百間滝(Hyakken daki)

木曽町三岳屋敷野 総合評価8
 御嶽山の山ふところには百間滝をはじめ、いくつもの滝がかかります。



撮影2016/9/25
 2014年9月27日に御嶽山が噴火しましたが、実は私も当日、奥さんと二人で御嶽山を登ろうと八合目の女人堂を予約していました。計画では早朝、御嶽山に到着し、お昼頃、山頂へ向かう計画でしたが、なぜか奥さんが喉のチェックをしたいと言い出し、急遽、病院によってから行くことになりました。13時頃、山麓近くに着くと入山規制がされており、御嶽山が噴火したとのことでした。奥さん曰く、「MY throat was lucky for us」。
 ということで、2年振りに奥さんと二人で御嶽山を再訪しました。
 御岳ロープウェーのふもとの鹿ノ瀬駅の前は一面にお花畑が広がっていました。
幻の巨大滝(マボロシノキョダイタキ)地図 落差90m 評価5
 実はお花畑に見とれて、家に帰ってお花畑の写真をチェックしたら、幻の巨大滝がしっかりと写っていました。滝マニアらしからぬ失態です。
 標高2690メートルにある日本最高所の滝ですが、水量も豊富な見事な滝でした、
 ロープウェーの山頂駅が飯森高原駅で標高2150メートルになります。
 中央アルプスがきれいに見えました。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、帽子、手袋、レインウェア
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
 ・食料(カップヌードル×1、おにぎり×2、キャラメル×1、チョコレート×1、ペットボトル×4) 、熱湯用水筒
(9時10分)
 山頂までは3.9キロですが、今は行くことが出来ません。
 現在は噴火警戒レベル2で火口周辺には行くことが出来ないので、今回は登山道最高地点のニノ池手前を目指すことにします。
 七合目の行場山荘までは木片が敷き詰められ、快適に歩くことが出来ます。
 中の湯から登ってくる登山道にぶつかりますので、ここを右へ曲がります。
(9時17分)
 ほどなく七合目の行場山荘へ着きました。
 小さな滝がありましたが、名前はないようです。
 登山道の紅葉もきれいです。
 ナナカマドが真っ赤な実をつけていました。
(10時17分)
 七合目から1時間で八合目の女人堂へ着きました。山荘の方に噴火しなければ当日、泊まっていた旨を話すと、良く再訪してくれましたねと言われました。
 献花台がありました。ここで被害にあわれた方へ黙祷しました。
 八合目の標柱です。
 三ノ池への道は崖崩れにより通行禁止になっていました。
 秋の大紅葉ですが、1週間ほど早かったようです。でも、見ごたえがありました。
 九合目の石室山荘が見えてきました。
(11時55分)
 八合目から1時間40分ほどでようやく石室山荘に到着です。
 カップヌードルを持ってきていたのですが、奥さんが山小屋のラーメンを食べたいと言い出し、山小屋特性ラーメンで昼食休憩にしました。
 12時20分に出発しますが、奥さんを山小屋に置いて一人でニノ池まで行くことにします。
 現在は閉鎖されている覚明堂です。
 山頂とニノ池の分岐に来ました。ここから山頂までは立入禁止です。
 ニノ池の方へ少し歩くと標高2930メートルの登山道最高地点に到着しましたが、ここから山頂の鳥居や頂上山荘などが見えます。ここで再度、黙祷します。
 山頂とは逆方向を見ると、摩利支天山が見えました。
(12時45分)
 ニノ池です。手前には通称ニ.五ノ池も見えました。ここで、引き返します。
(15時10分)
 途中、石室山荘で奥さんと合流し飯森高原駅には15時10分に到着です。
 折角ですので、麓の御嶽山霊場の滝にも行って来ました。
日の出滝(ヒノデダキ) 落差5m 評価3
 奥さんが、怖いと言う中、日の出滝に到着です。
 日の出滝の次は大祓滝です。
大祓滝(オオハライタキ) 落差8m 評価4
 当日は参道まで水があふれるほどの水量でした。
 次は松尾滝ですが、ここに四合目の標柱がありました。
 参道の階段を登ります。
松尾滝(マツオタキ) 落差12m 評価4
 この滝が最も落差も変化もありました。
 滝の映像



撮影2010/2/13
 御岳ロープウェイスキー場へ行った帰りに、白川の氷柱群と前回、見損じた御岳信仰の滝を見てきました。
白川氷柱群(シラカワヒョウチュウグン) 落差50m 評価4
 壁面から流れ出す地下水が凍って、幅250メートル、高さ50メートルの大氷柱を作り出します。
 但し、私が行った時は少し溶けて、小さくなっていました。
日の出滝(ヒノデダキ) 落差5m 評価3
 日の出滝、大祓滝、松尾滝は信仰の為に人工的に作られた滝ですが、この辺一帯はまさに霊場で、荘厳な雰囲気が漂っています。
大祓滝(オオハライタキ) 落差8m 評価4
 日の出滝、大祓滝、松尾滝の3つの滝の中では、一番水量豊富です。
松尾滝(マツオタキ) 落差12m 評価4
 3つの滝の中では、最も凍っていました。
こもれびの滝(コモレビノタキ) 落差12m 評価4
 前回とは打って変わって、白一色の滝になっていました。
不易の滝(フエキノタキ) 落差30m 評価4
 不易の滝は地下水が染み出した伏流水の滝ですが、上部は凍っているものの地下水が染み出している下部は冬でも凍っていませんでした。



撮影2007/11/3
 霊峰ラインを車で登り、途中、四合目で不易の滝、こもれびの滝を見てから、六合目の中の湯小屋の駐車場に車を停めました。百間滝へは、ここから、1時間で百間滝展望台まで行くことが出来ます。
 一番左に大正滝、真ん中に雌蝶の滝、真下に雄蝶の滝、そして右に百間滝を一望出来ます。左の写真は展望台から撮ったものですが、大正滝までは広角過ぎて私のカメラでは撮ることは出来ませんでしたが、雌蝶の滝より右側の全容がわかると思います。巨大な滝を一度でこんなにたくさん見れるとは驚きです。
 霊峰ラインの下の猿橋渓谷の紅葉です。上の方は紅葉の見頃がやや過ぎていましたが、この辺はちょうど見頃でした。
こもれびの滝(コモレビノタキ) 落差12m 評価4
 御嶽四合目の百間滝登山口バス停から5分ぐらいです。上が二股に分かれており、下段の滝と合わせて別名、三段の滝とも言います。
不易の滝(フエキノタキ) 落差30m 評価4
 こもれびの滝からさらに5分進むと不易の滝があります。この滝には上流に川がありません。地下水が崖の途中から流れ出している伏流水の滝です。水量はありませんが、何とも不思議な滝です。
大正滝(タイショウダキ) 落差25m 評価7
 展望台から一番左側に見える滝です。他の滝は一文字なのに対し、この滝は私が行った時は、3本の筋に分かれて流れていました。
雌蝶の滝(メチョウノタキ) 落差30m 評価8
 尾根を挟んで、百間滝の向かって左側にかかります。かなりの遠望ですが、水量も多く、水しぶきがほとばしっていました。
雄蝶の滝(オスチョウノタキ) 落差35m 評価8
 展望台の真下の崖を覗き込むようにすると見ることが出来ます。他の滝は10倍の望遠にするとかすんでしまいますが、この滝だけは比較的近くにあるので、普通に見ることが出来ます。滝の落ち口に大きな石があって、それが流れを二分しています。豪快な直瀑の後、さらにもう一段の滝がかかります。
百間滝(ヒャッケンダキ) 落差55m 評価8
 かなりの遠望で、10倍レンズで見ると、霞んでいますが、まっすぐに落ちる見事な直瀑です。雰囲気的には飛騨の白水の滝と似ています。
 真近で、是非、見たいものですが、木曽地震の時以来、登山道が崩壊して行く事が出来ません。登山道にはロープが張ってあり、入り口付近は熊笹が生茂っていました。
 滝の映像



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滝の評価はあくまでも私個人の主観にもとづくものです。又、評価は気象条件等によっても変わることをご承知おき下さい。
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