兜滝(Kabuto taki)

群馬県利根郡川場村生品
 県道64号線を関越道の沼田インターから川場村役場方面へ走り、田沢川の橋を越えたところで左折し、少し進むと兜滝の案内板があり、そこを左折すると兜滝のある公園があります。


撮影2016/4/10
 川場村カルタには「野中に光る兜滝」とありましたが、まさに田んぼの真ん中にポツンとある滝です。
 付近は東屋もあり公園となっています。
 看板のところに階段があり、そこから滝前へ行くことが出来ます。
兜滝 (カブトタキ) 落差10m 評価6
 雪解け時なので水量が多く幅広の壁面を完全に水が覆っています。緩やかな斜面を飛沫を立てることなくゆっくりと流れる姿は大変、優雅でした。
 滝の映像
 朝の6時に兜滝を訪れた後、本日の目的地である日本百名山の武尊山を目指します。
 一般的には反対側のみなかみ町の裏見の滝から登りますが、標高差が1千メートル以上あり、時間も4時間かかります。しかしながら川場スキー場のリフト降り場からだと、標高差200メートルほどで2時間程度で行くことが出来ます。
 ただ、川場スキー場は4月上旬で営業をやめてしまうので、このコースを使うのは冬季の積雪期のみとなり、冬山装備が必要となります。
 リフトに乗るには登山届を提出する必要があり、2本乗り継ぐので通常は往復で4本分の1800円必要となりますが、私は帰りはスキーで降りるので2本分を購入しました。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、毛糸帽子、ゴーグル、手袋、スキーウェア (上)、ゲイター、アイゼン(12本爪)、ピッケル
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
 ・食料(カップヌードル×1、キャラメル×1、チョコレート×2、ペットボトル×3、熱湯用水筒)
(9時00分)
 8時30分にリフトが動き始めるのと同時に乗り、9時前にリフト降り場に到着しました。
 スキー靴と板をデポして9時丁度に登山開始です。
 雪が解け始めており、斜面に亀裂がはいっています。誤ってこの上に乗ると滑落してしまうので、慎重に歩きます。
 目の前に剣ヶ峰2020メートルがそびえており、武尊山へ行くには尖がった山頂を越えないといけません。
(9時40分)
 何とか剣ヶ峰の山頂に着きましたが、左側は絶壁でとても生きた心地がしません。
 谷川岳から武尊山までのパノラマ写真です。
 武尊山までの尾根沿いの道のりが良くわかります。
(9時55分)
 尾根に残った雪の上を歩いて行きますが・・・。
 道を踏み外すと雪渓を滑り落ちてしまうので、慎重に歩きます。
 まだまだ武尊山までは距離があります。
(10時25分)
 30分ほど歩き、だんだんと山頂が近づいてきました。
 斜面の亀裂が所々あり、踏み間違えないようにしないといけません。
(10時50分)
 一面雪景色の平原に出ました。ここから最後の急斜面を登れば山頂です。
 途中からは雪が全くなくなりますが、山頂直下で再び雪になるなど、かえって中途半端で歩きにくくなっています。
(11時15分)
 登山口から2時間15分で到着です。雪道の為、緊張はしますが、時間的には最短と言われる登山道に納得です。
 石の祠がありました。
 御嶽山大神の石板です。
 堂々の一等三角点です。
 山の案内板がありました。
 中ノ岳から剣ヶ峰までのパノラマ写真です。
(12時00分)
 山頂は風もなく穏やかでしたので、カップヌードルを食べて45分ほど休憩し、12時丁度に下山開始しました。
(13時00分)
 剣ヶ峰の麓には1時間ほどで着きましたが、あの尖がったところまで行くのは大変です。左側の山麓沿いの踏み跡をショートカットすることにしました。但し、この道は雪崩のリスクがあるので状況によっては引き返さないといけません。
 上も気にしながら慎重に斜面をトラバースします。
 ようやく登山道と合流しました。
(13時30分)
 帰りは1時間30分で帰り着くことが出来ました。
 この後はスキーに履き替え、背中に思い荷物を背負っているのでゆっくりと滑り降りました。
 登山者はリフトとリフトの間を歩かなければなりませんが、私はスキーであっという間に滑り降りることが出来ました。でも、久しぶりのスキーで尚且つ春スキーで雪のコンディションが良くないので、足への負担が結構かかりました。背中の荷物の重さも歩いていると感じませんが、滑っていると堪えました。


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