嫗仙の滝(Oosen no taki)


群馬県吾妻郡草津町草津
 草津温泉街を抜け、国道292号線をしばらく下ると、「嫗仙の滝」と記された小さな標識が現れる。
 ここを右折し、細い林道を行き止まりまで進むと駐車場だ。温泉街の喧騒が遠ざかり、森の静けさが濃くなっていく。


撮影2008/2/10
 車を停めると、ここから標高差約200メートルの沢底へと降りていくことになる。これが想像以上の急坂で、下りに20分、登り返しには30分ほどを要した。冬の冷気が肌を刺す中、足元の雪がきしむ音だけが響く。
嫗仙の滝(オウセンノタキ) 落差40m 評価8
 ようやく沢底へ降り立つと、目の前に異様な姿の滝が現れる。草津温泉からの排水の影響か、岩盤は茶色く染まり、滝全体は中央が膨らんだ楕円形を描いている。さらに冬の冷気がつらら状の氷を作り出し、岩肌に絡みつくように張り付いていた。
 興味深いのは、右側の温泉水が流れる部分の岩盤は茶色く、左側の伏流水が落ちる部分は黒く染まっていることだ。同じ滝でありながら、左右でまったく異なる表情を見せる。
 中央部には、まるで巨大な眼がこちらを見返しているかのような窪みがあり、その不気味さは一度見たら忘れられない。冬の静寂の中に佇むその姿は、まさに「悪魔の滝」と呼びたくなるほどの迫力だった。
 滝の映像



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