清水の滝(Shimizu taki)

愛知県新城市須長高畔地図
 清水の滝は新城市の雁峰山に源を発する滝です。



撮影2025/1/22
 新東名の長篠設楽原パーキングエリアから延びる林道を進みます。清水の滝への入口は林道沿いにあるのですが、途中で道路が崩壊していた地図ので、車をおいて歩いて行くことにしました。
 さらに進むともっと酷いことになっています。
 道路の下部から土が完全に抜け落ちていました。ここまで崩壊すると復旧は難しそうです。
 車を停めたところから13分で清水の滝の入口に着きました。
 迷いそうなところには案内板が置いてあります。
 ただ案内板は置いてあるだけなので今後もあるか分かりません。
 倒木もありました。
 林道の入口から11分で小屋が見えます。
 清水瀧不動明王と書かれた赤い旗がいたるところにありました。
 不動明王の石像がありましたが、江戸時代の製作でしょうか。かなりの歴史を感じさせます。
 台座を見ると「〇〇六年癸丑十一月吉日〇〇」と書かれていましたが、肝心な年号が読めません。また、癸丑(みずのとうし)とありますが、こちらは干支なので60年刻みしか分かりませんね。
 と思ったら、帰りに寄った小屋内の説明板に不動明王像は嘉永6年(1853年)再建、これはペリーの黒船来航の年ですから、やはり江戸時代の製作でした。
清水の滝 (シミズノタキ) 落差5m 評価3
 滝前には注連縄がかけられています。落差と水量はありませんが、黒光りした垂直の岩盤を一気に落ちる直瀑を見ることが出来ました。
 滝の映像
 林道に戻り近くにある石座石を見に行くことにします。
 清水の滝入口から林道を12分ほど歩くと入口がありました。
 石座石は大きな岩をお祀りしており、新東名近くの石座神社地図の奥の院にあたります。
 一部、倒木もありますが、
 丁寧な案内板もあり迷うことなく行くことが出来ました。
 石座石の前には注連縄がかけられ信仰の篤さを物語ります。新城市指定有形民俗文化財に指定されていました。
 時計回りに一周してみます。
 左横と後ろは二つに割れていました。
 右横も割れています。
 割れ目があることから、もしかすると陰陽石の女石かもしれません。
 奥の院に行ったので、石座神社の本宮にも行くことにしました。
 石座神社は9世紀には文献に登場する太古から続く由緒正しい神社です。
 新城市指定文化財の木造神馬を祀ったお社がありました。
 最初は白い馬でしたが、毎夜田畑を食い荒らすので格子造り(牢屋?)の小屋に入れて黒く塗ったところ田畑に出てこなくなったそうです。確かにヤンチャなお顔をしていました。
 本殿の裏手に回ってみます。すると境内石座石と書かれた男根のような石がありました。ということは、本宮の石は男石、奥宮の石は女石、二つ合わせて陰陽石ということでしょうか。



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