京都大原の滝(Kyoto Ohhara no taki)

京都府京都市左京区大原草生町 撮影11/6
 三千院で有名な大原には、境内のそばや中に滝がある寺院がいくつかあります。
 落合の滝は、寂光院(安徳天皇の母である建礼門院が、平家滅亡後隠棲した所であり、『平家物語』ゆかりの寺)の駐車場の真ん前にあります。
 滝前には建礼門院が詠んだ「ころころと小石ながるる谷川の河鹿なくなる落合の滝」の歌碑が立てられていました。
落合の滝(オチアイノタキ) 落差5m 評価4
 道路を挟んで駐車場の反対側に滝があり、道路から見下ろすようにして滝を望みます。
 滝つぼへも頑張れば降りれそうでしたが、それほどの滝でもないのでやめました。
 滝の映像


京都府京都市左京区大原古知平町 撮影11/6
 阿弥陀寺大駐車場へ入ると、さらに奥へ行く道があるので、この道を行けるところまで登って行くと滝脇の駐車場へ着きます。
 滝の説明は何もありませんが、古知谷のカエデの案内板がありました。阿弥陀寺が創建された1609年、既に古木だったという、樹齢800年のカエデの巨木です。
実相の滝(ジッソウノタキ) 落差5m 評価4
 カエデの巨木の隣にひっそりと滝が落ちていました。
 全部で3段の小さな滝で、左の写真は一番上の滝です。
 一番下の滝から中段の滝と下段の滝を見た写真です。
 滝の映像


京都府京都市左京区大原来迎院町 撮影11/6
 三千院の隣にある来迎院の境内にある滝です。境内と言っても、かなり山奥にあり、三千院と来迎院の入り口にある魚山橋から歩いて15分ほどかかります。
 魚山橋の近くに、来迎院を創建した良忍上人絵伝があったので、写真を撮ってきました。
 空也上人や良忍上人は、従来、天皇や貴族のものであった仏教を民衆救済の為の庶民の仏教にしたとのことです。下左から、出家、院生、悟り、勧進、入滅と続きます。
    
 来迎院の参道を歩いていると、浄蓮華院がありました。
 さらに進むと、来迎院の山門がありました。藤原時代の重文、木造薬師如来坐像・木造阿弥陀如来坐像・木造釈迦如来坐像の案内に心惹かれましたが、今回は滝がメインの為、あきらめました。
  最初は参道でしたが、だんだん山道となり、15分ほどでようやく滝前まで来ることが出来ました。魚山橋付近は物凄い人ごみでしたが、さすがにここまで来る人はいないようです。
音無滝(オトナシノタキ) 落差20m 評価7
 滝名の由来は、良忍上人が滝に向かって声明(しょうみょう、仏教の儀式音楽)の修行をしていると滝の音と声明の声が和して、ついには滝の音が聞こえなくなったという故事から来ているそうです。
 確かに滑状の斜面をすべるように水が流れており、滝音と和したという故事もなるほどとうなずけるものがありました。
 又、下段の滝が左右から向き合うように交差するのもユニークでした。
 滝の映像


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