金剛寺庭園枯滝石組(Kongojiteien karetakiiwagumi)

大阪府河内長野市天野町
 金剛寺は奈良時代の天平年間に聖武天皇の勅願によって行基が開いたと伝わる古刹です。



撮影2025/5/27
 金剛寺の日本庭園へ行ってきました。
 室町時代に作庭され、江戸時代に改装されており、右石組の亀島、左五葉松の鶴島が何とも縁起の良い庭園です。
本坊庭園枯滝石組(ホンボウテイエンカレタキイワグミ) 落差3m 時間3m 評価1/10
 亀島の奥に枯滝石組がありました。
 五葉松を抜けると玉石が敷かれた枯れ流れがあります。
本坊庭園枯滝石組(ホンボウテイエンカレタキイワグミ) 落差3m 時間3m 評価1/10
 枯れ流れの上流には一枚石の大きな滝石組が見えました。
 渡り廊下を歩いて奥殿へ行きます。
 金剛寺は南朝の最重要拠点ですが、1354年から1357年の間、北朝方の光厳上皇、光明上皇、崇光上皇、直仁親王の四方が人質として奥殿に幽閉されていました。
 奥殿から額縁庭園を見ることが出来ます。こちらでも枯滝石組を見ることが出来ました。
奥殿庭園枯滝石組(オクデンテイエンカレタキイワグミ) 落差1m 時間4m 評価1/10
 少し雑草が生えてるのが残念です。
 滝の映像
 本坊を出て参道を歩いていると南朝の後村上天皇の行在所がありました。南朝と北朝の行在所が一つの寺内にあるという何とも稀有のお寺です。
 鎌倉時代後期再建の重要文化財に指定されている楼門は大きくて立派でした。
 左右には金剛力士像が安置されています。
 筋塀は門跡寺院の証である5本の定規筋が引かれていました。
 重要文化財の金堂内には国宝の木造大日如来坐像、木造不動明王坐像、木造降三世明王坐像が安置されています。
 多宝塔も重要文化財で建立は平安時代後期ですが、彩色が色鮮やかでした。、現存している多宝塔としては日本最古です。
 御影堂など他にも重要文化財をたくさん見ることが出来ました。



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