錦川源流の滝 (Nishikigawagenryu no taki)

山口県岩国市
 錦帯橋で有名な錦川源流には多くの滝がかかります。



撮影2025/10/2
 名勝に指定されている日本三名橋の一つ錦帯橋は1673年に岩国藩主吉川広嘉によって建設されました。
 長さ193メートル、幅5メートルの5連アーチ木造橋は世界的にみても珍しいでしょう。
 橋からは百名城に選定されている岩国城(74番)も見えました。
 関ヶ原の戦いで西軍の大将だった毛利輝元は戦いの後、領地を大幅に削減され広島城から萩城へと移されます。米子城主だった吉川広家も岩国城へと移されました。
 岩国城ロープウェーで一気に山頂まで行きます。ここから天守までは10分かかりません。
 大きな井戸ですね。
 天守が見えました。
 実はこの天守は模擬天守で天守があった場所は少し奥のこの石垣です。
 錦帯橋から見える位置に建てたかったのでしょう。気持ちは分かりますが、嘘はダメですね。
 天守からは確かに錦帯橋と遠くに瀬戸内海も見えました。
 丁度、お昼時に麓に降りたので、名物の瓦そばを食べてみましたが、やっぱりそばはざるかかけ、焼くのはやきそばの方が美味しいです。

※瓦そば
 1961年に川棚温泉の旅館経営者が西南戦争の際に薩摩軍の兵士たちが瓦を使って肉や野草を焼いて食べていたという話を参考に考案。
 熱した瓦の上に茶そばと具材を乗せ、温かいめんつゆで食べるのが特徴。
 滝つぼがたらいに見えるというたらいの滝へ行ってきました。
 道が狭いので、入口に車を停めて歩いて行きます。
 工事中でしょうか。ユンボが停まっていました。
 道が狭くなります。
 沢に出て道がなくなりました。
 沢の方は草ボウボウでとても行けません。対岸を見ると登れそうなところがあります。
 登りきると前方に滝が見えました。
たらいの滝 (タライノタキ) 落差11m 時間15分 評価16
 たらいの滝というよりはY字の滝です。左の赤い筋がユニークでした。
 滝の映像
 車に戻り県道を走っていると右側に猿戻りの滝の案内です。
 道路から沢の方を見ると段瀑が見えました。
 ちょっと遠望なので、左岸の踏み跡を登ってみます。
猿戻りの滝(サルモドリノタキ) 落差10m 時間2分 評価5
 近づきましたが、今度は木々が邪魔で見えません。猿戻りではないですが、沢まで降りるほどの滝ではないのでここで引き返すことにします。
 滝の映像
 錦帯橋の架け替えで出た古材から造られた錦川源流の碑がありました。
 錦川源流の碑の駐車場に車を停めて歩いて行くと橋があるので渡ります。
 岩の隙間にお地蔵様が安置されていました。
 この辺の地名は二鹿といいます。梅津滝は、平安時代、比叡山から二つの頭を持つ鹿を追い続けこの地で仕留めた梅津中将清景の名前が付けられました。
梅津滝(ウメズタキ) 落差7m 時間13分 評価5
 二筋に流れる姿からの連想だと思うのですが、それなら素直に二鹿の滝でいいと思うのですが・・・。
 滝の映像
仏の淵(ホトケノフチ) 落差2m 時間18分 評価3
 梅津滝からさらに進むと仏の淵がありました。小さな滝の割に大きな淵が特徴です。
 滝の映像



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