大沼八滝 (Oonuma hattaki)

愛知県豊田市大沼町 総合評価6
 豊田市大沼町には、不動様の祀ってある右衛門滝、名牛滝、滝坂滝、沢藪滝、村山滝と不動様の祀ってない百々平滝、桶ケ入滝、刈安滝の八つの滝があるそうです。これらを総称して大沼八滝と呼ぶそうです。



撮影2021/8/21
 大沼八滝は桶ケ入滝、刈安滝が消滅しているようですので、未訪問は村山の滝と沢藪の滝になります。今回は未訪問の二滝へ行くことにしました。
 最初は村山の滝です。林道終点まで行くと車が通れなくなるので車を停めて歩いて行きます。
 するとすぐに舗装路が現れました。
 廃墟のような所に軽トラックが停まっています。
 軽トラックの左脇を進むと橋が落ちていました。
 左側へと抜けて歩いていると再び廃墟です。
 右側を見ると祠があるので、どうやら滝の後ろ側に出たようです。
村山の滝 (ムラヤマノタキ)地図 落差4m 評価1
 祠の正面に回ると滝がありました。かなり狭いところを複雑に曲がりながら落ちています。
 滝の映像
 続いて沢藪の滝へと向かいます。滝は田んぼと田んぼの間の渓谷にかかります。こちらは上の田んぼです。
 上の田んぼ近くの路肩に車を停めて下流を見るとお不動様が見えましたので、赤矢印のところから沢へと降りることにしました。
 風雨にさらされたのか、かなり彫が薄くなっていましたが、光背の炎や剱、羂索もはっきりと見て取れます。
沢藪の滝 (サワヤブノタキ)地図 落差10m 評3-
 渓谷には小さな滝が続いています。こちらは一番上の滝です。
 右岸に渡って上部の滝の全景を撮ってみました。
 一つ一つの滝は全て小さなものです。
 長い年月をかけて余分な土砂を流し石だけが残っている感じでしょうか。
 流木の苔もかなりの月日が立っていることを物語ります。
 こちらが最後の滝です。
 滝の映像
 この後は下の田んぼへと流れ落ちて行きます。



撮影2014/2/22
 大沼町名牛にある滝ですが、入り口は畦道のようでわかりづらいです。
 5分ほどで下山村海損記念の石碑に到着しました。
 道は急な登りとなって掘り出し観音に続きますが、石段を登らずに沢沿いに左側へ進むと滝があります。
名牛の滝 (ナウシノタキ)地図 落差5m 評価3
 案内板はなく、滝を捜して上流も歩いたのですが、滝といえるものはこれしかありませんでした。滝というには少し物足りない名牛の滝でした。
 滝の映像
 入り口まで戻り、国道301号線を新城方面に走ると百々平地区へ入ったところで川沿いの道になります。この川を道路から覗くとわずかに滝が見えました
百々平滝 (ドウドヒラノタキ)地図 落差3m 評価-
 滝なのか渓流なのか、枯れ木が邪魔で良く見えません。冬でなかったら全くみえないかもしれません。
 滝の映像
 国道301号線を豊田側へ少し戻り県道77号線へ入り、洞樹院を越えてしばらく走ると滝坂観音の案内板が見えました。
 案内板には、助けてくれと夢枕に立った観音様を厚く祀ったところ、一族繁栄したと書かれています。
 雪を踏み分けて沢まで降りると小さな滝と観音堂がありました。観音様には花も副えられ今でも手厚く祀られています。
滝坂の滝 (タキサカノタキ)地図 落差3m 評価4
 落差はありませんが、黒光りした岩盤が印象的な滝でした。
 滝の映像
 県道77号線をさらに進み、ロイヤルカントリークラブを過ぎて少し行ったところで地道に入り舗装が途切れるところまで行くと滝があります。結構な山奥ですが、滝までは舗装路で行くことが出来ます。
 滝の落ち口の右岸側にお不動様がありました。
右衛門の滝 (ウエモンノタキ)地図 落差5m 評価6
 河原に降りて正面へ廻ると落差はありませんが、幅広で魅力的な滝です。
 滝の映像



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滝の評価はあくまでも私個人の主観にもとづくものです。又、評価は気象条件等によっても変わることをご承知おき下さい。
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