二河滝(Niko taki)

広島県呉市荘山田村
 入船山公園の歴史民俗資料館にある江戸時代に狩野派絵師小林月峯が画いた二河滝の水墨画です。
 この絵を見ると真ん中に二段になって流れる渓流瀑の男滝、左側には山から流れ落ちる直瀑の女滝が見て取れます。



撮影2024/9/19
 二河滝が果たして水墨画の通りか確かめるために二河峡公園に来ましたが、工事中で閉鎖されていました。
 仕方ないので峡谷の上から降りることにします。
 ジグザグになった長い階段を降りると仏様を彫った壁面がありました。
 降りた地点の標高が122メートルで吊り橋が67メートルなので55メートル降りたことになります。
 吊り橋を渡り今度は反対岸にある山を登りますが、石と石の隙間を歩いたり結構大変でした。
 また隙間です。
 滝見台の方へ向かいました。
 着いたところは標高128メートルの八丈岩です。同じ高さを登り返したことになるので結構疲れました。
 一応滝見台ですが、つまづけば真っ逆さまなので結構しびれます。
 滝見台から見たこの景色が水墨画と同じようですが、江戸時代とはかけ離れていました。
 手前の木々が伸びて男滝が見えなくなっていますし、女滝も水がほとんど流れていません。
男滝(オタキ) 落差30m 評価4
 吊り橋まで戻って沢を少し登ってみました。どうやらこの滝は男滝の前衛滝のようです。結局、大石を乗り越えられずここまでが限界でした。
女滝(メタキ) 落差37m 評価2
 この場所から振り返ると女滝が見えましたが、水が流れた跡が黒色や茶色になっているだけです。水墨画にあったあの水量はいったいどこへ行ってしまったのでしょうか。
 滝の映像



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