駿府公園紅葉山の滝(Sunpukoen momijiyamateien no taki)

静岡県静岡市葵区駿府城公園1
 駿府城は今川氏の館がありましたが、徳川家康によって本格的な城郭として整備されました。
 家康が晩年を大御所として凄し、江戸時代は幕府直轄地とされています。
 現在は駿府城公園として静岡市によって整備、運営されています。


撮影2024/7/2
 北御門から公園にはいります。
 紅葉山庭園は歴史のある庭園ではありませんが、本格的な池泉回遊式大名庭園で、非常に見ごたえがありました。
 庭園は里の庭、海の庭、山の庭、山里の庭の四つのエリアに分かれ、海の庭は箱根越えの石畳、城ヶ崎など伊豆の風景を石組みで表現しています。
滝石組(タキイワグミ)地図 落差5m 評価1
 この滝石組は河津七滝、宇久須三滝など伊豆の滝を表現しているのかもしれません。
 手前は三保松原に見立てた州浜がきれいです。奥には富士山も見えました。
 富士山の左脇には川が流れていますが、もしかすると富士川でしょうか。
二段落ちの滝(ニダンオチノタキ)地図 落差5m 評価3
 川を辿っていくと山の庭エリアの最深部、二段落ちの滝に着きました。
 左右二本に分かれて流れ滝つぼには小さな石(鯉魚石?)が置かれているので、龍門瀑かもしれません。
 滝の映像
 山の庭から富士山に登ると庭園越に静岡県庁が見えますが、先日行った明石市とは大違いで、超高層ビルは見えません。実際、静岡市には30階建て以上の超高層ビルはないようです。
 静岡市の人口は1990年の73万人をピークに年々減って現在は66万人ですが、この景色を見てると静岡市は成長していない街なんだと実感出来ました。
滝石組(タキイワグミ)地図 落差5m 評価1
 さらに進むと滝石組があります。苔がいかにも自然を感じさせました。
 駿府城公園には二つの櫓が再建されておりこちらは坤(ヒツジサル)櫓です。
 櫓内には兜のレプリカが展示されていました。
 左は今川義元公モデル、右は家康が関ケ原で使用した甲冑で本物は久能山東照宮にあるそうです。
 もう一つが巽櫓で竹千代習いの間などが再現されていました。
 駿府城天守閣は日本で一番大きかったようで、現在発掘調査が進められています。
 でも縮む静岡市には日本一の天守閣を再現する余力はないでしょうね。
 家康は鷹狩が好きだったとのことで、銅像も鷹狩姿でした。
 最後に家康御手植の紀州みかんの木で、静岡みかんの起源とも言われ、県指定天然記念物になっています。



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