七つ滝(Nanatudaki)

山形県鶴岡市 総合評価8
 七つ滝は六十里越街道沿いに手軽に見れる滝で、かつては出羽三山の行者達がたくさん訪れたそうです。



撮影2018/4/29
 春の名残雪がまだ深く息づく月山へ向かった。白い峰々が陽光を返し、季節の境目を歩く旅が始まる。
 登りは月山スキー場のペアリフトを利用できるものの、帰路はゲレンデを自らの足で下らねばならないと知り、少しばかり覚悟を決める。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、毛糸帽子、手袋、スキーウェア (上下)、ゲイター、アイゼン(12本爪)、ピッケル
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
 ・食料(カップヌードル×1、キャラメル×2、チョコレート×2、ペットボトル×3、熱湯用水筒)
(9時15分)
 登山者は思いのほか少なく、周囲の多くは山スキーやスノーボードの人々だった。
 ペアリフト乗り場までは無料の雪上車が運行していたらしいが、その存在を知らず、雪原を歩いて向かうことになった。
(9時35分)
 リフト乗り場に着くまでで、すでにひと汗かく。
 ようやくリフトに乗り込むが、帰りは乗せてもらえないというのが少し不思議だ。
(10時00分)
 ガイドブックには、リフト降り場(標高1510m)から姥ヶ岳(1670m)へ登り、稜線を歩く王道ルートが紹介されている。しかし今日は迷わず最短コースを選んだ。
 真っ白な雪原をただ黙々と進む。
 遠くに見える月山の山頂部は、雪が剥がれ黒い地肌をのぞかせている。
(11時45分)
 ようやく稜線に出た。予定では1時間ほどの行程が、実際には1時間45分。雪の重さと斜度が、春の山の厳しさを思い出させる。
 稜線から先はさらに傾斜が増し、息が上がる。
 鍛冶稲荷神社の周辺に着く頃には雪はすっかり消え、石碑に刻まれた俳句を読もうとするが、風雪に磨かれ判読は叶わなかった。
 山頂はもう目の前だ。
 再び雪に覆われた斜面を踏みしめ、月山神社本宮へとたどり着く。
(13時00分)
 山頂標識の代わりとなる社の前に立つ。
 山頂は360度の展望を楽しめるが、あいにく鳥海山は雲の中だった。
 西には朝日連峰の白い峰々が幾重にも連なり、春の光に輝いていた。
(13時30分)
 山頂で30分ほど昼食をとり、来た道を戻る。
(15時00分)
 登りでは3時間かかったが、下りは半分の1時間30分で戻ることが出来た。
 姥ヶ岳休憩所に到着。ここからはゲレンデの左端を延々と歩く。スキーを持ってくればよかったと、今さらながら思う。
(15時30分)
 30分かけてようやくリフト下駅に戻る。
(15時45分)
 更に駐車場までは15分。3月17日の金剛山以来、1ヵ月ぶりの登山だったこともあり、思っていた以上に月山は大変だった。
 下山後は山形道を鶴岡市側へと走らせる。まずは新道と旧道が交わるあたりから遠望できる落口の滝へ。
落口の滝(オチグチノタキ) 落差30m 評価4
 前回は緑に覆われ全貌が見えなかったが、今回はよく見えた。ただし距離があるため、30メートルの落差は実感しにくい。
 続いて田麦俣の三層住宅を眺め、七つ滝へ向かう。
 しかし春期除雪のため通行止め。歩行者も禁止の標識に従い、今回は断念した。
 ゴールデンウィークくらいは七つ滝まで行けるようにしてほしいものだが、鶴岡市は観光に積極的ではないのかもしれない。
 続いて国道を鶴岡市内方面へと向かうと「米の粉の滝ドライブイン」の大きな看板が現れる。
 梵字川渓谷に落ちる直瀑で、落ちる水が米の粉のように見えるという。
米粉の滝(コメノコノタキ) 落差40m 評価8
 水量が少ないという評判もあるが、この日は雪解け水が豊富で、見事な白布を掛けたような滝姿だった。
 ピンク色の「梵字の蔵」が目印で、最初は怪しげな施設かと思ったが、実はボルダリング施設だった。
  滝の前には吊り橋があり、渡るとワイン貯蔵庫がある。
 三段に曲流する滝は、水量が多いと亀の甲羅が流れ落ちるように見えるという。
亀の滝(カメノタキ) 落差60m 評価6
 亀の甲羅を見いだすことはできなかった。名付けた人の想像力には脱帽である。
 滝の映像



撮影2006/6/25
 湯殿山参りの行者が身を清めたと伝わる落口の滝。
落口の滝(オチグチノタキ) 落差30m 評価4
 田麦俣の旧道と新道が交差する地点から遠望でき、規模の大きさがわかる。
 田麦俣は湯殿山参拝の宿場町として栄え、三層構造の茅葺き住宅が発展した。旧渋谷家住宅は国の重要文化財、旧遠藤家住宅は山形県指定有形文化財である。
七つ滝(ナナツダキ) 落差50m 評価8
 対岸の展望所から望むその姿は、上部がふくらみ、下部が直瀑となる独特の形状をしている。
 滝の映像



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