滝の映像
 階段を登って上から俯瞰すると亀島と鶴島が良く分かる。
 庭園を出て本堂へ向けて石段を登っていると千年夫婦杉が見えた。二本の木が寄り添うようにそびえる姿は壮健だ。
 持国天・増長天の二天が護る二天門は1407年建造で重要文化財に指定されている。
 本堂は、鎌倉時代初期、飛騨の大工が釘を一本も使用しないで建てたもので、戦後の文化財保護法で国宝第一号指定された。
 二天の化身である猫の木造は右側をなでると福、左側をなでると金運に御利益があるという。
 本堂の右側には重要文化財に指定されている鎌倉時代後期建造の三重塔が立つ。こちらも釘は一本も使用されていないそうだ。



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