妙法の滝(Myoho no taki)

愛知県新城市門谷鳳来寺
 鳳来寺山は鳳来寺、東照宮で有名ですが、芭蕉が訪れて俳句を詠んだことでも知られています。更にあまり知られていませんが妙法の滝という滝もあります。


撮影2018/1/14
 鳳来寺山に妙法の滝があるというので訪ねてみました。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、帽子、手袋、レインウェア
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
 ・食料(カップヌードル×1、おにぎり×2、キャラメル×1、チョコレート×1、ペットボトル×4) 、熱湯用水筒
(10時00分)
 参道は車道ですので奥にも駐車場がありますが、折角ですので参道の雰囲気を楽しもうと県道沿いの駐車場から歩いて行くことにしました。
 樹齢1400年、樹高9メートルの天然記念物のねずの樹です。樹齢、樹高ともに非常に珍しいとのことです。
 鳳来寺山は芭蕉が訪れたことでも知られていますが、山頭火、若山牧水など多くの歌人に詠まれた景勝地です。
 標高は695メートルで瑠璃山が最高峰となります。元々、火山でしたので、所々、溶岩が現れています。
 実は芭蕉は途中で腰が痛いといって引き返しており、山頂への登山は断念しています。
 芭蕉が詠んだ句は「こがらしに岩吹きとがる杉間かな」というもので、芭蕉が引き返した場所に句碑がたっています。
(10時30分)
 ここからいよいよ1425段の石段の始まりです。
 1651年建立の重要文化財の仁王門です。
 樹高60メートルの傘杉です。一説にはこの杉が日本で最も背が高い樹木ではないかと言われています。樹高も凄いですが、何よりもまっすぐに伸びた姿は本当に美しいと思います。
 松高院という僧坊です。
 松高院は鍵がかかっていて中には入れませんが、石段を登ると上から俯瞰することが出来ます。
(10時50分)
 松高院のすぐ上の空き地に「妙法滝 是より二町四間」との標識がありました。二町四間とは225メートルです。
 僧坊の跡地を抜けて沢へと向かいます。
 右岸にうっすらと踏み跡がありました。
 水量は少なく不安になります。
 倒木によって沢が完全に塞がれていました。倒木の上を慎重に歩いて上流へと進みます。
 倒木を歩く前に右側に落差はありませんが、いい感じの氷瀑がありました。特に滝つぼのあたりが結晶化してきらきらと輝いており、最初はこれが妙法の滝かと思ってしまいました。
妙法の滝 (ミョウホウノタキ)地図 落差15m 評価6
 倒木の先に落差15メートルの妙法の滝が見えました。
 水量は少ないですが、一部が氷瀑となっています。もう少し寒い時に来れば、もしかすると凄い氷瀑が見れるかもしれません。
 滝の映像
(11時30分)
 道なき道を歩いた為、妙法の滝を見るのに40分ほどかかってしまいました。
 こちらは龍の爪あとです。鳳来寺は702年に利修仙人によって開山したと伝えられています。
 利修仙人は文武天皇の病気平癒祈願の為に、鳳凰に乗って参内したという伝承があり、鳳来寺の由来となっています。龍のつめあととされていますが、別の説では仙人のおともの鬼がひっかいた爪あととも言われています。
(11時50分)
 ようやく本堂に到着しました。
 ここから時計回りに鳳来寺山を一周することにします。
 途中に見事なつららがありました。
 不動堂です。ここに一筋の滝がかかっていました。
勝岳不動滝 (ショウガクフドウタキ)地図 落差5m 評価1
 利修仙人はここで「ともに鳳来寺の守り神になろう」とお供の3匹の鬼の首をはね、本堂の下に埋めた後、入寂されたそうです。
 杉の切り株のところに六本杉の説明板が置かれていました。利修仙人が霊木7本杉の1本を切って薬師如来を刻み本尊として祀った為、残りを六本杉というそうです。
 鳳来寺の奥の院に着きましたが、かなり廃れた感じです。
(12時45分)
 ようやく山頂に到着しました。ここで昼食休憩をとります。
 展望の良いところまで3分という看板に従って見てきました。
 南アルプスが良く見えました。
 13時30分に山頂を出発します。帰りは鷹打場を経由する周回コースにしました。
 こちらは途中の天狗岩です。
 鷹打場に到着しました。
 先端から見るとさえぎるものがないので、南アルプス方面が良く見えます。
 登山道を降っているとようやく東照宮が見えました。
 昔、松平広忠と於大の方が子宝祈願のために鳳来寺に参拝したところ、間もなく家康を懐妊したそうです。
(14時40分)
 その後、鳳来寺では薬師如来を守護する十二神将の一人である真達羅大将の神像が忽然と姿を消し、家康が亡くなるとともにもとの位置に戻っていたと伝えられています。
 これを聞いた三大将軍家光がいたく感動し鳳来寺に東照宮が開かれました。
 子宝祈願にご利益のある鳳来寺らしく狛犬には子犬もいました。
(16時00分)
 ゆっくりと散策したこともあり、6時間の登山となりました。


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