増間七滝(Masuma7 taki)

南房総市増間 撮影09/10 総合評価6
 増間ダムの上流部にかかる七つの滝です。一番下から、前蔵引の滝、後蔵引の滝、薬研の滝、狩人の滝、乙女の滝、乙坊の滝、そして最後が坊滝です。
 坊滝を除いて落差も少なく迫力はありませんが、水垢離したとの案内板の通り、信仰の滝でもあります。
 この内、前蔵引の滝と坊滝は遊歩道が設けられている為、簡単に見ることが出来ますが、後の滝はロープを使って降りたり、大変苦労します。この程度の滝ならわざわざ名前を付けなくても良さそうですが、従前からの信仰の影響があるのでしょうか。
前蔵引の滝(マエソウビキノタキ) 落差9m 評価4
 増間七滝の最初の滝です。林道入口から遊歩道で1分ほどで行くことが出来ます。
 鬱蒼とした木々の間を静かに流れ落ちていました。
後蔵引の滝(アトソウビキノタキ) 落差7m 評価3
 林道が大きく左にカーブするところにあります。林道のすぐ下にかかっているので、まず林道から沢に降りて滝上に出ます。それから、左岸を降りて滝前に廻ります。
 ギターの弦のように何筋もの水が流れ落ちていました。
薬研の滝(ヤゲンノタキ) 落差5m 評価3
 大きく左へ迂回した林道が再び沢に戻ってきたあたりから降ります。ほとんど崖としか言いようがない斜面を備え付けのロープを使って降りると沢まで出ます。そこから少し沢を遡行すると滝前へ出ますが、滝は少し右側に引っ込んでおり、しかも滝つぼが深い為、滝を正面から見るのは大変です。
 長靴の中に水が入らないように慎重に歩いて撮った写真が左の写真です。黒光りした岩盤を糸のように水が流れ落ちていました。
狩人の滝(カロウドノタキ) 落差2m 評価3
 薬研の滝から少し進むと、狩人、乙女、乙坊の3つの滝の案内板がありました。林道から案内板に従って、斜面を降ります。薬研の滝の時と同じようにほとんど崖のような斜面を備え付けのロープを使って降ります。途中で分岐になり、右に行くと狩人の滝です。
 沢まで降りましたが、付近に滝らしい景色はありませんでしたが、少し遡行したら、小さな滝が二つ見えました。下段の滝が狩人の滝、上段が乙女の滝です。
乙女の滝(オトメノタキ) 落差6m 評価3
 狩人の滝の右側を乗り越えれば、乙女の滝の滝前に到着です。
 
乙坊の滝(オトボウノタキ) 落差8m 評価3
 乙女の滝の少し上流に乙坊の滝があるのですが、乙女の滝の滝つぼが深いので、備え付けのロープを使って、右岸の崖を登って高巻きします。
 全部で三段からなる滝で、V字型の渓谷を一筋の水がつたっていきました。
坊滝(ボウタキ) 落差23m 評価5
 増間七滝の最深部の滝で地図にも記載されています。
 落差はあるのですが、残念ながら水がほとんど流れていませんでした。

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