室生寺周辺の滝(Muroojishuhen no taki)


奈良県宇陀市
 室生寺周辺の宇陀市にはたくさんの滝がかかります。



撮影2024/4/12
 県道782号線を走っていると青葉滝1.5キロの案内がありました。
 滝はセメントの道の方に続いているので、滝が御神体ではないようです。
 拝殿の方は閉ざされているので遥拝も投げ銭も出来ません。
 セメントの道を5分ほど歩くと滝に到着します。
青葉滝(アオバダキ) 落差10m 評価7
 落差は10メートルほどですが、水量豊富で付近の秘境感もたっぷりでした。
 岩盤の深い緑色に対し白い水の流れが際立っており実に見事です。
 実は室生には二つの青葉滝があることを知らず、最近この滝の存在を知りました。
 もう一つの青葉の滝は「セイヨウノタキ」と言い2010年12月に訪問済みです。
 滝の映像
 龍穴神社の前を通ったので折角ですのでお参りします。
 全快と同じく車で龍穴まで行きました。
 鳥居をくぐって龍穴のある沢まで降ります。
 2分ほどで遥拝所に着きました。
 いかにも龍が住んでいそうな穴です。
招雨瀑(ショウウバク) 室生 落差15m 評価4
 前回はほとんど水が流れていませんでした。
 でも今回は結構流れています。
 スローシャツターにしたら良い写真が撮れました。
 滝は、直瀑の後、斜瀑となり龍穴の下まで続きます。
 滝の映像
 龍穴神社を過ぎ県道28号線を南下し途中で左折しました。
 満開の桜の中を進みます。
 林道を走っていると右前方に小さな滝が見えました。
 ガードレールの切れ目から沢へと降りて行きます。
奥の谷川の滝 (オクノタニガワノタキ) 落差5m 評価6
 その名の通り奥の谷川にかかる滝でした。
 二段の段瀑で背景の黄土色が特徴です。
 滝の映像
 分岐に戻り今度は右側の分岐を進みます。
 するとオトバヤの滝の案内板がありました。
オトバヤの滝 (オトバヤノタキ) 落差3m 評価3
 支流から流れ落ちる小さな滝です。
 滝の背後に二本の木の棒のようなものがあるのが気になりました。
 滝の映像



撮影2015/4/30
 宇陀市役所の北方にある青龍寺を目指します。
 青龍寺の駐車場に車を停めさせて貰って、東海自然歩道を20分弱歩きますが、折角なので青龍寺を見学させて頂きました。
 小さなお寺ですが、さすが奈良です。何気なく不動堂に置かれているご本尊の不動明王が、平安時代末期の製作というから驚きです。
 駐車場から滝のある方角を見ると結構あります。あの谷の奥が滝のある場所です。
 15分ほど歩くとT字路にぶつかりました。東海自然歩道は左に続いており、滝へは右折します。
 右折後すぐに駐車場のような場所に着きましたが、左に続く東海自然歩道は車でも通れる舗装路ですので、どうやら鳥見山公園方面からならここまで車でこれそうです。
 駐車場の先の細い道を進むと、立派な案内板がありました。なぜ、この場所に立てたのか疑問です。そもそも地元限定の信仰の滝なら案内板はいらない訳ですから、いったい誰を対象にしているのかわかりません。初めて来る観光客用なら青龍寺の前とか入口にないと案内にならないでしょう。
 不動堂がありました。滝は板べいに囲われていました。
小鹿野不動の滝(オガノフドウノタキ) 榛原萩原 落差3m 評価2
 小さな滝ですが、太陽の光が当たって虹が出ており、神秘的な感じがします。
 滝の映像
 国道165号線を宇陀市内から名張市方面へ進むと途中で室生寺方面へ向かう立体交差があるのでここを曲り、室生寺とは反対方向へ走ります。
 しばらく走ったところで地道へ入り、アスファルト舗装が切れた辺りに車を停めて歩きます。
 6分ほどで鎌倉の滝の写真付きの案内板がありました。ここから沢へ降ります。
鎌倉の滝(カマクラノタキ) 室生三本松 落差5m 評価4
 左側の垂直な茶色の壁面が特徴で水量も小さな支流なのに結構ありました。
 滝の映像
 室生寺の真ん前から「室生山上公園芸術の森」を目指します。
 入口に弘法の滝、不動明王の案内板がありました。ここから側道を入って行きますが、すぐに行き止まりになるので、車は入口に停めました。
 獣避けの柵を越えます。
弘法の滝(コウボウノタキ) 室生 落差5m 評価2
 黒光したゴヅゴツの壁面をちょろちょろと水が流れていました。
 滝の映像
 県道28号線を南に少し走ったところにある宇野川橋の手前を左折します。
 この林道は未舗装で車には結構厳しい道です。パンクしないようにゆっくりと走りました。林道が東海自然歩道を兼ねているのですが、途中で林道が左に曲り、東海自然歩道は真っ直ぐ伸びるところにでるので、ここの駐車スペースに車を停めます。
 実はここはどちらを行っても滝に行くことが出来ますが、東海自然歩道は一旦、登って下るので体力的に大変ですが、左の写真の通り、滝への案内板があって確実に滝まで行くことが出来ます。
 林道をそのまま行くと高低差が少ないのですが、あらかじめ滝の場所がわかっていないと大変でしょう。沢を渡らなければならないのも難点です。
南松滝(ナンマツタキ) 室生下田口 落差10m 評価7
 うっそうとした森を抜けると一気に素晴らしい空間に出ることが出来ました。苔むした壁面、琥珀色の滝つぼ、ゆっくりと流れる滑滝といい素晴らしい景観です。
熊ヶ滝(クマガタキ) 室生下田口 落差10m 評価7
 左側の踏み跡を登ると上段の熊ヶ滝の前にも立つことが出来ます。
 こちらもきれいな滑滝でした。
 滝の映像
 享保時代(1700年頃)の回国供養碑です。
 回国供養碑からしばく走ると橋がありますが、ここで石割川が西の川に注いでいます。
音羽滝(オトワタキ) 室生田口 落差5m 評価4
 石割川が西の川に注ぐのが音羽の滝です。草のつるのようなものが壁面を板のように覆っていました。
 滝の映像



撮影2015/4/29
 国道166号線で東吉野村から宇陀市に入って地道へ入ってしばらく走るとひばり青蓮寺の駐車場があるのでそこに車を停めます。
 奥へ向かって歩いていると鼓ヶ滝の案内板があります。
鼓ヶ滝(ツヅミガタキ) 菟田野 落差15m 評価3
 沢まで降りると小さな渓流瀑がありました。案内板には「鼓を打つ音に似ていることから名づけられた滝」と書かれていましたが、この場にいるとそんな気がしてくるので不思議です。
 滝の映像
 国道369号線を走っていると滝谷不動尊の大きな案内板がありました。
 案内板のところから地道に入りどんどん奥へ進むと滝谷不動尊の社が見えます。その奥に目的の滝が見えました。
滝谷不動滝(タキタニフドウタキ) 榛原内牧 落差10m 評価3
 10メートルほどの斜瀑です。苔むした岩盤の上を滑るように流れていました。
 滝の映像



撮影2013/8/10
 大阪へ行く途中に、室生湖沿いの未訪問の滝へ行くことにしました。
 最初の滝は黒滝です。大谷橋の近くの路肩に車を停めて、橋の袂から左岸を遡るとすぐに見ることが出来ます。
黒滝(クロタキ) 榛原山辺三 落差6m 評価4
 残念ながら水がほとんどありませんでした。でも、壁面全体が黒く光っていることから、水量がある時なら結構な迫力があるのかもしれません。
 滝の映像
 室生湖の右岸沿いの道を上流に向かって走っていると橋が見えました。橋の袂から林道へ入って行きますが、途中から草ぼうぼうとなっていたので、近くの空き地に車を停めて歩いて行くことにします。
 5分ほど歩いていると沢を横切るところへ出ました。
 すると前方にきれいな斜瀑が見えました。事前の資料がなかったので、これが仏の小屋滝と思い引き返そうと思ったのですが、滝の右側を歩いて越えれそうだったので、もう少し行って見ることにしました。
仏の小屋滝(ホトケノコヤタキ) 榛原檜牧 落差8m 評価6
 前衛滝を越えたとたんに大きな滝つぼを従えたもっと大きな滝が現れました。引き返さなくて良かったです。これが本当の仏の小屋滝のようです。
 黒い壁面の真ん中ほどを流れており、水量がある時ならもっと太い流れになるものと思われます。
 滝の映像
 



撮影2013/6/22
 曽爾村からの帰りに通りかかったので、少し立ち寄ってみました。
西ヶ滝(ニシガタキ) 室生瀧谷 落差10m 評価5
 水量の多さ、周りの木々の緑、前回よりも数段いい滝になっていました。



撮影2010/12/19
 室生寺周辺の滝に行ってきました。
小原の滝(オハラノタキ) 室生小原 落差7m 評価4
 やまなみロードと県道781号線が交差している近くにかかります。
 県道から見たので良くみえませんでした。沢まで降りれば全容がわかるかもしれませんが、パット見がしょぼかったのでやめました。
 国道165号線の三重県境に近い所に日蓮宗の青葉寺(セイヨウジ)があります。
 ここに車を停めて、3分ほどで青葉(セイヨウ)の滝へ行くことが出来ます。
 青葉の滝の上に磨崖仏がありました。
青葉の滝(セイヨウノタキ) 室生三本松 落差7m 評価5
 階段状になった黒い岩の上を水が流れ落ちていました。
 滝の映像
 大野寺弥勒摩崖仏は宇陀川を挟んで大野寺の反対側の絶壁に彫られています。
 承久の乱で有名な後鳥羽上皇の命で彫られたそうです。
竜鎮の滝(リュウチンノタキ) 榛原荷阪 落差5m 評価6
 室生ダムを過ぎてさらに進むと、竜鎮渓谷があります。竜鎮橋の袂に車を停めて、5分ほどで行くことが出来ます。
 上流に大きな滝つぼを伴った小さな直瀑、下流に甌穴が続く滑滝があり、竜が沢を昇っているように見えます。
 小さな滝ですが、滝つぼの深い緑色がいかにも神秘的でした。
 滝の映像
西ヶ滝(ニシガタキ) 室生瀧谷 落差10m 評価4
 室生寺へ向かうバイパスを進むと、室生トンネルがあります。このトンネルの右側に見ることが出来ます。
 水量が少なく少し物足りませんでした。落ち葉がたくさんあり、紅葉の時、来れば良かったようです。
 滝の映像
 室生寺は女性の入山が禁止されていた高野山に対し、女性が入山出来ることで、女人高野と呼ばれます。
 仁王門です。
 平安初期に建造された国宝の金堂です。
 金堂内には、国宝の釈迦如来立像、十一面観音菩薩像をはじめ、数々の仏様が並べられていて壮観です。特に鎌倉時代の運慶の作と伝えられている十二神将像は表情が豊かで今にも動き出しそうです。堂内は撮影禁止の為、ポスターを撮ってきました。
 金堂の左隣には、鎌倉時代に建造された弥勒堂があります。
 弥勒堂にもたくさんの仏様がいらっしゃいますが、堂内は撮影禁止の為、国宝の釈迦如来坐像を望遠レンズで撮りました。
 鎌倉時代建造の国宝の灌頂堂です。
 真言密教で最も大切な法儀は灌頂、すなわち水行です。この灌頂堂は灌頂を行う場所で、室生寺の中心とも言える場所の為、本堂とも呼ばれています。
 滝名に不動滝が多いのも、真言密教の灌頂と深く関係しています。
 室生寺と言えば、茅葺の五重塔と言うくらい有名な国宝の五重塔です。五重塔としては、法隆寺の五重塔についで古く平安時代初期の建造です。
 長い石段を登ると奥の院にある位牌堂の足組みが見えました。
 階段を登りきって見た位牌堂の全景です。
 鎌倉時代に建造された御影堂です。頂上にある石造りの露盤が珍しいそうです。
 御影堂の背後にある七重石塔です。
 バイパスと県道の合流地点にあります。ここからさらに進むと、天の岩戸、龍穴、招雨瀑へと続く林道入り口があります。
 今でこそ、室生寺の方が有名ですが、室生寺は龍穴神社の神宮寺と呼ばれた時期があったそうです。
 境内は杉の巨木が林立し、神秘的な雰囲気がみなぎっています。パワースポットとしても人気があるようです。
 案内の通り、林道へ入ってしばらく進むと天の岩戸がありました。
 さらに進むと、吉兆竜穴の大きな案内板があり、そこに車を停めて、2分ほどで龍穴を見ることが出来ました。
招雨瀑(ショウウバク) 室生 落差15m 評価4
 竜穴のすぐ上流に招雨滝、別名、竜の滝がかかります。その名の通り、雨乞いの滝です。
 滝の映像
黒岩口の不動滝(クロイワグチノフドウタキ) 室生田口元上田口 落差6m 評価4
 室生寺、龍穴神社を通り過ぎて、さらに県道28号線を南下すると、黒岩口の不動滝があります。バス停のところから堰堤まで行くと滝を真近で見ることが出来ます。
 上流の沢から大きな石が転がって、その間を縫うように滝が落ちていました。
 滝の映像



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