八間滝(Hakken taki)

愛媛県新居浜市別子山
 八間滝は別子山系の東赤石山登山道の途中に見ることが出来ます。


撮影2022/5/1
 別子銅山で最後まで操業していた鉱山が筏津抗で廃坑となった後も別子保養センター筏津山荘が営業されていましたが、現在は跡地が東赤石山登山の為の無料駐車場になっています。
 筏津の登山口駐車場には、歌人、国文学者の佐々木信綱氏の歌碑「別子のや 雪のいただき ほがらほがら 初春の日の 輝けり見ゆ」がありました。
(6時30分)
 駐車場から県道を横切ると登山口がありますが、最初はどこが入り口か分かりませんでした。
 良く見ると電信柱に東赤石山登山口と書かれています。
 瀬場登山口からの道と合流しました。
 遠くには一瞬、山頂も見えましたが、はるか彼方に感じます。
八間滝(ハッケンタキ) 落差20m 評価8
 瀬場谷の右岸沿いを歩いて行くと右下の沢に幾つもの滝が見えました。
 その中でも最大の滝が八間滝です。1間は約1.8メートルですので、約15メートルということでしょうか。実際にはもっとあるので、縁起の良い八の字で八間滝としたのかもしれません。
 滝の映像
 たくさんの滝を右側に見ながら登っていると木橋が現れました。
 木橋からは複雑な流れをした端正な滝を見る事が出来ます。足場が不安定なので、恐る恐る写真を撮りました。
(7時40分)
 木橋からすぐに瀬場谷と東瀬場谷との分岐がありました。今回は行きは右側の東瀬場谷を行き、帰りは瀬場谷を通るコースにします。
 東瀬場谷に入ってからもずっと滝を見ながらの山登りが続きました。
 この滝は狭い水路を勢いよく水が流れ落ちていました。
 ピンク色がかわいいアケボノツヅジも咲いています。
(10時25分)
 別子山系の権現山・二ツ岳と西赤石山・物住頭とをつなぐ道にぶつかりました。ここを左側に行きます。
(10時30分)
 すぐに東赤石山山頂への分岐に着くので、ここを右に曲がりました。
(10時45分)
 15分ほど急斜面を登っていると、尾根の縦走路に到着です。ここを右に曲がって東赤石山へと向かいました。
 ロープ場もあり少し急峻な道になります。
(11時00分)
 ようやく山頂に到着しましたが、三角点がありません。地図を見ると三角点は更に進んだところにあるようです。
(11時10分)
 三角点のある山頂に到着しました。こちらの方が広々としていて寛げます。
 三角点は三等三角点「赤石」です。
 残念ながらガスっていて新居浜市内方面は全く見えません。登山口の方はガスの向こうからわずかに展望がありました。
(11時30分)
 山頂には昼食休憩をしながら20分ほど滞在しました。
(11時40分)
 縦走路を戻りますが、折角なので、岩場が特徴的な八巻山経由で帰ることにします。
 しばらく歩いていると八巻山の険しい景観が目に入りました。
(11時50分)
 これはかなりの時間を要すると判断し、引き返すことにします。
(12時00分)
 下の縦走路で赤石山荘方面へと向かいました。
 アケボノツヅジが咲き乱れていましたので、こちらの道を選んで正解でしょう。
 一方、八巻山はとんでもないゴツゴツした山容でした。
(12時30分)
 赤石山荘との分岐に到着しましたが、山荘には寄らずに帰路へとつきます。
 瀬場谷も滝を見ながらの下山となりました。
 登山道は良く整備されており、少しビビりますが、木橋もあります。
 滝に吸い込まれそうになりながら、慎重に降って行きました。
(14時30分)
 山荘分岐から2時間ほどで東瀬場谷との分岐に到着です。
(15時30分)
 東赤石山登山に要した時間は丁度9時間でした。


日本の滝(ホーム) 日本の滝一覧 日本の滝百選 自薦百選の滝 訪問履歴

滝の評価はあくまでも私個人の主観にもとづくものです。又、評価は気象条件等によっても変わることをご承知おき下さい。
このホームページについての御意見・御感想は、GAF03402@nifty.com までお寄せ下さい。
本ホームページの著作権は、S.KOBAYASHI に帰属しております。
本ホームページの内容の一部、または全部を無断で複製、変更することは法律で禁じられております。